【2002年記録】北欧紀行~北極圏・ラップランドへの旅/イェリバーレ ~ オーロラ鑑賞
そして、午後。さっそくサクサクと観光に出かけることにしました。なんせ、日がある時間が短いですからね~。
教会や博物館、図書館などは、午後3時ごろに閉まるんです。はっはっはっ。
はっはっはっ。これが笑わずにいられますかって。…短けー…。
そのとき見下ろしていた大ガラス。…フギン? ムニン?
ドゥンドレッドは山の中腹にあるので、ふもとの町イェリバーレまで行くには、交通手段は、徒歩かタクシーしかありません。
タクシー料金は、一律100クローナ(約1500円)。高いです。日本のホームページで事前に入手した情報では90クローナでしたが、物価がまた上がりました…。
ホテルから発給されていた、1割引クーポンが無くなってしまったために、100クローナです。
冗談じゃねェ。往復で200クローナだと? 列車でどこまで行けると思ってんだヨ!!
一人で行くのは、お馬鹿さんです。4人まで乗れるタクシー。4人で乗るのがベストです。
幸い、犬ぞりに参加した他の日本人3名もこれから町に出かける、とのこと。チャーンス。
「では皆でいきましょう♪ 帰りも待ち合わせして一緒に。」
ってなことで、タクシーに相乗り。これで往復50クローナになりました。
ちなみに、同じ宿に泊まってた「登山が趣味」のご年配のご夫婦は、ふもとまで歩いて来られたそうです。(そして、ふもとのスーパーで出会った。)
歩けない距離ではないが本当に歩きますか…。^^; なんて強いんだ、ニッポンのご夫婦。北極圏でトレッキングとは。
ガッチガチに凍ったピラカンサ。 冬の北欧の日は、とても短い。
11月のはじめだと、午後3時半ごろに日暮れ。町についたのが2時ごろ、駅前で待ち合わせするのが4時。
「じゃ、そゆことで。」
各自バラバラに動き出します。
…と、いっても、まず最初に入ったのは、メインストリートのスーパーだったんだけど^^;
このスーパー、「ドムス」にて、ハリーポッター・キャンディなる紫色の箱を発見。とっても老けた、脚の短いハリーがキバっている絵が描いてありました。
…怖いよう…。
国によって絵が違うとは聞いてたけど、これは無いだろうよ。これは。
何ですか? キテレツの勉三さんに似てますよ?
本屋に入ったら「指輪物語」と「ハリーポッター」並べてありました。
個人的に「シルマリルリオン」は欲しかった…ってそんなことしてる場合じゃないだろう(笑) 何しに行ってんだ、自分。
本屋では、皆に出す絵葉書を購入。そして、暖をとりつつナショジオを立ち読み。
エエ。全世界で立ち読みやりますよ、私は? 本屋がそこにある限り。(そのわりに英語力は極貧。)
町には、色んな施設があります。教会。通りの向こうにある。
北欧の町をブラついていて気がついたんですが、どの町にも、必ず中心に教会があるんですね。
教会を真ん中にして町が発展してるっていう感じで、まず教会のとんがった屋根を見つけると、その周辺にお店やインフォメーションがある、っていう。
昔は、教会が情報の中心地で、遠くの町から来た旅人はここに立ち寄って休みを取ってたっていうから、さもありなん。
ではでは、旅人として、ちょっくら足を踏み入れ~♪
…教会が閉まってました。
なんでやねん。
仕方なく、ドムス周辺のみやげ物屋などをウロつくことにしました。
日暮れ。
午後3時。早くも日暮れのようです。
町の中央にある公園から、ずーっと遠くの、緑色の屋根をした教会が見えてます。
広場には、雪の積もったニワトリの銅像。なんでニワトリなのかは、謎。
町自体はけっこう広いのですが、お店などがあるのは中心部だけ。
まだ時間があるし、どうしよっかなー、とウロウロしていると、教会の手前にツーリスト・インフォメーションを発見。が…
ツーリスト・インフォメーションも、移転中で閉まってた。
くらァ! いくらシーズンオフだからって、何のためのインフォメーションだァ!
ダメじゃん。全然ダメじゃん。
途方に暮れつつ、周りをウロついてみます。
よくよく見ると、ツーリストインフォの建物の壁に、若干つづりは違うものの「ミュージアム」と読める言葉が書いてありました。どうやら、2階・3階に何かあるっぽい。
寒くなってきたし、とりあえず暖が取れるとこ。
と思って入ってみると、なんと、ここは町の歴史(つまり、サーミ人による開拓の歴史)博物館でした♪
らっきー。
今回の旅では、どうやらヨックモックへ行くのは無理そう(現地に来て、列車が夏だけだと知った。)なので、ここで楽しんじゃおう。
炉辺のワタクシ。なりきり。
と、いうわけで、まったりとサーミ人小屋の模型に入り込み、囲炉裏端にてくつろぐの図。
ここ、民族衣装を身にまとった怪しい等身大人形なんかもあって、かなりオモロイです(笑)
入るんタダやし。タダ。
昔の人のスキーとか、狼やリスなど森にいる動物の剥製(触りたい放題! 出血大サービス!)とか、おみやげ物屋さんとか、見る人が見たら狂喜乱舞しそうなルーン文字の刻まれた木片とか、色々在ります。
ここで時間をつぶしていると、タクシーに相乗りしていた日本の人もやって来られたので、早速、ネタ写真を撮っていただきました(笑)
そして、みやげ物屋でサーミ人の衣装についての本を購入。
日本では売ってないです! レア本、レア本~♪←マニア
さすがに日本語のは無かったので、英語のもの。重ねて言いますが、私の英語力は極貧です。^^;
3時半になると、ここも店じまいをはじめました。んー。やっぱ閉まるのはやーい。
しょうがないので、駅の待合室へ。ここもけっこう、暖かいです。
タクシーは、駅舎のおとなりにあるタクシー発着場へ行って呼んでもらいます。明日は早朝から列車に乗るので、駅の構造なども確認して…と。
ヨシ。帰るか♪
その日の夕食は、コテージについてたキッチンで、日本から持ち込んだパスタと、町のスーパーで買ったサーモンと紅茶、ジュース、果物などで済ませました。
で、そのあと、オーロラを見に…バッチリです。
そりゃあもう、犬ぞりの時、あんだけ晴れてたんですよ? 晴天です。見えまくりです。それも、8時ごろ、書いた絵葉書を送ろうとコテージを出るや、目の前にあるんですから。
「あっ…」
って。ちょっとビビりました。(笑)
デカいんですよオーロラ! ラップランドのは緑色なんだそうです。空を横切るようにまるでミズガルズオルムの腹みたいにウネウネと波打ちながら続いていました。
オーロラは北から現れるらしいんですが、波打つ動きは、西から東。
ちょうど、ドゥンドレッドの西は大きな山があるので、山の後ろからオーロラが出てくるみたいに見えました。
この日のオーロラは、カーテン、というよりは、動く「帯」。
でも皆、大喜びで見てました。そして、ジーンズとコート一丁で立ってる私は、日本人のおばさまがたに「薄すぎる」と心配されました^^;
…夜はマイナス20度だって聞いてたのに、4月並の気温ってんで、夜になってもマイナス7度くらいですよ? 全然大丈夫じゃん。
と、もはやこの辺から寒さの感覚が現地なみに鈍感になりつつある適応力旺盛な自分。
現地の人に、「東京の冬はプラス(摂氏が)なんだって? すごいねえ。」とか言われて、「そーなんですよ。暖かいでしょ?」とか答えてるあたりから、冬へのコンプレックスが解けてなくなり弱点がまた一つ消滅。
どんなに寒くったって、摂氏がプラスだから、いいじゃない?! ねえ!
さて、この夜は、前日の飛行機で来た人々の多くにとっては、人生で初のオーロラ鑑賞日でした。
オーロラ目当てで来た方々は、写真を撮るのに、もぉ必死。ひたすらオーロラについてウンチクを述べる人、興奮したように感想を語り続ける人、…
色々でしたが、私はオーロラが写せるような写真機は持ってきて無いし、次の日にルーレオ行く予定だったんで、とっとと寝てしまいました。(オイ)
いっしょに来てた日本人の方がデジカメで撮ってくれました。
10秒くらい露光するんですが、「動かないで! ブレるわよ!」…というので、
露光してる間ずーーっと雪ン中に立ちっぱなし。
ちなみに、踝まで雪に埋もれてます(笑)
右側がオレ。左側が、となりのコテージに泊まってた日本人の女性。
左下のほうに映ってる光は、山のふもとの町の灯です。
何ていうか、オーロラって…
生きてるみたいにウニウニ動く、色のついた雲?
…まさしく、この表現がピッタリだと思われます。カーテン状にはあまりならないみたいです。マジで。
この日はどうやら、真夜中すぎまでオーロラが空にフィーバーしていた模様。
しし座流星群が近づく季節ってこともあってか、時折、オーロラごしに明るく輝く流星が見えるのです。
むしろ私は、オーロラより生まれてはじめて、マトモに流れ星に願いをかけたことのほうが感動しました。
この日は、ちょうど新月の次の日だったとかで、月の光も邪魔せず、写真撮り放題だったそうです。
みなさん夜中までハッスル(古い)していたそうな。
みなさん根性入りすぎっス…。
※当時はまだデジカメはあまり一般的ではなく、高級品でした。
スマホ? そんなものないよあってもガラケーだよ。初期のガラケーは写真とれなかったよ。
教会や博物館、図書館などは、午後3時ごろに閉まるんです。はっはっはっ。
はっはっはっ。これが笑わずにいられますかって。…短けー…。
そのとき見下ろしていた大ガラス。…フギン? ムニン?
ドゥンドレッドは山の中腹にあるので、ふもとの町イェリバーレまで行くには、交通手段は、徒歩かタクシーしかありません。
タクシー料金は、一律100クローナ(約1500円)。高いです。日本のホームページで事前に入手した情報では90クローナでしたが、物価がまた上がりました…。
ホテルから発給されていた、1割引クーポンが無くなってしまったために、100クローナです。
冗談じゃねェ。往復で200クローナだと? 列車でどこまで行けると思ってんだヨ!!
一人で行くのは、お馬鹿さんです。4人まで乗れるタクシー。4人で乗るのがベストです。
幸い、犬ぞりに参加した他の日本人3名もこれから町に出かける、とのこと。チャーンス。
「では皆でいきましょう♪ 帰りも待ち合わせして一緒に。」
ってなことで、タクシーに相乗り。これで往復50クローナになりました。
ちなみに、同じ宿に泊まってた「登山が趣味」のご年配のご夫婦は、ふもとまで歩いて来られたそうです。(そして、ふもとのスーパーで出会った。)
歩けない距離ではないが本当に歩きますか…。^^; なんて強いんだ、ニッポンのご夫婦。北極圏でトレッキングとは。
ガッチガチに凍ったピラカンサ。 冬の北欧の日は、とても短い。
11月のはじめだと、午後3時半ごろに日暮れ。町についたのが2時ごろ、駅前で待ち合わせするのが4時。
「じゃ、そゆことで。」
各自バラバラに動き出します。
…と、いっても、まず最初に入ったのは、メインストリートのスーパーだったんだけど^^;
このスーパー、「ドムス」にて、ハリーポッター・キャンディなる紫色の箱を発見。とっても老けた、脚の短いハリーがキバっている絵が描いてありました。
…怖いよう…。
国によって絵が違うとは聞いてたけど、これは無いだろうよ。これは。
何ですか? キテレツの勉三さんに似てますよ?
本屋に入ったら「指輪物語」と「ハリーポッター」並べてありました。
個人的に「シルマリルリオン」は欲しかった…ってそんなことしてる場合じゃないだろう(笑) 何しに行ってんだ、自分。
本屋では、皆に出す絵葉書を購入。そして、暖をとりつつナショジオを立ち読み。
エエ。全世界で立ち読みやりますよ、私は? 本屋がそこにある限り。(そのわりに英語力は極貧。)
町には、色んな施設があります。教会。通りの向こうにある。
北欧の町をブラついていて気がついたんですが、どの町にも、必ず中心に教会があるんですね。
教会を真ん中にして町が発展してるっていう感じで、まず教会のとんがった屋根を見つけると、その周辺にお店やインフォメーションがある、っていう。
昔は、教会が情報の中心地で、遠くの町から来た旅人はここに立ち寄って休みを取ってたっていうから、さもありなん。
ではでは、旅人として、ちょっくら足を踏み入れ~♪
…教会が閉まってました。
なんでやねん。
仕方なく、ドムス周辺のみやげ物屋などをウロつくことにしました。
日暮れ。
午後3時。早くも日暮れのようです。
町の中央にある公園から、ずーっと遠くの、緑色の屋根をした教会が見えてます。
広場には、雪の積もったニワトリの銅像。なんでニワトリなのかは、謎。
町自体はけっこう広いのですが、お店などがあるのは中心部だけ。
まだ時間があるし、どうしよっかなー、とウロウロしていると、教会の手前にツーリスト・インフォメーションを発見。が…
ツーリスト・インフォメーションも、移転中で閉まってた。
くらァ! いくらシーズンオフだからって、何のためのインフォメーションだァ!
ダメじゃん。全然ダメじゃん。
途方に暮れつつ、周りをウロついてみます。
よくよく見ると、ツーリストインフォの建物の壁に、若干つづりは違うものの「ミュージアム」と読める言葉が書いてありました。どうやら、2階・3階に何かあるっぽい。
寒くなってきたし、とりあえず暖が取れるとこ。
と思って入ってみると、なんと、ここは町の歴史(つまり、サーミ人による開拓の歴史)博物館でした♪
らっきー。
今回の旅では、どうやらヨックモックへ行くのは無理そう(現地に来て、列車が夏だけだと知った。)なので、ここで楽しんじゃおう。
炉辺のワタクシ。なりきり。
と、いうわけで、まったりとサーミ人小屋の模型に入り込み、囲炉裏端にてくつろぐの図。
ここ、民族衣装を身にまとった怪しい等身大人形なんかもあって、かなりオモロイです(笑)
入るんタダやし。タダ。
昔の人のスキーとか、狼やリスなど森にいる動物の剥製(触りたい放題! 出血大サービス!)とか、おみやげ物屋さんとか、見る人が見たら狂喜乱舞しそうなルーン文字の刻まれた木片とか、色々在ります。
ここで時間をつぶしていると、タクシーに相乗りしていた日本の人もやって来られたので、早速、ネタ写真を撮っていただきました(笑)
そして、みやげ物屋でサーミ人の衣装についての本を購入。
日本では売ってないです! レア本、レア本~♪←マニア
さすがに日本語のは無かったので、英語のもの。重ねて言いますが、私の英語力は極貧です。^^;
3時半になると、ここも店じまいをはじめました。んー。やっぱ閉まるのはやーい。
しょうがないので、駅の待合室へ。ここもけっこう、暖かいです。
タクシーは、駅舎のおとなりにあるタクシー発着場へ行って呼んでもらいます。明日は早朝から列車に乗るので、駅の構造なども確認して…と。
ヨシ。帰るか♪
その日の夕食は、コテージについてたキッチンで、日本から持ち込んだパスタと、町のスーパーで買ったサーモンと紅茶、ジュース、果物などで済ませました。
で、そのあと、オーロラを見に…バッチリです。
そりゃあもう、犬ぞりの時、あんだけ晴れてたんですよ? 晴天です。見えまくりです。それも、8時ごろ、書いた絵葉書を送ろうとコテージを出るや、目の前にあるんですから。
「あっ…」
って。ちょっとビビりました。(笑)
デカいんですよオーロラ! ラップランドのは緑色なんだそうです。空を横切るようにまるでミズガルズオルムの腹みたいにウネウネと波打ちながら続いていました。
オーロラは北から現れるらしいんですが、波打つ動きは、西から東。
ちょうど、ドゥンドレッドの西は大きな山があるので、山の後ろからオーロラが出てくるみたいに見えました。
この日のオーロラは、カーテン、というよりは、動く「帯」。
でも皆、大喜びで見てました。そして、ジーンズとコート一丁で立ってる私は、日本人のおばさまがたに「薄すぎる」と心配されました^^;
…夜はマイナス20度だって聞いてたのに、4月並の気温ってんで、夜になってもマイナス7度くらいですよ? 全然大丈夫じゃん。
と、もはやこの辺から寒さの感覚が現地なみに鈍感になりつつある適応力旺盛な自分。
現地の人に、「東京の冬はプラス(摂氏が)なんだって? すごいねえ。」とか言われて、「そーなんですよ。暖かいでしょ?」とか答えてるあたりから、冬へのコンプレックスが解けてなくなり弱点がまた一つ消滅。
どんなに寒くったって、摂氏がプラスだから、いいじゃない?! ねえ!
さて、この夜は、前日の飛行機で来た人々の多くにとっては、人生で初のオーロラ鑑賞日でした。
オーロラ目当てで来た方々は、写真を撮るのに、もぉ必死。ひたすらオーロラについてウンチクを述べる人、興奮したように感想を語り続ける人、…
色々でしたが、私はオーロラが写せるような写真機は持ってきて無いし、次の日にルーレオ行く予定だったんで、とっとと寝てしまいました。(オイ)
いっしょに来てた日本人の方がデジカメで撮ってくれました。
10秒くらい露光するんですが、「動かないで! ブレるわよ!」…というので、
露光してる間ずーーっと雪ン中に立ちっぱなし。
ちなみに、踝まで雪に埋もれてます(笑)
右側がオレ。左側が、となりのコテージに泊まってた日本人の女性。
左下のほうに映ってる光は、山のふもとの町の灯です。
何ていうか、オーロラって…
生きてるみたいにウニウニ動く、色のついた雲?
…まさしく、この表現がピッタリだと思われます。カーテン状にはあまりならないみたいです。マジで。
この日はどうやら、真夜中すぎまでオーロラが空にフィーバーしていた模様。
しし座流星群が近づく季節ってこともあってか、時折、オーロラごしに明るく輝く流星が見えるのです。
むしろ私は、オーロラより生まれてはじめて、マトモに流れ星に願いをかけたことのほうが感動しました。
この日は、ちょうど新月の次の日だったとかで、月の光も邪魔せず、写真撮り放題だったそうです。
みなさん夜中までハッスル(古い)していたそうな。
みなさん根性入りすぎっス…。
※当時はまだデジカメはあまり一般的ではなく、高級品でした。
スマホ? そんなものないよあってもガラケーだよ。初期のガラケーは写真とれなかったよ。