古代エジプト・黄金の肌の女性ミイラ(時代不詳)

Robert Grenville ‘John’ Gayer-Andersonによって寄贈され、現在はイギリス・ケンブリッジのフィッツウィリアム博物館に保管されている、肌が黄金のミイラ。黄金のマスクをつけているとか、ミイラマスクが黄金とかじゃなく肌に直接、金を塗っちゃってる珍しいタイプ。
これは面白いしインパクトがあるので自分メモとして記録しておく。

Gold faced Egyptian mummy
https://egypt-museum.com/gold-faced-egyptian-mummy/

※リンク先はミイラの生首あり

首だけなので何の情報もなく時代不明なのだが、この手の黄金にこだわるのは末期王朝時代だと思う。残りが良さそうなところからしても紀元前1000年よりは新しいんじゃないかと予想。生首だけなのは、かつてヨーロッパの旅行者の間でミイラの首をお土産に持ち帰るのが流行していた時代に持ち帰られたものだからだと思う。

で、面白いのがミイラの頭にカツラがのっかってるところ。赤褐色のふわふカールヘアーである。ミイラの首にかつらのっけてるのも珍しい。ミイラマスクに髪の毛描いてあるならわかるんだけど。

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古代エジプト創作では何故か黒髪ぱっつんがやたら描かれるのだが、黒髪もストレート髪も滅多に出てこないんだよ…という話は別のところで書いたが、新王国時代以降って編み込みかふわふわカールかのどっちかであることが多いなという感じ。
そして髪の毛の色は、カツラ見てる限りだと赤褐色かダークブラウンが多いなという印象。ヘンナによる髪染めも知られているわけだし、もしかして古代エジプトの「美しい髪の色」「理想的な髪の毛」がこのミイラのかぶってるカツラくらいの赤みがかった茶色だった可能性もあるんじゃないか…という思いつき。さて、そのあたりはどうなんだろうか。