助けて! クマの被害が増えてるの! →実際は多くの地域で絶滅しそう、問題は「人間がナメられるようになった」では

今年はクマ被害の報道が多い。主に東日本の被害である。
西日本はツキノワグマがだいたい絶滅危惧種で、四国などは特にこの状態だ。中の人が子供の頃に登りまくった山では昔からクマはとてもめずらしい存在だった。

四国のツキノワグマ3年間の調査結果 剣山系付近にのみ16〜24頭生息
https://www.nacsj.or.jp/2019/12/18290/

>一方で、捕獲したクマの栄養状態が悪くないことや、ほぼ毎年子連れの母クマも確認され、遺伝的な近交弱勢が起こっている証拠も確認できていません。1986年以降、30年以上1頭も捕殺していないにもかかわらず、個体数が増加しない原因は未だ明らかになっていません。

四国の山ではクマは全然増えておらず、人間とクマの領域は分かれている。
一方で、東京の目撃情報が多いにも関わらず、東京の隣の神奈川も実はクマが少ない。


ツキノワグマ目撃情報 秦野市
https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1001000000524/index.html

>神奈川県では、ツキノワグマは主に丹沢山地に生息していますが、生息数は30頭前後と推定され(丹沢大山自然環境総合調査1997)、「神奈川県レッドデータブック2006」では、絶滅危惧【1】類に区分されています。
生息数が非常に少ないことから、県内では狩猟者へ捕獲の自粛を呼びかけ、保護を行っています。


頭数自体は四国山地とそれほど変わらない。そもそもクマは、一頭あたりの生息に必要な面積が広く、山岳地のキャパシティの低い動物なのだと考えられる。

で、ここで面白いのだが、居るのが30頭程度とされるにもかかわらず、クマ目撃情報はけっこう上がってくるというところだ。
ここに上がっている「人里」はだいたい登山口の入り口とか山際の町。たぶん同じ個体が複数回、目撃されているのだと思う。でなければ実際の生息数と目撃回数の整合性が取れない。

令和5年度 県内におけるツキノワグマの目撃等情報
https://www.pref.kanagawa.jp/documents/15077/kuma_r5_1204_1.pdf

3467880.png

これは、他の地域も同じではないかと思う。頭数が爆発的に増えるような生態ではないため、特に町慣れした奴が徘徊しまくっている可能性はある。
だとすれば、そいつらを捕獲して殺すしか対処法がない。

この推測を裏付けるのが、盛んに報道されている東京など首都圏での出没情報の多さと、実際の生息数のデータである。

鳥獣の捕獲等及び鳥類の卵の採取等の許可に関する事項【狩猟鳥獣(ツキノワグマ)について】(案)
東京都環境局
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/basic/conference/nature/taskforcedocuments.files/03-06-24siryou1-2.pdf

34777815.png

2488893.png

ここ数年で被害が増えてきているが、その前には長い狩猟自粛期間が設定されていた。
思うに、この期間に生まれ育ったクマーたちの世代が、「人間は攻撃してこない」と思い込んで人間をナメてしまったのではないだろうか。

そもそも、自然界の学習と進化は非常に早い。オナガなど野鳥が都会に適応して人間の側でも恐れなくなった、という話が少し前に話題になっていたが、数世代、十年くらいあれば野生動物の生態はガラリと変わることがある。クマたちも、人間に狩られることのない時代が続いて、人間を脅威ではない生物と認識変えしてしまった可能性はないだろうか?

だとすれば、これは適度に脅しをかけていなかった人間の責任である。自然界はナメられたら終わりである。ヤキを入れてクマ種族に再び恐怖を叩き込まねばならない。
それでも増えてしまった分は山から溢れ出してくるかもしれないが…人間はヤベエと学習してさえいれば、自ら向かってくることはないはずだし、町中を堂々と闊歩するような事態にはならないはずだ。人身被害は防げると思う。

繰り返すが、自然界はナメられたら終わりの世界である。
人間は本来なら最弱クラスの生き物。キジに脅され、シカにメンチを切られ、サルにカツアゲされる。負けないためにはまずは武装と戦意である。自分たちの生息域は自分たちで守れ。がんばれ人間。(主に東京以北)