実在した王国ダホメ(=現ベナン)を舞台にした歴史映画がアメリカ公開。これは面白そう…！

DVDかアマプラで日本にもこねーかな。歴史映画はちょいちょい予告編とかチェックしてるんだけど、久々に「これは面白そうかも」というのを見つけた。

THE WOMAN KING
https://www.youtube.com/watch?v=3RDaPV_rJ1Y&t=152s

この9月からアメリカ公開、予告編見る限りなかなかの大作。
レビューサイトでも高得点がつけられていて、これは期待できそう。

この映画は、19世紀の西アフリカを舞台に、奴隷交易とヨーロッパの関わりに絡めた歴史映画だ。その時点で「濃いな…。」という感じなのだが、ダホメ王国には実際に映画に出てくるような女戦士の部隊がいたという。

History of the Kingdom of Dahomey
https://en.wikipedia.org/wiki/History_of_the_Kingdom_of_Dahomey#/media/File:Dahomey_amazon2.jpg





西アフリカは、イギリスやフランスといった大航海時代以降の列強国に翻弄されてきた歴史を持つ。
この国もその例に漏れず、イギリスとフランスという二大ヤクザ()に同時に絡まれ、結局フランスの植民地化してしまった過去がある。それで現在はフランス語が公用語になっているのだ。

そして、位置からも分かるとおり、奴隷交易の「輸出元」の一つである。
つまりは、近隣の敵対勢力と戦って手に入れた捕虜をヨーロッパの国に売り渡していた現地勢力の一つでもある。

奴隷交易に手を貸したことで悪名を馳せ、ヨーロッパの歴史では悪く書かれてきた過去を持つ中で、この国が主人公側の映画というのはなかなか意義があるのではないかと思った。まあ中身見てないんで詳細は分からんのだけれど。ワイルドな女戦士たちがカッコいいのと、アクション頑張ってるので大スクリーンで見てみたい作品である。

またニッチなところで映画作ったな…というのと、歴史の闇みたいな部分にスポットライトを当てたコンセプトに興味がもてる。
日本でもどっかで見れるようにならないかな。どっか配給権買わないかな。ちらっちらっ