神話の中のリンゴと現実のリンゴ。「リンゴの歴史」
読み始める前に、あらかたの予想はついていた。リンゴの故郷はカザフスタンの山奥で、そこから、のちにシルクロードとなる道を東西に伝って広まっていった。北欧神話やギリシャ神話、聖書など、西洋人が好きな色んな神話伝承の重要アイテムとして使われる。そうした内容だけなら、ふーんまぁ知ってるわ、という感じで終わってたと思う。

リンゴの歴史 (「食」の図書館) - エリカ ジャニク, Janik,Erika, 理恵子, 甲斐
しかし予想外だったのはシードル推し。飲むリンゴという項目にやたらとページが割かれていた。さては書いた人は酒飲みだな?w
シードルはご存知、リンゴの果汁を発酵させたちょっと甘めのお酒。アルコール度はそんなに高くない。かつては水よりも安全な飲み物として各家庭で飲まれ、特にイギリスやフランスで好まれたという。しかしイギリスでは産業革命の際にシードルの作り手が都会に出てしまったり、粗悪なシードルが作られるようになったりして、伝統は廃れてしまったという。料理だけじゃなく飲み物の文化も産業革命で自らぶっ壊しちゃってたよイギリスさん…。
アメリカでは、禁酒法時代にシードルも酒として禁止されてしまって飲まれなくなったという。ひとたび禁止されてしまうと、禁酒法時代が終わってもリンゴの木を植えるところからやり直さなくてはならないので、なかなか復活しなかったのだそうだ。最近ではシードル人気も復活してきているようだが、アメリカでビールのほうが一般的に飲まれるのはそのへんの歴史も絡むらしい。
リンゴというとどうしてもアップルパイなど実を食べるイメージが強かったのだが、ヨーロッパやアメリカでは酒としての利用のほうが多かったようなのも意外だった。デザートとしてリンゴを食べてたのはローマ人までなのか…。
今や世界中で食べられるようになったリンゴ。
しかしリンゴは、その特性上、地域ごとに様々な品種がある。輸出され、グローバルに食べられている品種はそのうちのごく僅か。多くは、その土地に行ってローカルに栽培されているものを探さなければ食べられない。それは、小麦やジャガイモなど他の栽培化植物と同じことだ。
巻末には代表的な品種の一覧が載っていたが、世の中には実はもっと沢山の、様々な味や見た目のリンゴがある。とても奥の深い世界なのだ。

リンゴの歴史 (「食」の図書館) - エリカ ジャニク, Janik,Erika, 理恵子, 甲斐
しかし予想外だったのはシードル推し。飲むリンゴという項目にやたらとページが割かれていた。さては書いた人は酒飲みだな?w
シードルはご存知、リンゴの果汁を発酵させたちょっと甘めのお酒。アルコール度はそんなに高くない。かつては水よりも安全な飲み物として各家庭で飲まれ、特にイギリスやフランスで好まれたという。しかしイギリスでは産業革命の際にシードルの作り手が都会に出てしまったり、粗悪なシードルが作られるようになったりして、伝統は廃れてしまったという。料理だけじゃなく飲み物の文化も産業革命で自らぶっ壊しちゃってたよイギリスさん…。
アメリカでは、禁酒法時代にシードルも酒として禁止されてしまって飲まれなくなったという。ひとたび禁止されてしまうと、禁酒法時代が終わってもリンゴの木を植えるところからやり直さなくてはならないので、なかなか復活しなかったのだそうだ。最近ではシードル人気も復活してきているようだが、アメリカでビールのほうが一般的に飲まれるのはそのへんの歴史も絡むらしい。
リンゴというとどうしてもアップルパイなど実を食べるイメージが強かったのだが、ヨーロッパやアメリカでは酒としての利用のほうが多かったようなのも意外だった。デザートとしてリンゴを食べてたのはローマ人までなのか…。
今や世界中で食べられるようになったリンゴ。
しかしリンゴは、その特性上、地域ごとに様々な品種がある。輸出され、グローバルに食べられている品種はそのうちのごく僅か。多くは、その土地に行ってローカルに栽培されているものを探さなければ食べられない。それは、小麦やジャガイモなど他の栽培化植物と同じことだ。
巻末には代表的な品種の一覧が載っていたが、世の中には実はもっと沢山の、様々な味や見た目のリンゴがある。とても奥の深い世界なのだ。