ヴァイキングの料理はどんなだった? 料理研究家が再現する北の国の食卓とは

なんだか面白そうなことやってる人がいたので資料として。
ヴァイキングの料理を、実際に出土している台所用品や、魚の骨などの廃棄物などから推測した材料を使って再現した研究家の話。
前提として、ヴァイキングは基本的に「農民」。普段は農場主をしながら、たまに夏に遠征に出かけるという感じなので、基本は穀物を食べている。特に大麦は乾燥させて船に乗せておけば遠征にも役に立つため、主食の一部だったとみなされている。

(そのへんは本も何冊出ているので、適当に探してほしい)

ヴァイキングの歴史 (創元世界史ライブラリー) - 熊野 聰, 小澤 実
ヴァイキングの歴史 (創元世界史ライブラリー) - 熊野 聰, 小澤 実

野生動物の骨はほとんど出てこないので、主要なタンパク源は魚。タラやニシン、オヒョウなど。干物として保存し、穀物粥のダシにも使ったはずだという。しかしこの料理研究家の人がビジュアル良すぎて、もうこれだけで絵になる(笑)

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北の大地は寒いので、暖まれる料理が好まれただろう、というのは、そりゃそうだろうなという感じ。
「肉焼いてワイルドに食ってる連中じゃない、もうちょっとこう、文化的な暮らししてたんじゃ…!」という料理研究家の人の声が聞こえるような記事だったが、そんなにヨーロッパのほうってワイルドなヴァイキングイメージだけが定着してるんだろうか、という疑問もある。(サブカルなどでヴァイキングネタに触れてる日本人のほうがよく知ってる可能性はあるかもしれない)

なお、この料理研究家Daniel Serraさんで探すと、本とか映像とかいろいろ出てくるので、気になる人はチェキ。