メンカウラー王のピラミッド内部に未知の空間(通路?)があるかもしれない。非破壊検査の結果が論文で出ていたぞ
ピラミッド内部の構造を外部から調べる、スキャン・ピラミッド・プロジェクト、クフ王のピラミッドの次はメンカウラー王のピラミッドもやっていたらしい。結果の論文が出ていたのでさっそくチェキしに行ってきた。
Detection of two anomalies behind the Eastern face of the Menkaure Pyramid using a combination of non-destructive testing techniques
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S096386952500012X?via%3Dihub
まず前提として、メンカウラー王のピラミッドはギザの3つのピラミッドの中ではいちばん小さく、クフ王のピラミッドの1/2くらい。そのせいかあまり調査されておらず、最後に構造の調査がされたのは1906年から1910年にかけての Reisner(ライスナー)の調査が最後らしい。
なので今回の調査は実に100年ぶりの本格的な調査になるらしい。
今回調子されたのは、東面を覆っている研磨された花崗岩ブロックの並ぶ一角であり、ここだけツルツルに仕上げられているので、背後に何かあるのでは…? 北側の入口のある部分と構造が似ているので、こっち側にも通路が隠されているのでは…? という仮説があった。それを実証しにいったのが今回の調査。

使われた技術は電気抵抗トモグラフィー(ERT)、地中レーダー(GPR)、超音波探傷(UST)の3つ。それらにマルチモーダルIFを組み合わせて総合的に判断し、2つの通路らしき空間が見つかった、という結果になっている。


この3つの方法について簡単に説明すると以下。
電気抵抗トモグラフィー(ERT)
多数の電極を用いて物体内の電気抵抗分布を計測する手法
生体計測や地中探査、プラント計測などに使用される
https://tkawaguchi.jp/ERT/
地中レーダー(GPR)
地中の埋設物や地面の内部構造をマッピングするために電磁波を使ってその反射データから分析する手法
地中の埋設物だけでなく空洞探査や遺跡探査、地質調査などにも利用され、目的や用途に応じたレーダ装置が必要
https://www.gpr-teaching.com/questions/
※10年くらい前に騒動になった、ツタンカーメン墓の壁の向こうに隠し部屋があるとか無いとかいう説の根拠に使われたのもコレ。実際には空間は無かった。
超音波探傷(UST)
20kHz 以上の音波を利用て音波で試験体の内部のキズなどを探索する方法。探触子を試験体に当て超音波を発生する。
https://www.j-ndk.co.jp/product/hihakaikensa/ultrasonic_testing.html
※遺物で宝石とかガラス製品が出てきた時に使われているのを見ることがある。
なお、メンカウラー王のピラミッドの内部構造はこんな感じになっており、少なくとも一度は設計変更された形跡がある。なので、秘密の通路として作られたのか、設計変更された時に残された作業用通路なのかは不明である。

少し前にクフ王のピラミッドのスキャンでも空間が見つかったが、その空間も、元々はピラミッド外壁まで貫通している通路で、設計変更されたか、仕上げの段階で不要なものとして放棄されて埋められたのだろうという結論になっている。なのでメンカウラー王のピラミッドについても、設計変更された時に中に通路の残骸とか残ってても不思議ではない。
クフ王ピラミッドにある未知の空間を、多地点宇宙線イメージングの技術により、高い精度で詳細に特定!
https://www.imass.nagoya-u.ac.jp/research/20230303_morishima.html

Mystery of massive space inside Egyptian pyramid
https://www.bbc.co.uk/newsround/41860113
ただ、見つかってる空間が並行に2本っていうのはよくわからない。どっちかが通路なのか、どっちも通路なのか、はたまた一本の太い通路の途中が埋もれて2つの空間に見えているだけなのか。
今回は「空間らしきものが見つかりましたー」までの報告なので、今後さらに詳細な調査をするのだと思う。続報を待ちたい。
Detection of two anomalies behind the Eastern face of the Menkaure Pyramid using a combination of non-destructive testing techniques
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S096386952500012X?via%3Dihub
まず前提として、メンカウラー王のピラミッドはギザの3つのピラミッドの中ではいちばん小さく、クフ王のピラミッドの1/2くらい。そのせいかあまり調査されておらず、最後に構造の調査がされたのは1906年から1910年にかけての Reisner(ライスナー)の調査が最後らしい。
なので今回の調査は実に100年ぶりの本格的な調査になるらしい。
今回調子されたのは、東面を覆っている研磨された花崗岩ブロックの並ぶ一角であり、ここだけツルツルに仕上げられているので、背後に何かあるのでは…? 北側の入口のある部分と構造が似ているので、こっち側にも通路が隠されているのでは…? という仮説があった。それを実証しにいったのが今回の調査。
使われた技術は電気抵抗トモグラフィー(ERT)、地中レーダー(GPR)、超音波探傷(UST)の3つ。それらにマルチモーダルIFを組み合わせて総合的に判断し、2つの通路らしき空間が見つかった、という結果になっている。
この3つの方法について簡単に説明すると以下。
電気抵抗トモグラフィー(ERT)
多数の電極を用いて物体内の電気抵抗分布を計測する手法
生体計測や地中探査、プラント計測などに使用される
https://tkawaguchi.jp/ERT/
地中レーダー(GPR)
地中の埋設物や地面の内部構造をマッピングするために電磁波を使ってその反射データから分析する手法
地中の埋設物だけでなく空洞探査や遺跡探査、地質調査などにも利用され、目的や用途に応じたレーダ装置が必要
https://www.gpr-teaching.com/questions/
※10年くらい前に騒動になった、ツタンカーメン墓の壁の向こうに隠し部屋があるとか無いとかいう説の根拠に使われたのもコレ。実際には空間は無かった。
超音波探傷(UST)
20kHz 以上の音波を利用て音波で試験体の内部のキズなどを探索する方法。探触子を試験体に当て超音波を発生する。
https://www.j-ndk.co.jp/product/hihakaikensa/ultrasonic_testing.html
※遺物で宝石とかガラス製品が出てきた時に使われているのを見ることがある。
なお、メンカウラー王のピラミッドの内部構造はこんな感じになっており、少なくとも一度は設計変更された形跡がある。なので、秘密の通路として作られたのか、設計変更された時に残された作業用通路なのかは不明である。
少し前にクフ王のピラミッドのスキャンでも空間が見つかったが、その空間も、元々はピラミッド外壁まで貫通している通路で、設計変更されたか、仕上げの段階で不要なものとして放棄されて埋められたのだろうという結論になっている。なのでメンカウラー王のピラミッドについても、設計変更された時に中に通路の残骸とか残ってても不思議ではない。
クフ王ピラミッドにある未知の空間を、多地点宇宙線イメージングの技術により、高い精度で詳細に特定!
https://www.imass.nagoya-u.ac.jp/research/20230303_morishima.html
Mystery of massive space inside Egyptian pyramid
https://www.bbc.co.uk/newsround/41860113
ただ、見つかってる空間が並行に2本っていうのはよくわからない。どっちかが通路なのか、どっちも通路なのか、はたまた一本の太い通路の途中が埋もれて2つの空間に見えているだけなのか。
今回は「空間らしきものが見つかりましたー」までの報告なので、今後さらに詳細な調査をするのだと思う。続報を待ちたい。