温暖化で水がピンチな時は! インド北部高地の対策が面白い
インド最北部のラダック地方は、地図で見るとほぼ国境で標高は3,500m。観光ガイドでは「小チベット」と表現されているが、その表現どおり住んでいる人々の顔立ちも衣装も、国境の向こうのチベット高原そのままである。
そのラダックで、温暖化のため発生している水不足を「仏塔」で解消しようという面白い試みが行われている。
インド 気候変動と闘う「氷の仏塔」
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/062200370/
※7月号の本誌に全文掲載されている
![ナショナル ジオグラフィック日本版 2020年7月号 [雑誌] - ナショナルジオグラフィック](https://m.media-amazon.com/images/I/51t+HaImkwL._SL160_.jpg)
ナショナル ジオグラフィック日本版 2020年7月号 [雑誌] - ナショナルジオグラフィック
原因は、気候変動で積雪が減ったこと、氷河が後退したこと、気温が急激に上昇するため雪どけが早まったこと。
高地では冬の積雪が春の農耕に必要な水源となるのだが、農業の開始時には既に雪が溶けてしまい、さらに氷河から溶け出す水が到達するのも遅くなって、水が不足するようになってたのだという。
そこで考え出されたのが、「冬の間に水を氷にして積み上げておけばいいじゃん?!」という方法。とても簡単なのだが、これが効果的なのだという。円錐形に積み上げた氷夏まで少しずつ溶けながら小川に流れ込む。これを「仏塔」と名付けているのは小チベットならではだ。まさに「生活の知恵」。これなら、水くみポンプとポンプを動かす燃料だけあれば、とくに工事とかしなくてもどこの村でも出来る。

この、ほんのちょっとの工夫で、この地方は気候変動の時代でも生き延びることが出来る。
気候変動に対面するとき、他人を責めるばかりで何のアイデアも出さない、声だけデカい人にこれ見せてやりたい。
大事なのは、いかにして生き残るかということ。人間の知恵は他人を責めて自己満足するだけではなく、生き残るためにこそあると思うんだ。
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そのラダックで、温暖化のため発生している水不足を「仏塔」で解消しようという面白い試みが行われている。
インド 気候変動と闘う「氷の仏塔」
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/062200370/
※7月号の本誌に全文掲載されている
![ナショナル ジオグラフィック日本版 2020年7月号 [雑誌] - ナショナルジオグラフィック](https://m.media-amazon.com/images/I/51t+HaImkwL._SL160_.jpg)
ナショナル ジオグラフィック日本版 2020年7月号 [雑誌] - ナショナルジオグラフィック
原因は、気候変動で積雪が減ったこと、氷河が後退したこと、気温が急激に上昇するため雪どけが早まったこと。
高地では冬の積雪が春の農耕に必要な水源となるのだが、農業の開始時には既に雪が溶けてしまい、さらに氷河から溶け出す水が到達するのも遅くなって、水が不足するようになってたのだという。
そこで考え出されたのが、「冬の間に水を氷にして積み上げておけばいいじゃん?!」という方法。とても簡単なのだが、これが効果的なのだという。円錐形に積み上げた氷夏まで少しずつ溶けながら小川に流れ込む。これを「仏塔」と名付けているのは小チベットならではだ。まさに「生活の知恵」。これなら、水くみポンプとポンプを動かす燃料だけあれば、とくに工事とかしなくてもどこの村でも出来る。
この、ほんのちょっとの工夫で、この地方は気候変動の時代でも生き延びることが出来る。
気候変動に対面するとき、他人を責めるばかりで何のアイデアも出さない、声だけデカい人にこれ見せてやりたい。
大事なのは、いかにして生き残るかということ。人間の知恵は他人を責めて自己満足するだけではなく、生き残るためにこそあると思うんだ。
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