アレキサンドリアの街と地下貯水槽:埋もれし古代の地下水路の現状
アレキサンドリアの街は、実は古代には街中に地下水路の張り巡らされた都市だった。何しろ海沿いの街で井戸は少ないし、湖に面してはいるものの汽水湖なので淡水と海水を分離するのが難しい。さらに冬にしまとまった降水のない気候、古代世界では世界最高の人口密度。貯水槽でもなければ必要な水を供給する事はできない。アレキサンドリアの街並みは、数千もの貯水槽と地下水路という空洞の上に成り立っているものなのだ。

が、この貯水槽、わりと近年まであまり注目されてこなかった。長い年月で埋もれていたのもあるし、たまーに道路工事等で空洞にぶち当たっても「カタコンベ(地下墓地)」とか「地下聖堂」とか誤って解釈されてきた。
若干の写真がこのへんにある。
https://www.touregypt.net/featurestories/alexandriacisterns.htm

見た感じ、ローマやイスタンブールの貯水槽と作り方は同じ。かなりの規模があるが、これらは元々ナイル川から水を引き込んでいたという。ナイルの氾濫する7月後半~9月ごろに水を引き込んでためておき、水にまじる泥などが沈殿した数カ月後から利用しはじめたとされる。また運河から水を引き込む取水口には鉄格子がつけられ、賊などが地下から街に侵入することを防いでいたともされる。
ただしこれらは、ナイルの水の性質上、水にまじっていた大量の泥を定期的に浚渫しなければすぐに使えなくなるものだったと考えられる。また、後世には取水口のあったナイルのカノボス支流自体も泥で詰まってしまうため、それもアレキサンドリアの衰退に繋がったのだと思う。水路が機能不全を起こした時、アレキサンドリアの街は、住民に水を供給できず衰退することを決定づけられてしまったのだった。
今では貯水槽の多くは埋もれているか、存在自体が忘れられている。それでも、調査されているものだけで100くらいあるし、たまに工事中に地面が抜けて発見されたりもする。範囲が広いので全容を掴むのはなかなか大変そうなのだが、街全体が巨大な水路の上に作られた古代都市というだけでアレキサンドリアを見る目が変わると思うし、ちょっとワクワクしないだろうか。
…まあ、これを思いだしたのは、「アレキサンドリアって近年は毎年、冬の雨のたびに浸水してるからこの水路使って水流せばいいんじゃね?」って思いついたからなんだけど、調べてみたらそもそもがほとんど埋もれているから普通に新しい水路掘ったほうが早そうでした。部分的に設備はあるんだから勿体ないんだけどねー。
観光資源には使えるかもね。
が、この貯水槽、わりと近年まであまり注目されてこなかった。長い年月で埋もれていたのもあるし、たまーに道路工事等で空洞にぶち当たっても「カタコンベ(地下墓地)」とか「地下聖堂」とか誤って解釈されてきた。
若干の写真がこのへんにある。
https://www.touregypt.net/featurestories/alexandriacisterns.htm
見た感じ、ローマやイスタンブールの貯水槽と作り方は同じ。かなりの規模があるが、これらは元々ナイル川から水を引き込んでいたという。ナイルの氾濫する7月後半~9月ごろに水を引き込んでためておき、水にまじる泥などが沈殿した数カ月後から利用しはじめたとされる。また運河から水を引き込む取水口には鉄格子がつけられ、賊などが地下から街に侵入することを防いでいたともされる。
ただしこれらは、ナイルの水の性質上、水にまじっていた大量の泥を定期的に浚渫しなければすぐに使えなくなるものだったと考えられる。また、後世には取水口のあったナイルのカノボス支流自体も泥で詰まってしまうため、それもアレキサンドリアの衰退に繋がったのだと思う。水路が機能不全を起こした時、アレキサンドリアの街は、住民に水を供給できず衰退することを決定づけられてしまったのだった。
今では貯水槽の多くは埋もれているか、存在自体が忘れられている。それでも、調査されているものだけで100くらいあるし、たまに工事中に地面が抜けて発見されたりもする。範囲が広いので全容を掴むのはなかなか大変そうなのだが、街全体が巨大な水路の上に作られた古代都市というだけでアレキサンドリアを見る目が変わると思うし、ちょっとワクワクしないだろうか。
…まあ、これを思いだしたのは、「アレキサンドリアって近年は毎年、冬の雨のたびに浸水してるからこの水路使って水流せばいいんじゃね?」って思いついたからなんだけど、調べてみたらそもそもがほとんど埋もれているから普通に新しい水路掘ったほうが早そうでした。部分的に設備はあるんだから勿体ないんだけどねー。
観光資源には使えるかもね。