巫女✕役人の古王国時代の墓が発見される。だがそこにロバ脱穀が…ロバ?!
エジプトで古王国時代の墓が見つかったらしいので画像を探しに行ってきた。壁画はなかなかいい残り具合である。場所はカイロから南へ33キロのあたり。
この墓の主は王室の役人と巫女の夫婦で、名前は Seneb-Neb-Af と Idet 。奥さんはハトホル女神の巫女らしいが、旦那さんの職業の詳細は不明。肩書をどう解釈すべきかが不明らしい。古王国時代の官僚制度は資料が少なくてよくわからんですよね…
4,300-year-old Egyptian tomb with stunning wall paintings was burial place of priestess and royal official
https://www.livescience.com/archaeology/ancient-egyptians/4300-year-old-egyptian-tomb-with-stunning-wall-paintings-was-burial-place-of-priestess-and-royal-official
で、気になったのが壁画にある「ロバで脱穀」のシーン。
ロバで?? 脱穀?? 麦を????
この方法をよく知らなかったのでググった。どうやら近代までやってるところはあったらしい。これはイランの例。
https://scholarworks.wmich.edu/loeffler-agriculture/8/
で、ロバを使わない場合は「手で」脱穀するのだが、古代の手作業脱穀は、「麦の束を殴ってバラバラにする」ところからスタートらしいのだ。
動画を探したら意味が分かった。この棹見たことある! 壁画で使ってる古代人見たことあるよ!!
https://www.youtube.com/watch?v=B5kXm4sa0p4
で、バラバラにした穂から麦粒の部分の余計なカラなどを風で飛ばす動画がこれ。麦の粒が固いからこそ出来る方法なんだと分かった。
https://www.youtube.com/watch?v=KjLCqahK2XY
棹で叩いて穂をバラすのは、見るからに重労働。ロバを使えば人間が重労働しなくていいので楽。
=ロバを使えるのはお金持ちの特権。 なるほど把握。しかもこれ使用人にやらせてるし、えらい人のお墓にロバ脱穀描かれてても問題なかった。
古代も末期のほうになってくると、ロバを心棒に繋いでぐるぐる歩かせるサーキヤという道具が出てくるが、古王国時代にはまだ滑車や車輪のような回るものが無い。なので単純に歩かせるだけの脱穀方法なのだろうが、この時代の麦の脱穀方法が分かったのは自分的な収穫だった。
やっぱ穀物類は収穫と、収穫したあとの後処理が大変だと思うんですよ。袋詰して倉庫に積み上げるまでの労働がぜんぶ腰に来るやつだよ。
現代の農業はほんと楽になったよなあ。とシミジミ思うのであった…。
この墓の主は王室の役人と巫女の夫婦で、名前は Seneb-Neb-Af と Idet 。奥さんはハトホル女神の巫女らしいが、旦那さんの職業の詳細は不明。肩書をどう解釈すべきかが不明らしい。古王国時代の官僚制度は資料が少なくてよくわからんですよね…
4,300-year-old Egyptian tomb with stunning wall paintings was burial place of priestess and royal official
https://www.livescience.com/archaeology/ancient-egyptians/4300-year-old-egyptian-tomb-with-stunning-wall-paintings-was-burial-place-of-priestess-and-royal-official
で、気になったのが壁画にある「ロバで脱穀」のシーン。
ロバで?? 脱穀?? 麦を????
この方法をよく知らなかったのでググった。どうやら近代までやってるところはあったらしい。これはイランの例。
https://scholarworks.wmich.edu/loeffler-agriculture/8/
で、ロバを使わない場合は「手で」脱穀するのだが、古代の手作業脱穀は、「麦の束を殴ってバラバラにする」ところからスタートらしいのだ。
動画を探したら意味が分かった。この棹見たことある! 壁画で使ってる古代人見たことあるよ!!
https://www.youtube.com/watch?v=B5kXm4sa0p4
で、バラバラにした穂から麦粒の部分の余計なカラなどを風で飛ばす動画がこれ。麦の粒が固いからこそ出来る方法なんだと分かった。
https://www.youtube.com/watch?v=KjLCqahK2XY
棹で叩いて穂をバラすのは、見るからに重労働。ロバを使えば人間が重労働しなくていいので楽。
=ロバを使えるのはお金持ちの特権。 なるほど把握。しかもこれ使用人にやらせてるし、えらい人のお墓にロバ脱穀描かれてても問題なかった。
古代も末期のほうになってくると、ロバを心棒に繋いでぐるぐる歩かせるサーキヤという道具が出てくるが、古王国時代にはまだ滑車や車輪のような回るものが無い。なので単純に歩かせるだけの脱穀方法なのだろうが、この時代の麦の脱穀方法が分かったのは自分的な収穫だった。
やっぱ穀物類は収穫と、収穫したあとの後処理が大変だと思うんですよ。袋詰して倉庫に積み上げるまでの労働がぜんぶ腰に来るやつだよ。
現代の農業はほんと楽になったよなあ。とシミジミ思うのであった…。