大エジプト博物館、開館に「第二のクフ王の船」復元間に合わず→復元作業をライブで見せます! という強硬手段に
クフ王の船二隻並べて展示するって言ってたけど最近取り出された二隻目のほうは復元間に合ってないよな…? どうすんのかな。と思っていたら、二隻めはなんとライブレストアですって。復元室をそのまま展示物として見せるらしい。豊洲市場のマグロ競りみたいな扱いじゃんこれ。
https://english.ahram.org.eg/News/555786.aspx

まず、「クフ王の船」とは何かについてから説明する。
この古代の木造船は、ギザの大ピラミッドのそばの坑(あな)に収められた状態で1954年に発見された。坑は2つ並んでしたのだが、当時開封されたのは1つだけ。もう1つは、開けてしまうと保存状態が悪くなるということもあり、また第一の船の復元には10年を要し、かなり労力・資金がかかったこともあり、封鎖されたままで1990年代後半までそのままだった。
二隻セットと考えられたことから、当初「太陽の船」、エジプト神話における太陽神の乗る「昼の船」と「夜の船」の二隻ではないか、とされた。これが「太陽の船」という名前の由来だ。
ただし、実際に使った形跡があること、死者の書などに描かれた「太陽の船」とは形状が異なっていること、実際には船坑は2つではなくピラミッドの周囲に5つあるのが確認されていることから、この名称は確定したものではない。葬送用の儀礼船、もしくは王が生前に国土内の巡幸などに使っていた実用品という可能性も高い。
そのため、学術的には一般に「クフ王の船」という名称が使われる。
このあたりの説明は以下に記載した。
尚、クフ王の第二の船の発見者は、吉村作治氏ではない。 日本語のサイトだと彼の名前を上げてるところあるけど、あれは一般人にはわかりゃしないと思って本人がウソついてたのに未だに引きずられてるだけですね…。
インターネットの無かった時代ならまぁ騙されてくれる人もいたのかもしれないけど、さすがに今の時代、いくら日本語のサイトでウソばらまいても他言語の記事とか見れば一発なんで。というか日本語でも専門書なら絶対間違えないので。
ウソついたことを訂正も謝罪もせず誤魔化し続けてるのがほんとダメ。(周囲の同業者も止めろよ…。)
*************
クフ王の「太陽の船」を巡る諸説と、本当の発見者。
https://55096962.seesaa.net/article/201107article_39.html
クフ王の「太陽の船」復元について <太陽の船ではない可能性を、お忘れなく!>
https://55096962.seesaa.net/article/200807article_30.html
**************
また、復元については2008年ごろに話が出ていた。これは大エジプト博物館が日本の円借款と技術援助で作られることが決まった頃の話である。
船の復元には当時の価格で5億円以上がかかると試算されていた。そのお金と技術を提供するので一緒に研究させてください! という話だったのだ。
それから約17年。エジプトの政変、コロナ禍、イスラエルの暴走と様々な出来事がありつつ、大エジプト博物館の開館も、第二の船の修復も、遅れに遅れて、ようやく大エジプト博物館は開館にこぎつけたが、第二の船のほうは状態が悪くてなかなか復元が終わらない状態が続いている…というのが現状になる。
ここまでの履歴は以下。
**************
「クフ王の第二の船」部材取り上げ完了。組み立て工程へ
https://55096962.seesaa.net/article/202107article_12.html
「クフ王の第二の船」取り上げ~修復の進行状況と名称についての問題まとめ
https://55096962.seesaa.net/article/202006article_10.html
【大丈夫だ、問題ない】クフ王の第二の船、取り上げ中にちょっとだけダメージを受ける。
https://55096962.seesaa.net/article/201708article_28.html
クフ王の第二の「太陽の船」発掘開始 スポンサー:ニトリ
https://55096962.seesaa.net/article/201106article_34.html
************
2021年には、大エジプト博物館開館間近! ということで、ピラミッドの近くに展示されていた第一の船が大エジプト博物館のほうに移動させられ、もとの「太陽の船博物館」は取り壊された。
クフ王の第一の船、「大エジプト博物館」へ移動開始。その運搬がまさかの方法だった
https://55096962.seesaa.net/article/202108article_6.html
ギザ大地にあった「クフ王の舟博物館」、どうやら取り壊された模様。ピラミッド前の風景が変わった
https://55096962.seesaa.net/article/202203article_6.html
2022年には突然、「大エジプト博物館に二隻並べて展示しまぁす!」という発表がなされた。
この時点で、第二の船は修復・復元作業をしている大エジプト博物館にそのまま展示物として残ることが確定した。
クフ王の船、二隻並べて大エジプト博物館に展示されることになる。(計画変更)
https://55096962.seesaa.net/article/202008article_26.html
************
と、まあ、17年間見てきた終わりなき復元プロジェクトがこれなんである。
せめてキリのいいところまでいければなとは思ったものの…。当初計画よりだいぶ遅れてそうなので、これ復元にかかったお金は5億とかじゃ済まされいと思うので、最終的にどんくらいかかったのかは発表してほしい。
予想通りというかなんというか、大エジプト博物館、開館初っ端はトラブってそうなので、落ち着いた来年あたりに暇をみつけてお邪魔してみようかと思う。まーまずね、お金より時間がね…。長期休暇がね…。
https://english.ahram.org.eg/News/555786.aspx
まず、「クフ王の船」とは何かについてから説明する。
この古代の木造船は、ギザの大ピラミッドのそばの坑(あな)に収められた状態で1954年に発見された。坑は2つ並んでしたのだが、当時開封されたのは1つだけ。もう1つは、開けてしまうと保存状態が悪くなるということもあり、また第一の船の復元には10年を要し、かなり労力・資金がかかったこともあり、封鎖されたままで1990年代後半までそのままだった。
二隻セットと考えられたことから、当初「太陽の船」、エジプト神話における太陽神の乗る「昼の船」と「夜の船」の二隻ではないか、とされた。これが「太陽の船」という名前の由来だ。
ただし、実際に使った形跡があること、死者の書などに描かれた「太陽の船」とは形状が異なっていること、実際には船坑は2つではなくピラミッドの周囲に5つあるのが確認されていることから、この名称は確定したものではない。葬送用の儀礼船、もしくは王が生前に国土内の巡幸などに使っていた実用品という可能性も高い。
そのため、学術的には一般に「クフ王の船」という名称が使われる。
このあたりの説明は以下に記載した。
尚、クフ王の第二の船の発見者は、吉村作治氏ではない。 日本語のサイトだと彼の名前を上げてるところあるけど、あれは一般人にはわかりゃしないと思って本人がウソついてたのに未だに引きずられてるだけですね…。
インターネットの無かった時代ならまぁ騙されてくれる人もいたのかもしれないけど、さすがに今の時代、いくら日本語のサイトでウソばらまいても他言語の記事とか見れば一発なんで。というか日本語でも専門書なら絶対間違えないので。
ウソついたことを訂正も謝罪もせず誤魔化し続けてるのがほんとダメ。(周囲の同業者も止めろよ…。)
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クフ王の「太陽の船」を巡る諸説と、本当の発見者。
https://55096962.seesaa.net/article/201107article_39.html
クフ王の「太陽の船」復元について <太陽の船ではない可能性を、お忘れなく!>
https://55096962.seesaa.net/article/200807article_30.html
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また、復元については2008年ごろに話が出ていた。これは大エジプト博物館が日本の円借款と技術援助で作られることが決まった頃の話である。
船の復元には当時の価格で5億円以上がかかると試算されていた。そのお金と技術を提供するので一緒に研究させてください! という話だったのだ。
それから約17年。エジプトの政変、コロナ禍、イスラエルの暴走と様々な出来事がありつつ、大エジプト博物館の開館も、第二の船の修復も、遅れに遅れて、ようやく大エジプト博物館は開館にこぎつけたが、第二の船のほうは状態が悪くてなかなか復元が終わらない状態が続いている…というのが現状になる。
ここまでの履歴は以下。
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「クフ王の第二の船」部材取り上げ完了。組み立て工程へ
https://55096962.seesaa.net/article/202107article_12.html
「クフ王の第二の船」取り上げ~修復の進行状況と名称についての問題まとめ
https://55096962.seesaa.net/article/202006article_10.html
【大丈夫だ、問題ない】クフ王の第二の船、取り上げ中にちょっとだけダメージを受ける。
https://55096962.seesaa.net/article/201708article_28.html
クフ王の第二の「太陽の船」発掘開始 スポンサー:ニトリ
https://55096962.seesaa.net/article/201106article_34.html
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2021年には、大エジプト博物館開館間近! ということで、ピラミッドの近くに展示されていた第一の船が大エジプト博物館のほうに移動させられ、もとの「太陽の船博物館」は取り壊された。
クフ王の第一の船、「大エジプト博物館」へ移動開始。その運搬がまさかの方法だった
https://55096962.seesaa.net/article/202108article_6.html
ギザ大地にあった「クフ王の舟博物館」、どうやら取り壊された模様。ピラミッド前の風景が変わった
https://55096962.seesaa.net/article/202203article_6.html
2022年には突然、「大エジプト博物館に二隻並べて展示しまぁす!」という発表がなされた。
この時点で、第二の船は修復・復元作業をしている大エジプト博物館にそのまま展示物として残ることが確定した。
クフ王の船、二隻並べて大エジプト博物館に展示されることになる。(計画変更)
https://55096962.seesaa.net/article/202008article_26.html
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と、まあ、17年間見てきた終わりなき復元プロジェクトがこれなんである。
せめてキリのいいところまでいければなとは思ったものの…。当初計画よりだいぶ遅れてそうなので、これ復元にかかったお金は5億とかじゃ済まされいと思うので、最終的にどんくらいかかったのかは発表してほしい。
予想通りというかなんというか、大エジプト博物館、開館初っ端はトラブってそうなので、落ち着いた来年あたりに暇をみつけてお邪魔してみようかと思う。まーまずね、お金より時間がね…。長期休暇がね…。