炭化した巻物の解読PJリザルト。巻物全体の5%が解読される

ペスピオ火山の麓に埋もれた街。ヘルクラネウムから見つかった黒焦げパピルスをAIで解読しようとする試みの結果が、一年を経て発表された。結果は上々。ていうか、この黒焦げの巻物からちゃんと文章拾えてるのはマジですごいな。

去年の記事

炭化した巻物に書かれた文字の痕跡をAIで解読する試みが進展中。これはなかなかの技術
https://55096962.seesaa.net/article/498139348.html

今年の記事

「2000年前の巻物をAIモデルで解読する」コンクールで学生チームが快挙! 全体の約5%が明らかに
https://artnewsjapan.com/article/2024

ヴェスピオ・チャレンジという賞金のかかったコンテストになっていて、学生チームが優勝したとのこと。
考古学者や古文書学者じゃなく、コンピューター科学者とか工学科の生徒とかが活躍して解読に結びついているのが、今どきなカンジである。

Scroll charred in Mount Vesuvius eruption partially deciphered, earning researchers $700,000 prize
https://www.livescience.com/archaeology/romans/scroll-charred-in-mount-vesuvius-eruption-partially-deciphered-earning-researchers-dollar700000-prize

↓この、どう足掻いても読めんだろ的なやつから
6vXxdDpLm3jrF83AsUfLYB-970-80.jpg

↓画像判定で、インク部分と炭の黒をより分けてこれが浮かび上がる
EWzvgWKWFNNnXWvEq4YqkA-970-80.jpg

いやー…この技術すげえ…。
炭化したパピルスの巻物が出てきても、もう捨てちゃダメってことですよ。解読できる技術が確立されたから。

このコンテストは今年も開催されるそうで、さらなる発見が期待できるかも。これは楽しみ、
ギリシャクラスタは胸のときめきを抱いて正座待機ね!