エジプトさん、小麦の輸入先が紛争地。だいじょ…うぶ…?

かつて穀倉地帯と言われたのも今はむかし、現代のエジプトさんは人口増えすぎ水足りなさすぎで小麦は輸入に頼っています。
その輸入元って確かウクライナじゃなかったっけ…と思って探してみたら、なんとウクライナとロシアで輸入の9割でしたね。あーやっちゃった…どっちも今、小麦の収穫時期にどったんばったんしてますね…。

エジプト、ウクライナ危機で小麦調達先を多角化へ、LNG輸出拡大も推進
https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/02/a586f9e52e2374c6.html

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主食を輸入に頼らなきゃならんのって結構イタイんですよね。しかもエジプト政府ってインフレ対策のために小麦の市場価格は政府補助金で安く抑えてますからね。輸入価格が値上がりすると国庫を直撃するという。

少なくとも数ヶ月ぶんの備蓄はある、とエジプト政府は発表していて、値上げもそんなにないよ! と宣言してるけど、いつものアレなので話半分。
どうなるかなー…まあ世界的に今年は小麦不足になりそうですかねー…。コメ食うかー。

Egypt bans export of wheat, other staples for 3 months
https://english.ahram.org.eg/NewsContent/3/12/462620/Business/Economy/Egypt-bans-export-of-wheat,-other-staples-for--mon.aspx

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今のグローバル経済の時代、世界のどこかで起きたことは、地球上を巡り巡って自分のところにも何かの影響が届くのです。
そこが世界史の面白いところであり、怖いところでもあり。

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