インカの前身かマヤの系譜か。情報の少ない「カスマ・セチン文化」について調べてみた
未知なる文化とか謎の文明とかいう言葉に踊らされるのは嫌いじゃないけど、全く謎だったらそもそも話題に上がってこないので「何か」までは分かっているはず。その「何か」がインターネットでポチポチすれば調べられてしまう、とても便利な世の中になりました。
というわけでカスマ・セチン文化(Casma–Sechin culture)についてである。
この文化は南米ペルーの海岸沿いに発展した古代文化圏の一つで、紀元前3,600年頃から前200年ごろまで継続したとされている。
名前の由来はカスマ川とセチン川の間に遺跡群があるところから。
https://en.wikipedia.org/wiki/Casma%E2%80%93Sechin_culture
この文化の代表遺跡としては、太陽寺院がある。
要塞のような壁に囲まれた神殿と、そこから離れた場所にあるギザギサの壁。このギザギザの壁が面白くて、防御壁か何かかと見せかけて、実は太陽の動きを観測するためのユニークな日時計になっているのだ。塔のどこに太陽が沈むか、どこから昇るかによって季節を測っているのだという。紀元前300年頃なので比較的最近のものだが、この文化が太陽の動きを重要視していた証拠とされている。
https://www.researchgate.net/figure/The-Thirteen-Towers-as-viewed-from-A-the-western-observing-point-and-B-the-revised_fig7_259411481
面白いのはマヤ文字みたいなレリーフがあるところ。
南米では最古級の文化とされるこの文化圏が、中米のオルメカなどの先行文化と相互に影響しあっていたとしたら面白いな、と思う。
中米のグァテマラやベリーズあたりの地域と南米のペルーやチリあたりの地域の関係は、もしかしたら、エジプトとメソポタミアの関係に似ているのではないかと思うのだ。
というわけでカスマ・セチン文化(Casma–Sechin culture)についてである。
この文化は南米ペルーの海岸沿いに発展した古代文化圏の一つで、紀元前3,600年頃から前200年ごろまで継続したとされている。
名前の由来はカスマ川とセチン川の間に遺跡群があるところから。
https://en.wikipedia.org/wiki/Casma%E2%80%93Sechin_culture
この文化の代表遺跡としては、太陽寺院がある。
要塞のような壁に囲まれた神殿と、そこから離れた場所にあるギザギサの壁。このギザギザの壁が面白くて、防御壁か何かかと見せかけて、実は太陽の動きを観測するためのユニークな日時計になっているのだ。塔のどこに太陽が沈むか、どこから昇るかによって季節を測っているのだという。紀元前300年頃なので比較的最近のものだが、この文化が太陽の動きを重要視していた証拠とされている。
https://www.researchgate.net/figure/The-Thirteen-Towers-as-viewed-from-A-the-western-observing-point-and-B-the-revised_fig7_259411481
面白いのはマヤ文字みたいなレリーフがあるところ。
南米では最古級の文化とされるこの文化圏が、中米のオルメカなどの先行文化と相互に影響しあっていたとしたら面白いな、と思う。
中米のグァテマラやベリーズあたりの地域と南米のペルーやチリあたりの地域の関係は、もしかしたら、エジプトとメソポタミアの関係に似ているのではないかと思うのだ。