アメリカで定期的に発生するペスト患者。「腺ペスト」はほぼ問題なし、「肺ペスト」が発生したら危険
アメリカ・カリフォルニア州でペスト患者が発生したというニュースが流れていた。
米カリフォルニア州の住民、ペストの感染確認 キャンプでノミに噛まれたか
https://www.cnn.co.jp/fringe/35236980.html
これ、ほぼ毎年のことなのだが、「現代にペストまだあんの?!」みたいな感じで騒ぐ人もいるので、いちおう情報まとめておこうかなと…。
●カリフォルニアは定期的に患者の発生する地域だが、数としてはアフリカとアジアのほうが上
●感染力が高いのは肺ペスト、腺ペストの場合はすぐ収束する
発生数は、少し古いデータだが以下。
https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/name37.html

毎年2,000人程度の報告例がある、と書かれているとおりで、野生動物が菌を持っている地域では定期的に患者が発生する。
ただし通常の感染であれば本人がひどい目に合うだけで済む。肺に感染して呼吸とともに菌がバラ撒かれる状態(=肺ペスト)になると大変。
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ha/plague/010/index.html

とあり、現代医療でも1割くらいの死亡者がでてしまっている。日本国内では野生動物がペスト菌を持ってる可能性は低いが、肺ペスト感染者が潜伏期間内に日本国内に入ってくると、日本でも大量感染が起きる可能性はある。
また、上の図にあるとおり、まれに猫などのペットがノミ経由で保菌者となってしまい、飼い主に感染される可能性もあるという。
ペストの発生する可能性のある地域でのペット外飼いはやめとけ、ということだ。(もっとも、アジアやアフリカの場合、ペット以前に野良猫とか野良犬おおすぎ問題があるのだが…。)
というわけで、アメリカのペスト発生は定期イベントなので腺ペストなら問題なし。肺ペストが発生したって言われたら警戒したほうがいい。
空気感染するので…。予防のためのワクチンもないので…。あとアメリカさんコロナの時すらマスクしたがらなかった国民性なんで、もし発生したらめちゃくちゃ流行すると思うんで…。
*****
[>おまけ
古代のペスト菌はどこまで広がっていたか。青銅器時代にはブリテン島に到達していたことが明らかに
https://55096962.seesaa.net/article/499655189.html
ペスト菌は人類の歴史とともに進化し、人類の拡散とともに世界に広まっていったらしいよ。という話。
ヒッタイトを襲った「エジプトの呪い」の正体。紀元前14世紀の疫病の正体と、当時の検疫事情について
https://55096962.seesaa.net/article/491576025.html
かつて「ヒッタイトのペスト」と呼ばれていたものは実際にはペストではなかっただろう、とするのが現在有力な説だけど、参考までに。
米カリフォルニア州の住民、ペストの感染確認 キャンプでノミに噛まれたか
https://www.cnn.co.jp/fringe/35236980.html
これ、ほぼ毎年のことなのだが、「現代にペストまだあんの?!」みたいな感じで騒ぐ人もいるので、いちおう情報まとめておこうかなと…。
●カリフォルニアは定期的に患者の発生する地域だが、数としてはアフリカとアジアのほうが上
●感染力が高いのは肺ペスト、腺ペストの場合はすぐ収束する
発生数は、少し古いデータだが以下。
https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/name37.html
毎年2,000人程度の報告例がある、と書かれているとおりで、野生動物が菌を持っている地域では定期的に患者が発生する。
ただし通常の感染であれば本人がひどい目に合うだけで済む。肺に感染して呼吸とともに菌がバラ撒かれる状態(=肺ペスト)になると大変。
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ha/plague/010/index.html
"この他、マダガスカルでは、2017年8月に肺ペスト患者が報告された後、11月までの4ヶ月に渡ってペストの流行が続いた.この間の患者数は2,348名(治療等に従事した医療関係者81名を含む)で、死亡例が202例であった.臨床的に肺ペストと診断された患者数は1,791名であり15)、ヒト-ヒト間の飛沫感染が感染拡大の一因であったと考えられている."
とあり、現代医療でも1割くらいの死亡者がでてしまっている。日本国内では野生動物がペスト菌を持ってる可能性は低いが、肺ペスト感染者が潜伏期間内に日本国内に入ってくると、日本でも大量感染が起きる可能性はある。
また、上の図にあるとおり、まれに猫などのペットがノミ経由で保菌者となってしまい、飼い主に感染される可能性もあるという。
ペストの発生する可能性のある地域でのペット外飼いはやめとけ、ということだ。(もっとも、アジアやアフリカの場合、ペット以前に野良猫とか野良犬おおすぎ問題があるのだが…。)
というわけで、アメリカのペスト発生は定期イベントなので腺ペストなら問題なし。肺ペストが発生したって言われたら警戒したほうがいい。
空気感染するので…。予防のためのワクチンもないので…。あとアメリカさんコロナの時すらマスクしたがらなかった国民性なんで、もし発生したらめちゃくちゃ流行すると思うんで…。
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[>おまけ
古代のペスト菌はどこまで広がっていたか。青銅器時代にはブリテン島に到達していたことが明らかに
https://55096962.seesaa.net/article/499655189.html
ペスト菌は人類の歴史とともに進化し、人類の拡散とともに世界に広まっていったらしいよ。という話。
ヒッタイトを襲った「エジプトの呪い」の正体。紀元前14世紀の疫病の正体と、当時の検疫事情について
https://55096962.seesaa.net/article/491576025.html
かつて「ヒッタイトのペスト」と呼ばれていたものは実際にはペストではなかっただろう、とするのが現在有力な説だけど、参考までに。