エジプトのロイヤル・マミーズ・パレード、盛大に行われる。気になるのは残りのミイラの行方だが…。
4/3に行われた黄金のパレード、1時間フルの動画
https://www.youtube.com/watch?v=cHaYy471EwU&t=1s
めっちゃ派手だなオイ。さすがエジプトさんや。
ラメセス2世陛下とかこういうの好きそう。
たぶん天皇即位の儀式で平安時代のお祭りを再現してるうちの国の儀式を他の国の人が見た時の感情もこんな感じ…。
ただエジプトの場合、一度途切れて数千年忘れてた古代を再現しているものなので、ちょっと微妙というか「ナンチャッテ古代エジプト」というか、近代のケルト・リバイバルのような「エジプト風創作」と思ったほうがいいです。
で、この演出の中に、「何語なのかわからんコーラス入ってたんだけどあれ何?」という話があったんですよね。
あれは、古代エジプト語を出来る限り再現した、古代風の架空の言語によるコーラスです。
※この動画の23:22~の部分
https://www.youtube.com/watch?v=mSvZZoLeCZQ&t=950s
タイトルは「Hymn of Isis」
作曲したのはエジプトの作曲家、Hesham Nazih氏。
ヒュムノス…架空言語…うっ頭が
歌ったのがただの人間で良かった(?)。

歌詞は以下
Ramat ntru 'Ana baju Mats hunut waet
Sanaj 'ana 'iist bgh 'ana 'iis jt af
Sanaj 'ana 'iist ants hunawt amanat tawaa 'am asybwaa
Sanaj 'ana 'iist ayrt re wr husut 'am sabat
Sanaj 'ana 'iist radaa ns eat 'ana nysw bitaa
意味(直訳)
山の上にいる人や神々よ
彼女(イシス)は唯一の女性
イシスの恐怖、彼女は日を産むために
イシスの威光、彼女は西と2つの土地を一緒にする女性である
ラーは恐れる。彼女が地方におけるラーの偉大な目だからである
イシスには威光がある。彼女が上下エジプトの王(ファラオの伝統的な呼び方)に多くを与える者である
*山というのが何のことか判らない。
*iistはたぶんイシスの古代名イセトのこと
*「ラーの偉大なる眼」なのでこのイシスはセクメト女神と習合した後の姿?
いや、…なんていうかこれ、聞き取れないですよね古代人でも、多分。
そもそも古代エジプト語は死語で古代の発音分からないですし。頑張ってる感じはあるんだけど。ただ、古代エジプト語によるコーラスって世界初かもしれないので、面白い試みだとは思う。
あと、今回お引越しした22人の王や女王たちの名前、全員分が出ているソースが少なかったので、自分で探してきておいた。
*以下は展示される予定の人(時代順)
セケエンラー・タア2世
イアフメス・ネフェルタリ王妃
アメンホテプ1世
トトメス1世
トトメス2世
ハトシェプスト女王
トトメス3世
アメンホテプ2世
トトメス4世
アメンホテプ3世
セティ1世
ラムセス2世
メルエンプタハ
セティ2世
シプタハ
ラメセス3世
ラメセス4世
ラメセス5世
ラメセス6世
ラメセス9世
*以下は展示される予定ではない人
メリトアメン王妃
ティイ王妃
下の二人のうちメリトアメンのミイラは状態があまり良くない。発見された後の保管がマズかったのでだいぶ傷んでしまっている。
ティイは最近名前が特定されたけど異論もあるので、名前間違えてる可能性もあり、もし間違えてたら微妙かもしれない。
疑惑や異論のある王家のミイラはいくつもある。以下も参照のこと
エジプト王のミイラの名前は実はあってるかどうか分からんという話
https://55096962.seesaa.net/article/201504article_14.html
さて、有名どころのミイラはこうして移動したわけだが、もちろん王家のミイラはこれだけではない。
カイロ博物館には王族を含む、まだまだたくさんのミイラが眠っている。それらも今後、移動はするはずなのだが…みんなのお引越しが終わるのは、一体、いつになるのだろうか。
あと王家の谷にぽつんと取り残されているツタン様が、いいベッドに眠れるようになる日は、来るのだろうか…。
https://www.youtube.com/watch?v=cHaYy471EwU&t=1s
めっちゃ派手だなオイ。さすがエジプトさんや。
ラメセス2世陛下とかこういうの好きそう。
たぶん天皇即位の儀式で平安時代のお祭りを再現してるうちの国の儀式を他の国の人が見た時の感情もこんな感じ…。
ただエジプトの場合、一度途切れて数千年忘れてた古代を再現しているものなので、ちょっと微妙というか「ナンチャッテ古代エジプト」というか、近代のケルト・リバイバルのような「エジプト風創作」と思ったほうがいいです。
で、この演出の中に、「何語なのかわからんコーラス入ってたんだけどあれ何?」という話があったんですよね。
あれは、古代エジプト語を出来る限り再現した、古代風の架空の言語によるコーラスです。
※この動画の23:22~の部分
https://www.youtube.com/watch?v=mSvZZoLeCZQ&t=950s
タイトルは「Hymn of Isis」
作曲したのはエジプトの作曲家、Hesham Nazih氏。
ヒュムノス…架空言語…うっ頭が
歌ったのがただの人間で良かった(?)。

歌詞は以下
Ramat ntru 'Ana baju Mats hunut waet
Sanaj 'ana 'iist bgh 'ana 'iis jt af
Sanaj 'ana 'iist ants hunawt amanat tawaa 'am asybwaa
Sanaj 'ana 'iist ayrt re wr husut 'am sabat
Sanaj 'ana 'iist radaa ns eat 'ana nysw bitaa
意味(直訳)
山の上にいる人や神々よ
彼女(イシス)は唯一の女性
イシスの恐怖、彼女は日を産むために
イシスの威光、彼女は西と2つの土地を一緒にする女性である
ラーは恐れる。彼女が地方におけるラーの偉大な目だからである
イシスには威光がある。彼女が上下エジプトの王(ファラオの伝統的な呼び方)に多くを与える者である
*山というのが何のことか判らない。
*iistはたぶんイシスの古代名イセトのこと
*「ラーの偉大なる眼」なのでこのイシスはセクメト女神と習合した後の姿?
いや、…なんていうかこれ、聞き取れないですよね古代人でも、多分。
そもそも古代エジプト語は死語で古代の発音分からないですし。頑張ってる感じはあるんだけど。ただ、古代エジプト語によるコーラスって世界初かもしれないので、面白い試みだとは思う。
あと、今回お引越しした22人の王や女王たちの名前、全員分が出ているソースが少なかったので、自分で探してきておいた。
*以下は展示される予定の人(時代順)
セケエンラー・タア2世
イアフメス・ネフェルタリ王妃
アメンホテプ1世
トトメス1世
トトメス2世
ハトシェプスト女王
トトメス3世
アメンホテプ2世
トトメス4世
アメンホテプ3世
セティ1世
ラムセス2世
メルエンプタハ
セティ2世
シプタハ
ラメセス3世
ラメセス4世
ラメセス5世
ラメセス6世
ラメセス9世
*以下は展示される予定ではない人
メリトアメン王妃
ティイ王妃
下の二人のうちメリトアメンのミイラは状態があまり良くない。発見された後の保管がマズかったのでだいぶ傷んでしまっている。
ティイは最近名前が特定されたけど異論もあるので、名前間違えてる可能性もあり、もし間違えてたら微妙かもしれない。
疑惑や異論のある王家のミイラはいくつもある。以下も参照のこと
エジプト王のミイラの名前は実はあってるかどうか分からんという話
https://55096962.seesaa.net/article/201504article_14.html
さて、有名どころのミイラはこうして移動したわけだが、もちろん王家のミイラはこれだけではない。
カイロ博物館には王族を含む、まだまだたくさんのミイラが眠っている。それらも今後、移動はするはずなのだが…みんなのお引越しが終わるのは、一体、いつになるのだろうか。
あと王家の谷にぽつんと取り残されているツタン様が、いいベッドに眠れるようになる日は、来るのだろうか…。