荒ぶるナイル川、スーダンは今年も洪水被害に
ナイルの増水は、毎年雨季から秋にかけて発生する現象だ。古代エジプトのイメージから「ナイルの恵み」と思われがちだが、それは自然を利用する側に灌漑などの準備ができていて、人間の予測範囲内で水位が上昇するから言えることであって、想定外の水位は深刻な被害をもたらす災いとなる。
ここのところ、ほぼ毎年のように異常な水位の上昇が発生しているスーダンでは、今年も洪水被害を食らっている。
(Updated) Sudan – Flood Death Toll Rises, Nile Climbs Above Alert Level in Khartoum
https://floodlist.com/africa/sudan-floods-update-late-august-2022
ちなみに前回2020年の被害状況はこちら。
スーダンでナイルの増水&氾濫が止まらない。メロエのピラミッドも大ピンチに
https://55096962.seesaa.net/article/202009article_8.html
スーダンのナイル氾濫、上流ではピークオフ。しかし観測史上最大の増水量に…。
https://55096962.seesaa.net/article/202009article_13.html
前回の最大水位上昇が17.66mで、今回が17.0なので若干低いとはいえ、アラートレベルをゆうに越えてきている。
この被害によって22万人以上の人が被災しているそうだ。
ちなみにこの洪水は、エジプトに入る頃にはある程度は蒸発で減っている。ナイルは長い川であまり勾配も激しくないため、途中で蒸発する量も多いのだ。
またエジプト側にはアスワン・ハイ・ダムというでっかいダムがあるので、下流まてで押し寄せることはない。
スーダンにもメロウェ・ダムという巨大ダムがあるのだが、首都ハルツームより下流なんで首都近辺は水につかっちゃうんですよね…。
古代世界なら首都を川沿いに置くのは正解なのに、現代だと不利益被っているのは時代の差だなあという感じ。
まあこれ、気候変動によるものとすれば今後も続くと思うので、何か対策しないと毎年食らうことになりそう。
渇水もまずいけど水がありすぎるのも問題がある。
あと古代世界なら普通に歴史が動くレベルの災害、果たしてナイルとともに生きるスーダンさんはどう折り合いをつけていくのだろうか。
ここのところ、ほぼ毎年のように異常な水位の上昇が発生しているスーダンでは、今年も洪水被害を食らっている。
(Updated) Sudan – Flood Death Toll Rises, Nile Climbs Above Alert Level in Khartoum
https://floodlist.com/africa/sudan-floods-update-late-august-2022
ちなみに前回2020年の被害状況はこちら。
スーダンでナイルの増水&氾濫が止まらない。メロエのピラミッドも大ピンチに
https://55096962.seesaa.net/article/202009article_8.html
スーダンのナイル氾濫、上流ではピークオフ。しかし観測史上最大の増水量に…。
https://55096962.seesaa.net/article/202009article_13.html
前回の最大水位上昇が17.66mで、今回が17.0なので若干低いとはいえ、アラートレベルをゆうに越えてきている。
この被害によって22万人以上の人が被災しているそうだ。
ちなみにこの洪水は、エジプトに入る頃にはある程度は蒸発で減っている。ナイルは長い川であまり勾配も激しくないため、途中で蒸発する量も多いのだ。
またエジプト側にはアスワン・ハイ・ダムというでっかいダムがあるので、下流まてで押し寄せることはない。
スーダンにもメロウェ・ダムという巨大ダムがあるのだが、首都ハルツームより下流なんで首都近辺は水につかっちゃうんですよね…。
古代世界なら首都を川沿いに置くのは正解なのに、現代だと不利益被っているのは時代の差だなあという感じ。
まあこれ、気候変動によるものとすれば今後も続くと思うので、何か対策しないと毎年食らうことになりそう。
渇水もまずいけど水がありすぎるのも問題がある。
あと古代世界なら普通に歴史が動くレベルの災害、果たしてナイルとともに生きるスーダンさんはどう折り合いをつけていくのだろうか。