マヤのボードゲーム「パトリ」の実物遺跡が発見される。床に…直接描くんだこれ…。

グァテマラのナアチュン遺跡から、マヤ人が好んだボードゲーム、「パトリ」の盤が遺跡から発見された、という論文が流れていた。パトリというのは豆を使った単純な版ゲームだそうなのだが、賭け事に使われ、時に名誉や財産さえも賭けていたという。
見るとたしかにボードゲームの盤なのだが、「ボード」というよりは、床に直接、四角いマスを描いたもの。今回見つかっているものは、フレスコ画のような作り方がされている。

Dealing with Uniqueness: A Classic Period Maya Mosaic Ceramic Patolli Board from Naachtun, Guatemala
https://www.cambridge.org/core/journals/latin-american-antiquity/article/dealing-with-uniqueness-a-classic-period-maya-mosaic-ceramic-patolli-board-from-naachtun-guatemala/34E9EAC59B12671020B5F5AA15EB5362

urn_cambridge.org_id_binary_20251104224433704-0175_S1045663525101259_S1045663525101259_fig1.png

urn_cambridge.org_id_binary_20251104224433704-0175_S1045663525101259_S1045663525101259_fig5.png

urn_cambridge.org_id_binary_20251104224433704-0175_S1045663525101259_S1045663525101259_fig6.png

ゲームのルールについては以下を参照。豆をダイスがわりに使い、手持ちの駒をすべて「あがり」に持ち込むと勝ち、らしい。
ルール的にはそんなに難しくなさそうだが、これ建物の床にわざわざ盤として描くほど熱心にプレイしていた人たちがいたってことなんだろうか…。まあ、血が流れるような遊びじゃないぶん平和的でいいとは思うけど。

古代マヤのゲーム「パトリ」①
https://www.isan-no-sekai.jp/column/6412

古代マヤのゲーム「パトリ」②
https://www.isan-no-sekai.jp/column/6459

なお、この「パトリ」は紀元前200年頃からグァテマラ周辺で流行りはじめ、スペイン人の記録にも出てくることから中世でも知られていた模様。今回見つかった盤はおそらく建物と同時に作られていて5世紀くらいのもの、とのこと。
日本でいうところの「すごろく」みたいな感じで、この地域の地元ローカルな地域文化の象徴としての遊びだったのだろうなと思う。