古代エジプト人はカルビがお好き。供物から見る「食べ物の好み」

忘年会のシーズンですね。焼肉たべたい。
さて、ふと古代エジプトの葬送ステラとか眺めていたら、うまそうな牛肉が描かれているわけですよ。
こちらアメンエムハトさんのステラ



いい牛肉ですねー！
真ん中あたりにあるのはリブ、あばらつきのバラ肉つまりカルビでございます。
ちなみにこのバラ肉、専用ヒエログリフもあります。

どん。



このヒエログリフ、牛肉について言及する時につけられるやつなんで、もうこの文字だけでいいんじゃ…ってちょっと思うw


壁画に出てくる牛肉は、たいてい「もも」か「アバラつきバラ肉」。
こちらのネフェルティアベトさんのステラでも、ちょっと小さめだけど同じ部位が描かれてますね。



古代エジプト人お肉大好き。お肉はおいしい。死後の世界でも食べたい。気持ちは分かる。

ちなみに古代エジプト世界では、北斗七星も牛の前足の肉に見立てられていたという。夜空を見上げれば、そこにお肉が回っている。
そんなことを考えながら寒い帰り道、空を見上げると、ちょっとだけ楽しくなるかもしれない。