【もしかして】古代エジプトの墓の壁画に出てくるバッタ、エジプト土着のバッタ…?
いやなんか、エジプトの壁画に出てくるバッタの種類特定できんかなあと思ってエジプトに住んでるバッタの種類とか調べてたら、その名も「エジプトバッタ」というのがいたんですよ。
学名 Anacridium aegyptium
通称 Anacridium aegyptium Egyptian grasshopper Egyptian locust
棲息地 エジプト~トルコの間の東地中海に面した各国
http://www.agri.huji.ac.il/mepests/pest/Anacridium_Aegyptium/
このバッタはトノサマバッタと発生サイクルがだいたい一緒で、4月ごろから8月ごろにかけて幼虫が成長し、夏以降で成虫が発生する。1年に1回の繁殖。特徴として、「イネ科の植物はほとんど食べない」、「果樹などについて木の葉を食べる」。
草を食べる「グレイザー」と木などの葉を食べる「ブラウザー」の区別でいうなら後者。
そして体が6.5cmほどまで成長するそうで、かなりデカいバッタということになる。
見た目はこんな感じで、見た瞬間「…? これ、壁画のやつじゃん」と思ってしまった…。

古代エジプトの墓に描かれるバッタは、パピルスの上など高さのある場所にいる。地面の上には居ない。
そして、大きさがどれほど忠実かは分からないが、トンボやカエルと一緒に描かれているところからして同じくらいのサイズで認識されていたのではないかと思う。
これはルクソールのホルエムヘブの墓。

これはサッカラのカゲムニの墓。

壁画のバッタ、何故かいつも高いところにいるなーとは思ってたけど、もともと草にはつかない生態のバッタを描いていたんだとすると、実は見たまんま現実に忠実な風景だったことになる。というか逆に、他の草を食べるバッタだと、この描き方にはならないんかも…。
エジプトに棲息するバッタの全てを調べたわけではないので特定までは出来ないが、少なくとも、描かれているバッタは、以下の条件に当てはまるのではないだろうか。
・それなりにデカい
・色は茶色い(カラーリングは忠実なはずなので)
・斑点模様がある
・パピルスの上に乗っかるような生態
今のところ、この「エジプトバッタ」はかなり有力な候補と言えるのではないだろうか。
というかこのくらい誰か既に研究して論文出てそうな気もするけど。見つからなかったので。無かったら誰か代わりに研究して論文読ませてくださいw
参考までに、モロッコトビバッタ
顔がやや三角形に近くとがっているので、壁画のまるっこいバッタとはちょっと違う。

サバクトビバッタ。
昼間は地面にいることが多いところからしても壁画のバッタの条件にあまり一致しない。
あと模様のパターンがちょっと違う。


https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20140115/380086/?P=2
あと「エジプトバッタ」はイネ科を食べないので、イネ科に属する麦も食べないってことなんですよ。
つまり主食の小麦や大麦に危害を加えることがない。
古代エジプトの墓の壁画は理想の世界を描くものなので、「害を及ぼしそうなものは登場させない」「どうしても登場させる必要がある時は縛ったり毒針を抜いたりする」というルールがあります。壁画にバッタが出てくることを許されたのは、そのバッタが、麦を食い散らかさない無害なバッタだったから、というのは理由づけとしては納得がいくと思います。
学名 Anacridium aegyptium
通称 Anacridium aegyptium Egyptian grasshopper Egyptian locust
棲息地 エジプト~トルコの間の東地中海に面した各国
http://www.agri.huji.ac.il/mepests/pest/Anacridium_Aegyptium/
このバッタはトノサマバッタと発生サイクルがだいたい一緒で、4月ごろから8月ごろにかけて幼虫が成長し、夏以降で成虫が発生する。1年に1回の繁殖。特徴として、「イネ科の植物はほとんど食べない」、「果樹などについて木の葉を食べる」。
草を食べる「グレイザー」と木などの葉を食べる「ブラウザー」の区別でいうなら後者。
そして体が6.5cmほどまで成長するそうで、かなりデカいバッタということになる。
見た目はこんな感じで、見た瞬間「…? これ、壁画のやつじゃん」と思ってしまった…。
古代エジプトの墓に描かれるバッタは、パピルスの上など高さのある場所にいる。地面の上には居ない。
そして、大きさがどれほど忠実かは分からないが、トンボやカエルと一緒に描かれているところからして同じくらいのサイズで認識されていたのではないかと思う。
これはルクソールのホルエムヘブの墓。
これはサッカラのカゲムニの墓。
壁画のバッタ、何故かいつも高いところにいるなーとは思ってたけど、もともと草にはつかない生態のバッタを描いていたんだとすると、実は見たまんま現実に忠実な風景だったことになる。というか逆に、他の草を食べるバッタだと、この描き方にはならないんかも…。
エジプトに棲息するバッタの全てを調べたわけではないので特定までは出来ないが、少なくとも、描かれているバッタは、以下の条件に当てはまるのではないだろうか。
・それなりにデカい
・色は茶色い(カラーリングは忠実なはずなので)
・斑点模様がある
・パピルスの上に乗っかるような生態
今のところ、この「エジプトバッタ」はかなり有力な候補と言えるのではないだろうか。
というかこのくらい誰か既に研究して論文出てそうな気もするけど。見つからなかったので。無かったら誰か代わりに研究して論文読ませてくださいw
参考までに、モロッコトビバッタ
顔がやや三角形に近くとがっているので、壁画のまるっこいバッタとはちょっと違う。
サバクトビバッタ。
昼間は地面にいることが多いところからしても壁画のバッタの条件にあまり一致しない。
あと模様のパターンがちょっと違う。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20140115/380086/?P=2
あと「エジプトバッタ」はイネ科を食べないので、イネ科に属する麦も食べないってことなんですよ。
つまり主食の小麦や大麦に危害を加えることがない。
古代エジプトの墓の壁画は理想の世界を描くものなので、「害を及ぼしそうなものは登場させない」「どうしても登場させる必要がある時は縛ったり毒針を抜いたりする」というルールがあります。壁画にバッタが出てくることを許されたのは、そのバッタが、麦を食い散らかさない無害なバッタだったから、というのは理由づけとしては納得がいくと思います。