Age of Empireに見る「なんかおかしいニッポン」、なぜおかしくなるのかを考えてみた

ウィンターセールとか色々あったので気がついたら積みゲームが増えてましてですねテヘペロ!
そんなわけで今更、Age of EmpireⅢとかやってたわけです。Ⅲは戦争論のあの人が「戦争は経済活動の一つに過ぎません! さぁ今直ぐ敵をぶちのめしましょう」とか物騒なことを言いつつチュートリアルしてくれます。イエッサー!

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縮訳版 戦争論 (日本経済新聞出版) - カール・フォン・クラウゼヴィッツ, 加藤秀治郎
縮訳版 戦争論 (日本経済新聞出版) - カール・フォン・クラウゼヴィッツ, 加藤秀治郎

ただ、相変わらずストーリーモードの日本編は色々おかしいっすね。
ハリウッドでよく見る、ナンチャッテ・ジャパンという感じ。最近は「ゴースト・オブ・ツシマ」のように外国産でもそれなりに考証のされてるやつは増えてきたんですけど。何かが…何かがおかしい…。

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↑お城のデザインが微妙に西洋風

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↑切腹するのにそのへんの地面に座ってる…

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↑民族の象徴建築で「鳥居」と「大仏」と「東照宮」って時代もレベル感もバラバラすぎるw


で、何でこうなるのかと考えてみたところ、原因は、「日本らしさを醸し出すアイテム」を単品で作ってしまい、それらがどのようなシチュエーションで使われるものなのかを考えずに適当に組み合わせてしまったところにあると思う。

こういうこと。
単体では確かに日本っぽいのだが…。

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・武家屋敷の中に朱塗りの橋はない。公家の家か。京都か。
・仏像は庭にはないw あるとしても社は建てる
・絵馬かけは神社にしかない
・鹿威しは池とセットなので家の側においてはだめ、二つも置かない
・盆栽ひっくり返るだろこれw
・この謎のぼんぼりは何なんだ。ここが神社の入り口ならまだ分からなくもない

とか、単品もしくは適切な組み合わせであれば意味がわかる、日本になるところ、シチュエーション無視になってしまっているのだ。
大仏と鳥居を建造物繋がりでセットにしてしまうのとかもそう。大仏=仏教の象徴で数はそれほどない 鳥居=神道の象徴で神社ならどこでもある とかも、意味を理解していれば、こうはならないはず。

端的に言うとリサーチ不足なのだが、もうちょっと言うと、同じ失敗は我々もやりがとなものだと思う。
たとえば「エジプトといえば神像だろ!」と、冥界神の像を屋外の日の当たるところにデンと建ててしまうようなアレ。異文化に対する理解が断片的だったり、上辺の絵しか見てなかったりすると起きがち。

こうはなりたくないな…もうちょっとちゃんと作りたいよな…。
という自戒を込めて。
それっぽいオブジェを作るときも、それがどういうシチュエーションで使われるものなのかは考えたほうが良い。じゃないと、ナンチャッテになってしまうので。






そして今の御時世では、文化盗用だの差別だのと叩かれがちなので。

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