ヨルダン周遊(1) 赤い砂漠を見に行こう!
前回旅行が2019年末から2020年初にかけてのチベット、現地で新型肺炎が発生の報を見て帰国。そのままコロナ禍に突入しはや二年。
しばらく海外には出ずに引きこもっていたが、そろそろいけるやろということで、二年ぶり海外旅行に出てきたぞ。
この二年であちこち紛争が発生したり、観光情報の更新がほぼ止まってる国があったりなので、候補地として英語情報などを辿れて個人旅行者でも難易度低そうなところを選んだ。
今回の行き先は ヨルダン。
イスラエル側はちょいちょい入出国のルールが変わってよく分からん感じだったので敢えてヨルダンのみ縛りで!
ちなみにヨルダンといえば、有名所の観光地はペトラ遺跡である。しかし中の人の一番の目的は 赤い砂漠が見たい というもの。エジプトの沙漠は、赤い土地<デシェレト>という古代エジプト語があるわりに、あんまり赤くないんである。だがヨルダン南部の砂漠は赤い! 本物の赤い砂漠。憧れるじゃないですか。
ヨルダンは国土の8割ほどが沙漠地帯で、実際にサラサラした砂の「砂」漠があるのは国の南部になる。なので国際空港のある首都アンマンから遺跡をたどりながら南下するルートをとる。
最終目的地のワディ・ラムの奥には岩絵の谷がある。そこをゴールと設定。
ヨルダンはサウジアラビアの隣ではあるが、石油は出ない。資源はあまり無いため、観光資源を重視している。なので旅行者には旅行しやすい国なのである。ただし沙漠が多いため水資源は非常に不足している。渇水がひどい時期にはホテルで断水が発生することもあるのだが、冬から春にかけては降水があり、比較的、旅行がしやすい。
また隣がイスラエエルの都合上、領土問題があり、さらにパレスチナ難民を多数受け入れている。そんな中で王政のまま安定しているのは、イスラエルとの間に干渉地を設けておきたいサウジアラビアや、パレスチナのケツ持ちをさせたい列強諸国の思惑も絡んでいる。そのへんの政治的な事情に興味ある人は別途調べてみてほしい。
*************
というわけで出発である。
ヨルダンは日本からもかなりの支援が入っており、文化的にも交流があるのだが直行便はない。エミュレーツ航空でイスタンブール乗り継ぎか、カタール航空でドーハ乗り継ぎをするのが一般的。乗り継ぎ時間次第だが、最短でまる1日かかる距離。
到着するとすぐロイヤルヨルダン機発見。新しくできた空港なのでとても綺麗だ。
到着するクイーン・アリア空港はアンマン中心部から1時間ほど離れている郊外にあるため、ここからタクシー(またはバス)で移動。
町は旧市街を中心に、郊外に行くほど新しくできた街並みになっている。郊外にはIKEAやらマクドやら、オフィス街やら大使館やらが立ち並ぶ。しかし目的の遺跡は中心部のダウンタウン沿いにある。
ガイドブックなどで「アンマンは坂道の町なので荷物が多いと大変だぞ」みたいなのが書いてあるが、それはマジで、空港を出てしばらく行くととんでもない坂だらけの街並みが目の前に広がる。
この状態なので、自転車など一台も見かけない。辛うじてバイクがあるくらい。というか日差しがキツくて昼間は暑すぎ、夜になると急激に寒くなる気候のため、必然的にヨルダンは車社会になっているのだった。
~つづく
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しばらく海外には出ずに引きこもっていたが、そろそろいけるやろということで、二年ぶり海外旅行に出てきたぞ。
この二年であちこち紛争が発生したり、観光情報の更新がほぼ止まってる国があったりなので、候補地として英語情報などを辿れて個人旅行者でも難易度低そうなところを選んだ。
今回の行き先は ヨルダン。
イスラエル側はちょいちょい入出国のルールが変わってよく分からん感じだったので敢えてヨルダンのみ縛りで!
ちなみにヨルダンといえば、有名所の観光地はペトラ遺跡である。しかし中の人の一番の目的は 赤い砂漠が見たい というもの。エジプトの沙漠は、赤い土地<デシェレト>という古代エジプト語があるわりに、あんまり赤くないんである。だがヨルダン南部の砂漠は赤い! 本物の赤い砂漠。憧れるじゃないですか。
ヨルダンは国土の8割ほどが沙漠地帯で、実際にサラサラした砂の「砂」漠があるのは国の南部になる。なので国際空港のある首都アンマンから遺跡をたどりながら南下するルートをとる。
最終目的地のワディ・ラムの奥には岩絵の谷がある。そこをゴールと設定。
ヨルダンはサウジアラビアの隣ではあるが、石油は出ない。資源はあまり無いため、観光資源を重視している。なので旅行者には旅行しやすい国なのである。ただし沙漠が多いため水資源は非常に不足している。渇水がひどい時期にはホテルで断水が発生することもあるのだが、冬から春にかけては降水があり、比較的、旅行がしやすい。
また隣がイスラエエルの都合上、領土問題があり、さらにパレスチナ難民を多数受け入れている。そんな中で王政のまま安定しているのは、イスラエルとの間に干渉地を設けておきたいサウジアラビアや、パレスチナのケツ持ちをさせたい列強諸国の思惑も絡んでいる。そのへんの政治的な事情に興味ある人は別途調べてみてほしい。
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というわけで出発である。
ヨルダンは日本からもかなりの支援が入っており、文化的にも交流があるのだが直行便はない。エミュレーツ航空でイスタンブール乗り継ぎか、カタール航空でドーハ乗り継ぎをするのが一般的。乗り継ぎ時間次第だが、最短でまる1日かかる距離。
到着するとすぐロイヤルヨルダン機発見。新しくできた空港なのでとても綺麗だ。
到着するクイーン・アリア空港はアンマン中心部から1時間ほど離れている郊外にあるため、ここからタクシー(またはバス)で移動。
町は旧市街を中心に、郊外に行くほど新しくできた街並みになっている。郊外にはIKEAやらマクドやら、オフィス街やら大使館やらが立ち並ぶ。しかし目的の遺跡は中心部のダウンタウン沿いにある。
ガイドブックなどで「アンマンは坂道の町なので荷物が多いと大変だぞ」みたいなのが書いてあるが、それはマジで、空港を出てしばらく行くととんでもない坂だらけの街並みが目の前に広がる。
この状態なので、自転車など一台も見かけない。辛うじてバイクがあるくらい。というか日差しがキツくて昼間は暑すぎ、夜になると急激に寒くなる気候のため、必然的にヨルダンは車社会になっているのだった。
~つづく
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