ペルー、100年ほど行方不明になっていたモチェの壁画が再発見される

今から1000年ほど前、モチェ文化の時代に描かれたフレスコ風の壁画が一般人の農地から再発見されたそうだ。
この壁画はもともと100年以上も前にドイツ人民族学者Hans Heinrichが白黒写真として撮影していたのだが、その後あらされ、どこにあったのかわからなくなっていたのだという。写真自体もわりと最近まで忘れ去られていた。
そしてこのたび、土地の持ち主との何年にも渡る交渉、シャーマンの地鎮祭的な儀式などを経て発掘、ようやく再発見されたという。
シャーマン呼んでくるあたりが、いかにもペルーだなぁって感じ。

Archeologists find ancient Peruvian fresco, lost for a century
https://phys.org/news/2022-11-archeologists-ancient-peruvian-fresco-lost.html
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遺跡名は現代名として「ワカ・ピンターダ( Huaca Pintada )」と呼ばれている。
モチェ文化は、1~6世紀ごろ(記事では8世紀までと言っている)にかけて栄えた。壁画は神殿に壁を飾るもので、月やクモ、雨、イグアナなどが崇拝対象として描かれているらしい。月と雨はわかるが、クモとイグアナというのはなかなかおもしろい。が、ナスカの地上絵もクモはいるので、天候に関連する信仰があったとすれば不思議ではない。

動画もあるが、目立つ人間の戦士は、鳥の姿をした神に向かって礼拝しているのだそうだ。

Archeologists find ancient Peruvian fresco, lost for a century | AFP
https://www.youtube.com/watch?v=cTivtP2TZdA

そのへんの畑に古代の神殿が埋まってるペルーすごいよなあ…ってのと、南米の文化圏はまだまだ埋もれてる遺跡が沢山あるんだろうな、ってのを感じさせてくれる話であった。
にしても、これ、壁画の上に人がいっぱいならんじゃってるのは保護観点的に大丈夫なんだろうか…。