大英博物館職員、収蔵遺物盗難&売却で解雇。だが盗難事件は他にも起きていた
大英博物館の職員が収蔵品を知長期間に渡ってちょろまかしていたという、なかなか衝撃的なニュースが出ていた。
しかもそれをeBay(日本で言うヤフオクみたいな場所)で売っぱらってたらしい。いや、なんでバレないと思ってた。
大英博物館 複数の収蔵品盗難などで職員を解雇 警察が捜査
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230817/k10014165261000.html
Stolen artefacts from British Museum offered for sale on eBay
https://news.sky.com/story/stolen-artefacts-from-british-museum-were-offered-for-sale-on-ebay-12941833
British Museum thefts: What we know so far
https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-66543589
発覚は今年のはじめだったそうだが、ソースを辿っていくと「数年前から、オークションに収蔵品が出品されていると警告を受けていた」そうで、博物館側の動きが遅かったと思われる。また、ニュースになったとはいえ現時点では解雇された職員の関与が確定しておらず逮捕者は出ていないそうだ。
そしてよくよく調べてみると、バレなかった理由が「盗難されたのは展示されておらず、学重目的で収集されてバックヤードの倉庫にあったもの」「しばらく誰も触ってなかった」とのこと。
古い博物館ではよくある話で、収蔵されてから100年も眠り続けるようなことがある。
たとえば、最近だと、19世紀にギザのピラミッドで見つかっていた遺物が博物館内から「再」発見された。
同時に見つかった遺物の方は展示され、写真も出回っているのに、こちらの遺物は誰も探しに行かず、資料には言及されていながら「どっかで捨てられたのでは?」みたいな流され方をしていたものだ。(というか、現存したんだ…? とは私も思った)
9世紀にギザのピラミッドから発見され行方不明になっていた木片、「再」発見される
https://55096962.seesaa.net/article/202101article_24.html
大英博物館は、遺物を植民地から奪ったとか、盗人博物館とか批判されることがある。それに対するイギリスの言い分が「我が国の立派な施設できちんと保護して世界中の皆さんに見せてあげてるんですよ」的な話だったのだが、裏で倉庫に積み上げるだけで雑に管理していたとなれば、その言い分は通らなくなる。
また近年では返還要求も多数出されており、今年のはじめにはギリシャにパルテノン神殿の断片をいくつか返還しているが、そうした流れにも影響しそうだ。
なお、BBCの記事によると、大英博物館からの盗難は今回が初めてではないという。
2002年に展示品を一般人が盗んだとか、2011年から高価な宝石が行方不明なことが2017年に発覚したとか、色々話が出てきていて、意外とザルだな…という印象。遺物なくすのエジプトさんだけじゃなかったんかい。
ちょっと、警備とか職員のモラルとか、色々見直してほしいところっすね…。
しかもそれをeBay(日本で言うヤフオクみたいな場所)で売っぱらってたらしい。いや、なんでバレないと思ってた。
大英博物館 複数の収蔵品盗難などで職員を解雇 警察が捜査
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230817/k10014165261000.html
Stolen artefacts from British Museum offered for sale on eBay
https://news.sky.com/story/stolen-artefacts-from-british-museum-were-offered-for-sale-on-ebay-12941833
British Museum thefts: What we know so far
https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-66543589
発覚は今年のはじめだったそうだが、ソースを辿っていくと「数年前から、オークションに収蔵品が出品されていると警告を受けていた」そうで、博物館側の動きが遅かったと思われる。また、ニュースになったとはいえ現時点では解雇された職員の関与が確定しておらず逮捕者は出ていないそうだ。
そしてよくよく調べてみると、バレなかった理由が「盗難されたのは展示されておらず、学重目的で収集されてバックヤードの倉庫にあったもの」「しばらく誰も触ってなかった」とのこと。
古い博物館ではよくある話で、収蔵されてから100年も眠り続けるようなことがある。
たとえば、最近だと、19世紀にギザのピラミッドで見つかっていた遺物が博物館内から「再」発見された。
同時に見つかった遺物の方は展示され、写真も出回っているのに、こちらの遺物は誰も探しに行かず、資料には言及されていながら「どっかで捨てられたのでは?」みたいな流され方をしていたものだ。(というか、現存したんだ…? とは私も思った)
9世紀にギザのピラミッドから発見され行方不明になっていた木片、「再」発見される
https://55096962.seesaa.net/article/202101article_24.html
大英博物館は、遺物を植民地から奪ったとか、盗人博物館とか批判されることがある。それに対するイギリスの言い分が「我が国の立派な施設できちんと保護して世界中の皆さんに見せてあげてるんですよ」的な話だったのだが、裏で倉庫に積み上げるだけで雑に管理していたとなれば、その言い分は通らなくなる。
また近年では返還要求も多数出されており、今年のはじめにはギリシャにパルテノン神殿の断片をいくつか返還しているが、そうした流れにも影響しそうだ。
なお、BBCの記事によると、大英博物館からの盗難は今回が初めてではないという。
2002年に展示品を一般人が盗んだとか、2011年から高価な宝石が行方不明なことが2017年に発覚したとか、色々話が出てきていて、意外とザルだな…という印象。遺物なくすのエジプトさんだけじゃなかったんかい。
ちょっと、警備とか職員のモラルとか、色々見直してほしいところっすね…。