有名所からマイナーな御方まで! 「エジプトの女王」
古代エジプトには現代人に女王(Queen)で呼ばれる人、または女性でありながら王座に登ったという意味での女王が複数、存在する。
これは、それらの女王たちのうち代表的な六人が時代ごとに紹介されている本。メルネイトやセベクネフェルら古い時代の女王たちもちゃんとページ割いて載せてくれているのがよろしい。

エジプトの女王 6人の支配者で知る新しい古代史 (ナショナル ジオグラフィック別冊) - カーラ・クーニー, ナショナル ジオグラフィック
ハトシェプストやクレオパトラ7世はある意味でありきたりだし、ネフェルティティに至っては、「そもそも女王として即位したことあんの? ただの王妃じゃなくて?」という話からスタートである。夫が存命の間は王に匹敵する権力を有していた、までは言っていいと思うが、彼女だけは女王と呼ぶに相応しくないと思う。それはそうとして、タァウセルトがちゃんと入ってたのはポイント高。
このタァウセルト女王は情報がほとんど無くて良くわからない女王なのだ。
第19王朝の最後に即位した。そして彼女のあと、この王朝の血統は途絶える。偉大な王、ラメセス2世の没後わずか30年ほど後である。
可能性として、彼女はラメセス2世の大量にいた孫の一人であり、次の第20王朝もラメセス2世の孫かひ孫の血統ではないか、とされる。だとすれば、どこかで血はつながっていたかもしれない。ただし、血統を誇る記述もなく、おそらく関係があってもかなり薄い。
にもかかわらず、女性として即位していながら、タァウセルトは後世まで名前が残された。
これは、やや強引に即位して権力を握ったすえに後に存在を抹消されてしまったハトシェプストとは異なるケースである。
女王であっても、セベクネフェルやタァウセルトはマネトーのエジプト誌まで存在が記憶され、名前が残されていた。ハトシェプストは消された。この違いはなんだろうな、と考えてみるのも面白い。
古代エジプトの女王を扱う時、妙なフェミニズム的な思想やロマン嗜好が入ることが多いが、そういうのは好きでははない。
また、古代エジプトは女系社会であった、などという古い説のまま話を進められるのも困る。
この本は、あまりそうした偏りもなく、情報も更新された、無難に読める内容になっていたのが良かったと思う。(そう、無難な本を探すことが、今のご時世はけっこう難しい・・・・・・・・)
これは、それらの女王たちのうち代表的な六人が時代ごとに紹介されている本。メルネイトやセベクネフェルら古い時代の女王たちもちゃんとページ割いて載せてくれているのがよろしい。

エジプトの女王 6人の支配者で知る新しい古代史 (ナショナル ジオグラフィック別冊) - カーラ・クーニー, ナショナル ジオグラフィック
ハトシェプストやクレオパトラ7世はある意味でありきたりだし、ネフェルティティに至っては、「そもそも女王として即位したことあんの? ただの王妃じゃなくて?」という話からスタートである。夫が存命の間は王に匹敵する権力を有していた、までは言っていいと思うが、彼女だけは女王と呼ぶに相応しくないと思う。それはそうとして、タァウセルトがちゃんと入ってたのはポイント高。
このタァウセルト女王は情報がほとんど無くて良くわからない女王なのだ。
第19王朝の最後に即位した。そして彼女のあと、この王朝の血統は途絶える。偉大な王、ラメセス2世の没後わずか30年ほど後である。
可能性として、彼女はラメセス2世の大量にいた孫の一人であり、次の第20王朝もラメセス2世の孫かひ孫の血統ではないか、とされる。だとすれば、どこかで血はつながっていたかもしれない。ただし、血統を誇る記述もなく、おそらく関係があってもかなり薄い。
にもかかわらず、女性として即位していながら、タァウセルトは後世まで名前が残された。
これは、やや強引に即位して権力を握ったすえに後に存在を抹消されてしまったハトシェプストとは異なるケースである。
女王であっても、セベクネフェルやタァウセルトはマネトーのエジプト誌まで存在が記憶され、名前が残されていた。ハトシェプストは消された。この違いはなんだろうな、と考えてみるのも面白い。
古代エジプトの女王を扱う時、妙なフェミニズム的な思想やロマン嗜好が入ることが多いが、そういうのは好きでははない。
また、古代エジプトは女系社会であった、などという古い説のまま話を進められるのも困る。
この本は、あまりそうした偏りもなく、情報も更新された、無難に読める内容になっていたのが良かったと思う。(そう、無難な本を探すことが、今のご時世はけっこう難しい・・・・・・・・)