街歩き② イスタンブールの美味しいバクラバ屋さんとその他のごはん事情

トルコに来たらばバクラバは食べねばならない。名物の甘いお菓子である。
日本人には甘すぎるし、ヘタなお店にいくとベッタベタに甘いだけで美味しくもなんともないのだが、美味しいお店はめちゃめちゃ美味しい。

というわけで、いろんなサイトでオススメされていたカラキョイ・ギュッルオール(Karaköy Güllüoğlu)へお茶をしにいく。
どうも近くに二店舗あるらしく、自分が行ったのは Karaköy Güllüoğlu - Nadir Güllü のほう。

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メニューこれ。ほとんどのものが1つ4リラで、高くても6リラ。
メニューに書かれている価格はおそらく昔のもので、レシート見ると実際は40-50リラ、高いやつだと100リラ。チャイは29リラだった。(どうやらインフレが急速に進行しすぎてメニュー改訂が追いついていないらしい…)

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どこかのブログに「要冷蔵のミルクバクラバというのが美味しかった」と書かれていたが、メニューにはミルクバクラバというものはない。要冷蔵のスイーツは通常のバクラバと別のケースに入って売られていて、それはバクラバではなくティラミスとのことだった。
ミルキーヌリエというバクラバはあり、それはこの↓皿に乗ってる四角いやつ。変わり種だとチョコレートバクラバというものもあった。

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お茶は別カウンターで受け取り。そちらでお茶だけ追加注文もできる。味は評判通りでパイ生地のサクサクやほどよい甘さがクセになる。
とにかく種類があり、食べ比べしようと思うと何度も来ないとだめかも。

今回は帰国便に乗るまでの時間調整でしかないので、さすがに全部は食えない。
というわけでギフトボックスでのお持ち帰りを注文。パックにする? と言われたのでパックを選ぶと、箱にビニールをかけて手提げ袋に入れてくれた。それを手荷物で大事に日本までお持ち帰り…。

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常温でも腐らず、何日かはもつとのこと。空港で買うやすいお土産用バクラバとは全然レベル違う味なので、時間のある人はバクラバ店テイクアウトに挑戦してみてもいいかもね。


続いて、イスタンブールといえば名物のサバサンド。…といきたかったのだが、なんと街中にパチもん? いやほぼ同じ内容の「サバラップ」の店がいくつも出来ていた。おそらくサバサンドは大御所のガラタ橋のたもとの店が商標登録とかしちゃってるので別の名前をつけたのだろう。
サバをパンに挟んでるだけの名物なので、どこで食べてもぶっちゃけ同じ。安定して美味しい。

ただ、前回来た時は15リラくらいだったサバサンドが230リラになっているのはちょっとビビった。・・・・・・・・・・インフレすげぇ。
(なお1ヶ月前に行った人の話では、その時180リラだったらしい。短期間で値上がりした?!)

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今回の旅行、文句なしにおいしかったのは、この2つだけである。
トルコの料理、全般的に値上がりして微妙にマズくなっていた。

まずなにがダメって、味が濃すぎるんである。ヨーロッパからの観光客に合わせちゃったとかなのか。
これ「トマトスープ」で注文して出てきたものなんだけど、香辛料とコショウ山盛り過ぎてトマトの味全くしない。オレガノとコショウが山盛り。無理。パンで薄めても無理。前菜のマカロニみたいなのとヨーグルトで必死に薄めた。

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喫茶店のはちみつケーキは小麦粉の塊にはちみつぶっかけただけ、粉でバッサバサ。味ははちみつだけ。拷問か…? 口の中の水分すべて奪われる感じ。
お腹はそこそこ空いてたけど完食できず、一つ食べてお茶をいただいて店を出た。

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お肉料理は肉汁とか何もなしのパッサパサ+香辛料山盛り、そんで大量のポテト! このポテトあっちこっちで出てきた。定番の付け合せみたいになってるみたいなんだけどケチャップください。ちなみにトルコのマヨネーズ・ケチャップはゲロまずでした。カゴメー! 早く進出してくれー!

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残念すぎたのがマルマラ海沿いで食べたお魚の丸焼き、魚なら美味しいだろと思ったら油ぜんぶ落ちてる無味乾燥な塩焼きでだいぶションボリ。ごはんはガチガチに固くて「いやこれ米のままじゃない?」みたいな感じだったし。
食べられなくはないけど、レストランで食べる味じゃない…。

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で、お醤油かければいけるかと思ってお店にあった醤油もらったんだけど、これ「醤油に似た何か」であって断じて醤油ではないw
裏側のトルコ語をグーグルレンズで翻訳すると「アジア料理に欠かせない醤油、鶏肉のマリネにもオススメ」とか書かれてて、「鶏肉のマリネ…とは…??」って首を傾げるはめになった。
たぶん醤油というより醤油ベースドレッシングのノリ。マズいほどではないが醤油とは認められない。キッコーマーン! 早く進出してくれー!

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というわけで、前回の「やすいわりに美味しい」というイメージが崩れてだいぶ残念な感じでした。
(※味が濃すぎたのは、前回と行った地方が違っていたので地方料理という可能性もある。日本で言う名古屋みたいな…)

ただ今回意外だったのは、トルコの寿司はわりと食えるってことですね。
世界各国の謎寿司を食べ巡ってきた私ですが…トルコの寿司は、わりとアリ寄りの味…。エビうめえ。

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なぜか寿司パックについてたお醤油は普通だったんだよなあ。
値段はクッソ高いけど、ショッピングモールや空港で見かけたら、試してみるのもアリかもしれない。

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