「ポンペイ」展に行ってきた。エジプトとの繋がりが面白い
コロナ感染者が減らない状況だけど、とはいえ時間制限とか色々対策もされてる昨今、なんとかなるやろ…!
というわけで、ポンペイ展に行ってきた。

https://pompeii2022.jp/
じつは大昔にポンペイに行ったことがある。「暑い」「眩しい」、そして広場から見上げるとベスピオ火山がやたらと近い。ああーこれは噴火したら助からんなあ…と思った覚えがある。
そして裏路地は、現代の基準で見るととても狭い。港から続く売春宿の通りや奴隷部屋は狭くて薄暗い通りの奥にある。こんな狭いところで暮らしていたのか…と思いながら外の表通りに出ると、ひたすら眩しいのである。そんな、陰と陽の入り交じる印象を覚えている。
今回の展示に来ていた壺やモザイク画、アクセサリーなど多くのものは裕福なご家庭の品で、クローズアップされていたのも町の中で有数の大きな邸宅だった。なので、今回のポンペイ展は「名もなき人々の物語」というよりは上層部に位置する一部の裕福層を襲った悲劇の物語、と言うべきかもしれない。
とはいえ、一般人の遺物じゃあパッとしないし、ポンペイといえばモザイク画だったりするから、展示としてはそうならざるを得ない…ところもある。
さて、今回の個人的な見どころだが、「エジプト関連の遺物がけっこうある」というところだ。
ポンペイの滅びたのは紀元後79年、エジプトがローマ属州になってからまだ100年ちょい。距離的にも近い。
ファラオデザインのガラス製の器はアレキサンドリア製の輸入品。異国趣味といったところか。

これは「ファウヌスの家」というところにあったというナイル川風景のモザイク。
エジプトの壁画によくある蓮やカモなどのモチーフを組み合わせてはいるのの、ワニやカバはイタリア半島にはいない動物のためか微妙におかしい(笑) あと黒トキの黒い部分もちょっと違う。この微妙さが面白い。

イシス神官の絵もあった。ローマではイシス様大人気だったので、こういうのもあるのだ。
本来はアメン神の頭についてたはずの二本の羽根がなぜか神官の装備にされてる。頭をつるっつるにするのがエジプトの神官スタイルである。

東地中海世界における、古代エジプト文化の広まりを垣間見ることが出来た。エジプト美術の歴史は、エジプトという土地限定でも、古代エジプト王朝という時間軸限定でもなく、もっと広い範囲で見ないと、その真価が見えてこないと思うんだ。
****
それから、ポンペイといえばお約束の犠牲者の石膏像も…。
まあ…うん、いい形のお尻だなぁ…みたいに不道徳な眺め方をしてしまったんですけどね? 尻丸出しで死んだ姿を人目に晒すとは、この人も生きてた頃には思いもしなかっただろうな。

土産物は柱クッションや炭化パンが宣伝されていたけど、個人的なオススメはワインとリキュールのコーナー。
現地にも売ってた見覚えのあるボトルが並んでて、おっ、これ飲んだな、みたいにちょっと懐かしくなった。今どきは通販でも買えるんだろうけど、もし気になるのがあれば買ってみてもいいかもね。今は旅行に行けないし、自宅でワインとオリーブオイルかけたパンでイタリア気分、ってのもいいかもしれない。
というわけで、ポンペイ展に行ってきた。
https://pompeii2022.jp/
じつは大昔にポンペイに行ったことがある。「暑い」「眩しい」、そして広場から見上げるとベスピオ火山がやたらと近い。ああーこれは噴火したら助からんなあ…と思った覚えがある。
そして裏路地は、現代の基準で見るととても狭い。港から続く売春宿の通りや奴隷部屋は狭くて薄暗い通りの奥にある。こんな狭いところで暮らしていたのか…と思いながら外の表通りに出ると、ひたすら眩しいのである。そんな、陰と陽の入り交じる印象を覚えている。
今回の展示に来ていた壺やモザイク画、アクセサリーなど多くのものは裕福なご家庭の品で、クローズアップされていたのも町の中で有数の大きな邸宅だった。なので、今回のポンペイ展は「名もなき人々の物語」というよりは上層部に位置する一部の裕福層を襲った悲劇の物語、と言うべきかもしれない。
とはいえ、一般人の遺物じゃあパッとしないし、ポンペイといえばモザイク画だったりするから、展示としてはそうならざるを得ない…ところもある。
さて、今回の個人的な見どころだが、「エジプト関連の遺物がけっこうある」というところだ。
ポンペイの滅びたのは紀元後79年、エジプトがローマ属州になってからまだ100年ちょい。距離的にも近い。
ファラオデザインのガラス製の器はアレキサンドリア製の輸入品。異国趣味といったところか。
これは「ファウヌスの家」というところにあったというナイル川風景のモザイク。
エジプトの壁画によくある蓮やカモなどのモチーフを組み合わせてはいるのの、ワニやカバはイタリア半島にはいない動物のためか微妙におかしい(笑) あと黒トキの黒い部分もちょっと違う。この微妙さが面白い。
イシス神官の絵もあった。ローマではイシス様大人気だったので、こういうのもあるのだ。
本来はアメン神の頭についてたはずの二本の羽根がなぜか神官の装備にされてる。頭をつるっつるにするのがエジプトの神官スタイルである。
東地中海世界における、古代エジプト文化の広まりを垣間見ることが出来た。エジプト美術の歴史は、エジプトという土地限定でも、古代エジプト王朝という時間軸限定でもなく、もっと広い範囲で見ないと、その真価が見えてこないと思うんだ。
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それから、ポンペイといえばお約束の犠牲者の石膏像も…。
まあ…うん、いい形のお尻だなぁ…みたいに不道徳な眺め方をしてしまったんですけどね? 尻丸出しで死んだ姿を人目に晒すとは、この人も生きてた頃には思いもしなかっただろうな。
土産物は柱クッションや炭化パンが宣伝されていたけど、個人的なオススメはワインとリキュールのコーナー。
現地にも売ってた見覚えのあるボトルが並んでて、おっ、これ飲んだな、みたいにちょっと懐かしくなった。今どきは通販でも買えるんだろうけど、もし気になるのがあれば買ってみてもいいかもね。今は旅行に行けないし、自宅でワインとオリーブオイルかけたパンでイタリア気分、ってのもいいかもしれない。