ペトラ博物館で買ってきた本の写真が貴重すぎた。遺跡復元前の写真がもりだくさん

ペトラ博物館とは、ペトラ慰藉のビジターセンター横に近年新しく作られた博物館だ。無料で入れるので、時間の余った観光客が涼みながらちょっと覗いていくのが定番ルートになっている。日本の支援で整備された博物館でもあり、入り口にJICAのパネルがはめ込まれている。

公式サイト
https://www.petramuseum.jo/ja-jp

で、ここのミュージアムショップで適当に買った本をちまちま読んでたんだけど、文章の内容はともかく、写真が貴重。
どうも古い写真を使ってるらしくて、自分が回って見てきたのと風景が違う。良く言えば素朴。そして現在は崩壊してもう入れないトレッキングルートや、谷が塞がって見に行けない遺跡なども写真がある!

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たとえばここ、リトル・シークと呼ばれる脇道。
ここは今は正規のルートにはなっていない。入り口のトンネル自体はまだあったので、通れなくはないのだが、奥の方は崩れてそうだった。

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他にも、現在はブロックで塞がれているルートの奥がどんな風景なのかが事細かく載ってて、おお…すげえ…ってなる。

それから、メインルートにある大神殿や翼あるライオンの神殿などの建物は、実は最近復元されたもので、かつてはほぼ瓦礫の山だったのだということを知った。

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↑この、なんもなくね? という回廊、大神殿の部分が、今は↓の状態。

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掘り出した柱の石材も復元されているし、だいぶ周辺を整理したな、という感じだ。
ここを訪れたとき、カスル・アル・ビントのあたりでフランス隊っぽい人たちが発掘してたので、まだこれから、復元は進むのだと思う。
あとこの本に載ってる写真だと、ラクダに乗ってかないかと誘うしつこい客引きがいないし、露天も立ち並んでいない。ほとんど人がいない。観光地として整備される以前の姿なのだ。

そもそもペトラ遺跡は、谷の奥に隠されていたのを19世紀にスイス人探検家が見つけたとされる。
それまで隠されていた理由が、この本に載ってる古い写真だと分かるのだ。遠目に見ても瓦礫の山だもんこれ。
岩に刻まれた、目立つエル・ハズネは谷の合間で、エド・ディルは険しい岩山のてっぺん。王家の墓地など壁面の装飾が特徴的な遺跡も、町のある側とは逆側の壁に作られてるから、わざわざ谷を渡って近くまで行かないと気が付かない。

ペトラの眼の前にあるワディ・ムーサの村は山の斜面に張り付くように作られた坂道の町なのだが、そのてっぺんの展望公園に登って眺めた風景がこれ。
町から見えないし、上から見下ろしても遺跡がわからない。シンボル的な遺跡が、谷のかなり奥に位置しているのがわかると思う。(そして、この遺跡が「入り口から歩くのけっこう時間かかる」と言われる理由も…。)

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これノーヒントで見つけられる人はすごいと思うんだ。


本に載ってた写真は、今はもう崩れてしまった岩窟や、立ち入り禁止区域にされたエル・ハズネ内部など貴重な映像資料があって、適当に買ったわりにとても良かった。
ちなみに、ヨルダンの博物館でまともにミュージアムショップがあったのは、ここだけだった。絵葉書とか、ガイドブックとか、そういうちょっとしたものが全然無くて。
もうちょっと充実させてくれてもいいんじゃよ、とは思った…。