自分と同じ名前の古代エジプト人・アキ氏の葬送ステラ
実は「アキ」って名前はわりと普遍的なので色んな文化圏で使えるんですよね、現代ドイツでもいるし。男性だけど。
古代エジプト人にもいるんですよ。やっぱり男性だけど。あと発音的に日本語の「ア」より「オ」に近い可能性はあるんだけど。
というわけで古代エジプト人、第13王朝前半に生きていたアキ氏のステラを紹介しておきたい。
ライムストーン製で、おそらくアビドス出土とされるもの。大英博物館の所有でSams Collectionに入っている。
左上にいるでっかい人がアキさん、他は家族、上段の男女二名が両親。他はたぶん妻子。
このステラはアビドスに持っていた礼拝所に設置されていたものと考えられている。
高官で、「王の印璽監督官」など執事に相当する肩書も書かれているのだが、面白いのが「宮殿の食料を供給する区域で人々の声を聞くもの」というよくわからない称号。何の役職なのかは諸説あるようだ。
単純に食料倉庫の管理をしていたのか、食料庫から使用人たちへのお給料の支払いをしていたのか、はたまた兵站を担うような軍事的な側面もあったのかは謎。しかしともかく、ステラ建てられるほどの地位と財産はあった人なんだと言える。
なおアキさんの目の前にあるのは食べ物を載せた供物台であり、その下にはカモ肉と牛肉を示す鳥と牛の頭の絵が描かれている。台座の上に載っているのはきゅうり、玉ねぎ、リーキなどのお野菜である。肉も野菜もバランスよく。死後も美味しいもの食べたいもんな。わかる。
名前が同じなこともあって、ちょっと親近感の湧くステラなのであった。
古代エジプト人にもいるんですよ。やっぱり男性だけど。あと発音的に日本語の「ア」より「オ」に近い可能性はあるんだけど。
というわけで古代エジプト人、第13王朝前半に生きていたアキ氏のステラを紹介しておきたい。
ライムストーン製で、おそらくアビドス出土とされるもの。大英博物館の所有でSams Collectionに入っている。
左上にいるでっかい人がアキさん、他は家族、上段の男女二名が両親。他はたぶん妻子。
このステラはアビドスに持っていた礼拝所に設置されていたものと考えられている。
高官で、「王の印璽監督官」など執事に相当する肩書も書かれているのだが、面白いのが「宮殿の食料を供給する区域で人々の声を聞くもの」というよくわからない称号。何の役職なのかは諸説あるようだ。
単純に食料倉庫の管理をしていたのか、食料庫から使用人たちへのお給料の支払いをしていたのか、はたまた兵站を担うような軍事的な側面もあったのかは謎。しかしともかく、ステラ建てられるほどの地位と財産はあった人なんだと言える。
なおアキさんの目の前にあるのは食べ物を載せた供物台であり、その下にはカモ肉と牛肉を示す鳥と牛の頭の絵が描かれている。台座の上に載っているのはきゅうり、玉ねぎ、リーキなどのお野菜である。肉も野菜もバランスよく。死後も美味しいもの食べたいもんな。わかる。
名前が同じなこともあって、ちょっと親近感の湧くステラなのであった。