結核はどのようにして新大陸のヒトに広まったか。単純な海洋動物からの感染だけではなさそう…?
なぜ結核に興味を持ったかという話は、こちらほ見ていただくとわかりやすい。
うん、お察しください。
https://www.bcg.gr.jp/general/cat1/post_6.html#:~:text=%E7%B5%90%E6%A0%B8%E3%81%AF%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88%E3%81%8B%E3%82%89,%E8%A8%80%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/398-tuberculosis-intro.html
まあ正確に言うと古代エジプトの時代には確実に存在したけど、それ以前にはアフリカに既に存在していて、現在の研究では約6000年前ではないかと言われているらしい。
ただ、その時代のアフリカが起源とすると、新大陸(南北アフリカ)にはあってはいけない。
そのため、かつては大航海時代の船乗りたちが持ち込んだのでは…と言われていたのだが、なんと大航海時代以前から既に結核が存在していたことが有力視されるようになった。
何で? その結核菌ってどこから来たん?
と、いうのが始まりとなる。
で、研究の結果、どうも持ち込まれたのは海洋性の結核菌で、媒介となったのはアザラシなどの海獣ではないかという話が出たのが、2014年ごろの研究。
結核菌、アザラシ経由で古代米大陸に到達か 国際研究
https://www.afpbb.com/articles/-/3023685
結核は、人間特有の病気ではなく他の様々な哺乳類に感染する病気だという。
ウシやブタ、イヌなど人間のそばにいる動物が媒介することもあるというのだが、アシカやアザラシでもいけるというのは、この研究を見てはじめて知った。
で、今回新たに出た研究成果では、ペルー内陸部の古代人の分析から、「アザラシからチョクの感染ではなく、アザラシ→(なにか陸上動物を媒介)→人間というルートもあったのでは」という内容が見えてきている。アザラシに直接触れた可能性の低い内陸の人でもアザラシが運んできたと思われる結核菌に感染していることから、何かが媒介して(それは人かもしれないが)陸上を移動したと考えられる。ということだ。
Exploring ancient tuberculosis transmission chains
https://www.eurekalert.org/news-releases/946022
感染する可能性のある動物の中で、ウシやブタは南米にはいない。しかし、サルや鹿はいる。というわけで候補は色々ありそうなので、他の動物も関係してる可能性は無いとは言えない。この研究が進めば、古代世界にどのようにして結核という病気が広まっていったのか、というストーリーが見えてくるのかもしれない。
うん、お察しください。
https://www.bcg.gr.jp/general/cat1/post_6.html#:~:text=%E7%B5%90%E6%A0%B8%E3%81%AF%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88%E3%81%8B%E3%82%89,%E8%A8%80%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/398-tuberculosis-intro.html
まあ正確に言うと古代エジプトの時代には確実に存在したけど、それ以前にはアフリカに既に存在していて、現在の研究では約6000年前ではないかと言われているらしい。
ただ、その時代のアフリカが起源とすると、新大陸(南北アフリカ)にはあってはいけない。
そのため、かつては大航海時代の船乗りたちが持ち込んだのでは…と言われていたのだが、なんと大航海時代以前から既に結核が存在していたことが有力視されるようになった。
何で? その結核菌ってどこから来たん?
と、いうのが始まりとなる。
で、研究の結果、どうも持ち込まれたのは海洋性の結核菌で、媒介となったのはアザラシなどの海獣ではないかという話が出たのが、2014年ごろの研究。
結核菌、アザラシ経由で古代米大陸に到達か 国際研究
https://www.afpbb.com/articles/-/3023685
結核は、人間特有の病気ではなく他の様々な哺乳類に感染する病気だという。
ウシやブタ、イヌなど人間のそばにいる動物が媒介することもあるというのだが、アシカやアザラシでもいけるというのは、この研究を見てはじめて知った。
で、今回新たに出た研究成果では、ペルー内陸部の古代人の分析から、「アザラシからチョクの感染ではなく、アザラシ→(なにか陸上動物を媒介)→人間というルートもあったのでは」という内容が見えてきている。アザラシに直接触れた可能性の低い内陸の人でもアザラシが運んできたと思われる結核菌に感染していることから、何かが媒介して(それは人かもしれないが)陸上を移動したと考えられる。ということだ。
Exploring ancient tuberculosis transmission chains
https://www.eurekalert.org/news-releases/946022
感染する可能性のある動物の中で、ウシやブタは南米にはいない。しかし、サルや鹿はいる。というわけで候補は色々ありそうなので、他の動物も関係してる可能性は無いとは言えない。この研究が進めば、古代世界にどのようにして結核という病気が広まっていったのか、というストーリーが見えてくるのかもしれない。