古代の北欧人はどのように獲物を狩ってきたか。古代人の作った「シェルター的なもの」発見される
日本の縄文時代と言えば、「落とし穴」で狩りをしていた、という話しが有名である。「世界最古の落とし穴」なんてカッコいい名前をつけられた遺跡もある。
しかし、そもそも落とし穴が有効なのは、イノシシのように猪突猛進してくる、あまりジャンプしない中型の動物。シカ科の生き物だと角ひっかける投げ縄のほうが有効(奈良のシカの角切りなんかは、そうしている)。
しかし古代の他の地域はどうしていたのか。たぶん、気候や地形、獲物の種類に応じて狩りの仕方は違ったはず。
――その一つの答えを見つけた。
Ancient remains from reindeer hunting and a forgotten trail in the Norwegian mountains found by glacial archaeologists
https://sciencenorway.no/archaeology-climate-change-glaciers/ancient-remains-from-reindeer-hunting-and-a-forgotten-trail-in-the-norwegian-mountains-found-by-glacial-archaeologists/1984859
ノルウェーの、標高1800-1900mくらいの山で見つかった石積み。ここは寒いので狩人は下から登ってきて狩りをしていたのだろうという。
石積みは、見晴らしのいい場所で獲物を狙う時に身を隠すためのシェルターのようなもの。獲物はトナカイだっただろう、という。

調べてみるとここからは、石器時代の鏃から、鉄器時代の遺物まで幅広く見つかっているようで、おそらく何千年もの間、ここでの狩りは続けられていた。北欧はあまり森がないから、身を隠すところは自分たちで作らないといけないんだ…なるほどなぁ…という感じ。
ちなみにトナカイは日本のシカと違って群れを作るので、近くに群れが来てくれるとそれなりの確度で獲物が狩れる。逆に近づけないとどうにもならない。
あと、ここのところ気候が温暖化していて氷河が溶けているので、こうした高地での遺物探索が活発になっている、という事情もあるらしい。
こちらは楽しそうな考古学者の皆さん。完全に冬山登山の人たちだ…いいなぁ。

トレッキング中の一般人が遺物を見つけた、というようなニュースが多いのも、こうした、そのへんの山に遺物が転がっているからなのだろう。
それこそ日本で、そのへんから石器時代の鏃やフリントナイフが見つかるのと似た感じかもしれない。
しかし、そもそも落とし穴が有効なのは、イノシシのように猪突猛進してくる、あまりジャンプしない中型の動物。シカ科の生き物だと角ひっかける投げ縄のほうが有効(奈良のシカの角切りなんかは、そうしている)。
しかし古代の他の地域はどうしていたのか。たぶん、気候や地形、獲物の種類に応じて狩りの仕方は違ったはず。
――その一つの答えを見つけた。
Ancient remains from reindeer hunting and a forgotten trail in the Norwegian mountains found by glacial archaeologists
https://sciencenorway.no/archaeology-climate-change-glaciers/ancient-remains-from-reindeer-hunting-and-a-forgotten-trail-in-the-norwegian-mountains-found-by-glacial-archaeologists/1984859
ノルウェーの、標高1800-1900mくらいの山で見つかった石積み。ここは寒いので狩人は下から登ってきて狩りをしていたのだろうという。
石積みは、見晴らしのいい場所で獲物を狙う時に身を隠すためのシェルターのようなもの。獲物はトナカイだっただろう、という。

調べてみるとここからは、石器時代の鏃から、鉄器時代の遺物まで幅広く見つかっているようで、おそらく何千年もの間、ここでの狩りは続けられていた。北欧はあまり森がないから、身を隠すところは自分たちで作らないといけないんだ…なるほどなぁ…という感じ。
ちなみにトナカイは日本のシカと違って群れを作るので、近くに群れが来てくれるとそれなりの確度で獲物が狩れる。逆に近づけないとどうにもならない。
あと、ここのところ気候が温暖化していて氷河が溶けているので、こうした高地での遺物探索が活発になっている、という事情もあるらしい。
こちらは楽しそうな考古学者の皆さん。完全に冬山登山の人たちだ…いいなぁ。

トレッキング中の一般人が遺物を見つけた、というようなニュースが多いのも、こうした、そのへんの山に遺物が転がっているからなのだろう。
それこそ日本で、そのへんから石器時代の鏃やフリントナイフが見つかるのと似た感じかもしれない。