アサシンクリード・オリジンズ、ディスカバリーツアーで行くべきところ5選: 現存しないところへ行こう!
古代エジプトを舞台にしたオープンワールド・アクションゲーム、「アサシンクリード・オリジンズ」。
その戦闘なしVerとして、風景だけ楽しんでいけるディスカバリーツアーというパッケージが売られていて、動画配信などで冒険してる人もいる。パッケージの中の解説プログラムに沿って旅をするだけでも十分に世界観は味わえると思うのだが、元々はストーリーのあるアクションゲームなので、出来ればゲーム本体をプレイして欲しいな、というところである。
なぜかというと、ディスカバリーツアーで楽しめるのはあくまで「舞台」「風景」だけで、ゲーム本編で起きるイベントが存在しないからだ。
ゲーム本編なら、セクメト女神のお祭りに参加して女神の化身として儀式的な戦闘に参加することも、クレオパトラの宴に呼ばれることも、砂嵐の中で暗殺ターゲットを探して神殿を走り回ることも、太陽神の奇跡を見ることも、そしてアレクサンドリア港の大炎上すらも目の当たりにすることが出来る。(これはとても心臓に悪い。史実だとそのせいで大図書館が燃えているので…)
そして拡張パックを買えば、ルクソール神殿でツタンカーメンの亡霊に襲われることさえ出来る!!
だが、アクションゲームが苦手な人だと「そこまではムリです。」というのはあると思う。
なので、幾つか「ここは絶対行っとけ!」というポイントを紹介しておきたい。選定の基準は、「現代では見に行けないところ/困難なところ」ですよ!
●ヘラクレイオン(水没済)
冗談とかではなく町ごと水没していて現在ははるか沖合の海の底です。この風景はゲームの中でしか見られません。
参考;
「失われた都市」カノポス、(ヘラクレイオン/メノウティス)の水没時期と状況の謎
https://55096962.seesaa.net/article/201805article_13.html
古代エジプト都市・ヘラクレイオン跡から軍船見つかる。(既知のバリス船とは別らしい)
https://55096962.seesaa.net/article/202107article_21.html
場所はココ! ディスカバリーモードだと近くにシャンポリオンの説明ツアーがあるので、ぜひセヌを飛ばして空中から見てみよう!
●アレキサンドリア/マレオティス湖(干上がり済)
アレキサンドリアの町は、北は海に面しているけど南は淡水湖に面している、大きな干潟のような場所に作られてました。
南側からナイルの支流が流れ込んでたんですよね。かつては。だけどナイルの水量が減り、淡水湖のほうは時代とともに埋まり、今ではほぼ消失。かつてのような、海と陸の境目という風景は消えてしまっています。
現代↓
この湖の存在があったからこそ、アレキサンドリアは輸出港としての価値も高かった。ナイル川から運ばれてきた内陸の品をアレキサンドリアに卸し、そこから海路で海外へ運び出す中継地点として優秀だった。
なのでアレキサンドリアの南の湖は愛でて下さい。ゲームの中だけですよ! マレオティス湖に茂る葦を見て、湖に泳ぐ淡水魚が見られるのは!!
●メンフィス(転用され済)
かつての大都メンフィス、その後も継続して人が住み続けていたお陰でかつての神殿跡などは全てきれいさっぱり転用済み、現在ではごく一部の石材や巨大すぎてどうにもならない石像が転がってるだけの「村」になってしまいました。
でもゲームの中なら往時の威厳ある姿のまま。ここにいかないテはありません。
ある意味で私の魂の実家です。私の故郷へようこそ。プトレマイオス朝末期、既に没落しつつある古代エジプト最古の首都の最後の栄光の侘び寂びをともに味わいましょう。
●白砂漠(危険のため立ち入りできず)
砂漠なので現在でも存在はしていますが、ISの台頭や隣国リビアの政変によって砂漠地帯が危険になり、ツアーなどで行くことが困難。(外国人は身代金ビジネスに転がされやすいので金づるとして狙われます。) 外務省の危険度マップでは「不要不急の渡航はやめてください」のレベル2のため、事実上、旅行で訪れることは不可能。この先、状況がすぐに好転する可能性も低いです。
でもゲームの中なら自由に走り回れます! 思う存分に美しい白い砂漠と奇岩の世界を堪能してください。
●アメンエムハト3世葬祭殿(消失済み)
後世に石材が転用されて消失した、ピラミッドに付随する神殿です。「迷宮」と呼ばれるほど複雑でたくさんの部屋も持っていたとされる壮麗な建造物でしたが、ゲーム内で今まさにギリシャ人どもが解体しています。 ともにソベク神の像の前で嘆きの声を上げ、ついでに本編でギリシャ兵をSATSUGAIしていきましょう。
場所はクロコディロポリスのすぐ東のピラミッド直下です。
現在は基盤すらロクに残っていなくて構造が不明なのですが、そこを「迷宮」の伝承のとおり複雑で壮麗な神殿に仕上げてくれているのでマニアも大満足です。
以上、「現在はもう見られない風景」という視点から5つ選んでみました。
今はもうない遺跡に入れる、登れる、走り回れるというのはゲーム世界ならではの体験なのです。特に再現のしようがなく再現画像も出回っていないような遺跡や町が、想像を加えてイイ感じに再現されているのは本当にゲーム世界ならでは、なんですよね。ピラミッドとか大図書館は、再現画像がさんざん出回っているので、ある意味で「既知」なわけですし…。
あとこのゲームは、本編をプレイしていないと行く用事のない絶景ビュースポットも多数あるので、やっぱり本編でプレイして欲しいです。
難易度落としてレベル上げしておけば、多少アクションゲーが苦手でも何とかなったりするので。そしてぶっちゃけた話、ストーリー進めなくても何処でもいけます。 それがオープンワールドの醍醐味でもある。
オリジンズの元ネタ関連はこのへんに集めておいたので、観光案内代わりにどうぞ。
https://55096962.seesaa.net/article/201801article_4.html
それでは、良き古代エジプト・ライフを!
その戦闘なしVerとして、風景だけ楽しんでいけるディスカバリーツアーというパッケージが売られていて、動画配信などで冒険してる人もいる。パッケージの中の解説プログラムに沿って旅をするだけでも十分に世界観は味わえると思うのだが、元々はストーリーのあるアクションゲームなので、出来ればゲーム本体をプレイして欲しいな、というところである。
なぜかというと、ディスカバリーツアーで楽しめるのはあくまで「舞台」「風景」だけで、ゲーム本編で起きるイベントが存在しないからだ。
ゲーム本編なら、セクメト女神のお祭りに参加して女神の化身として儀式的な戦闘に参加することも、クレオパトラの宴に呼ばれることも、砂嵐の中で暗殺ターゲットを探して神殿を走り回ることも、太陽神の奇跡を見ることも、そしてアレクサンドリア港の大炎上すらも目の当たりにすることが出来る。(これはとても心臓に悪い。史実だとそのせいで大図書館が燃えているので…)
そして拡張パックを買えば、ルクソール神殿でツタンカーメンの亡霊に襲われることさえ出来る!!
だが、アクションゲームが苦手な人だと「そこまではムリです。」というのはあると思う。
なので、幾つか「ここは絶対行っとけ!」というポイントを紹介しておきたい。選定の基準は、「現代では見に行けないところ/困難なところ」ですよ!
●ヘラクレイオン(水没済)
冗談とかではなく町ごと水没していて現在ははるか沖合の海の底です。この風景はゲームの中でしか見られません。
参考;
「失われた都市」カノポス、(ヘラクレイオン/メノウティス)の水没時期と状況の謎
https://55096962.seesaa.net/article/201805article_13.html
古代エジプト都市・ヘラクレイオン跡から軍船見つかる。(既知のバリス船とは別らしい)
https://55096962.seesaa.net/article/202107article_21.html
場所はココ! ディスカバリーモードだと近くにシャンポリオンの説明ツアーがあるので、ぜひセヌを飛ばして空中から見てみよう!
●アレキサンドリア/マレオティス湖(干上がり済)
アレキサンドリアの町は、北は海に面しているけど南は淡水湖に面している、大きな干潟のような場所に作られてました。
南側からナイルの支流が流れ込んでたんですよね。かつては。だけどナイルの水量が減り、淡水湖のほうは時代とともに埋まり、今ではほぼ消失。かつてのような、海と陸の境目という風景は消えてしまっています。
現代↓
この湖の存在があったからこそ、アレキサンドリアは輸出港としての価値も高かった。ナイル川から運ばれてきた内陸の品をアレキサンドリアに卸し、そこから海路で海外へ運び出す中継地点として優秀だった。
なのでアレキサンドリアの南の湖は愛でて下さい。ゲームの中だけですよ! マレオティス湖に茂る葦を見て、湖に泳ぐ淡水魚が見られるのは!!
●メンフィス(転用され済)
かつての大都メンフィス、その後も継続して人が住み続けていたお陰でかつての神殿跡などは全てきれいさっぱり転用済み、現在ではごく一部の石材や巨大すぎてどうにもならない石像が転がってるだけの「村」になってしまいました。
でもゲームの中なら往時の威厳ある姿のまま。ここにいかないテはありません。
ある意味で私の魂の実家です。私の故郷へようこそ。プトレマイオス朝末期、既に没落しつつある古代エジプト最古の首都の最後の栄光の侘び寂びをともに味わいましょう。
●白砂漠(危険のため立ち入りできず)
砂漠なので現在でも存在はしていますが、ISの台頭や隣国リビアの政変によって砂漠地帯が危険になり、ツアーなどで行くことが困難。(外国人は身代金ビジネスに転がされやすいので金づるとして狙われます。) 外務省の危険度マップでは「不要不急の渡航はやめてください」のレベル2のため、事実上、旅行で訪れることは不可能。この先、状況がすぐに好転する可能性も低いです。
でもゲームの中なら自由に走り回れます! 思う存分に美しい白い砂漠と奇岩の世界を堪能してください。
●アメンエムハト3世葬祭殿(消失済み)
後世に石材が転用されて消失した、ピラミッドに付随する神殿です。「迷宮」と呼ばれるほど複雑でたくさんの部屋も持っていたとされる壮麗な建造物でしたが、ゲーム内で今まさにギリシャ人どもが解体しています。 ともにソベク神の像の前で嘆きの声を上げ、ついでに本編でギリシャ兵をSATSUGAIしていきましょう。
場所はクロコディロポリスのすぐ東のピラミッド直下です。
現在は基盤すらロクに残っていなくて構造が不明なのですが、そこを「迷宮」の伝承のとおり複雑で壮麗な神殿に仕上げてくれているのでマニアも大満足です。
以上、「現在はもう見られない風景」という視点から5つ選んでみました。
今はもうない遺跡に入れる、登れる、走り回れるというのはゲーム世界ならではの体験なのです。特に再現のしようがなく再現画像も出回っていないような遺跡や町が、想像を加えてイイ感じに再現されているのは本当にゲーム世界ならでは、なんですよね。ピラミッドとか大図書館は、再現画像がさんざん出回っているので、ある意味で「既知」なわけですし…。
あとこのゲームは、本編をプレイしていないと行く用事のない絶景ビュースポットも多数あるので、やっぱり本編でプレイして欲しいです。
難易度落としてレベル上げしておけば、多少アクションゲーが苦手でも何とかなったりするので。そしてぶっちゃけた話、ストーリー進めなくても何処でもいけます。 それがオープンワールドの醍醐味でもある。
オリジンズの元ネタ関連はこのへんに集めておいたので、観光案内代わりにどうぞ。
https://55096962.seesaa.net/article/201801article_4.html
それでは、良き古代エジプト・ライフを!