ラメセス2世の作った都ペル・ラメセス、オシャレに言うと「水の都」なのでは。/現実問題で考えるとかなりの高リスク
ペル・ラメセスは、第19王朝のファラオ・ラメセス2世の時代に作られたとされるナイル下流の都。現在のカンティールに当たる。
川の中州みたいなところに作られていて、第20王朝以降は川の流れが変動して港が無くなってしまったため放棄または衰退したとされる。後世に、すぐ近くに作り直された都が第21王朝のタニス。タニスからは、ペル・ラメセスから持ち出されて転用された石材が多数見つかっている。

で、まあこの都、昔から耐久力低すぎだろと思っていた。おもくそ中洲なんで、どの復元図見ても「沈みそうだな…」「ナイルが増水したらぜんぶ流されそうだな…」という感じなんである。
コレとか。
コレとか。
カッコよく言えば「水の都」なのだが、現実的な目で見ると「沼地ど真ん中湿気マシマシエリア」。水位が上がっても水没しないよう対価堤防を築き、かつ水はけのための水路も巡らせて何とかいけるか…? という感じ。中洲地域なので面積もそれほど広くなく、建物がぎゅう詰めになっていて手狭でもある。
アジア方面への出兵や、国境の防衛を考えるなら、ここに軍事基地を作るのはアリだと思う。でも王宮とか首都機能にはどう考えても向いていないと思う…。
ちなみに、このペル・ラメセスのすぐ近くには、かつてヒクソスが首都にしていたアヴァリスの街があった。
なので、ラメセス2世がここにわざわざ都を作ったのは祖先とのつながりを示すためではないか、という説もある。(ラメセス2世の一族はヒクソスをルーツとする可能性がある)
新参者のヒクソスがここに街を作ったのは、元々のエジプト人政権があまり使っていない土地で、周囲が水のため防衛もしやすかったからだろう。小規模な都市で軍事基地と併用するなら悪くないロケーションだと思う。大きな神殿とか建てようとしたとたん、手狭な上に水没しやすいといてデメリットを思い切り食らうことになるが。
というわけで、ビジュアル的にはカッコいい都なのだが、いかんせん実用で考えるとなあ…。というお話。
ナイルの流れが変わったとかの問題が発生していなくても、ペル・ラメセスの首都としての寿命はそんなに長くなかったんじゃないかな。増築の余地がないし水没リスク高すぎるんで。
川の中州みたいなところに作られていて、第20王朝以降は川の流れが変動して港が無くなってしまったため放棄または衰退したとされる。後世に、すぐ近くに作り直された都が第21王朝のタニス。タニスからは、ペル・ラメセスから持ち出されて転用された石材が多数見つかっている。
で、まあこの都、昔から耐久力低すぎだろと思っていた。おもくそ中洲なんで、どの復元図見ても「沈みそうだな…」「ナイルが増水したらぜんぶ流されそうだな…」という感じなんである。
カッコよく言えば「水の都」なのだが、現実的な目で見ると「沼地ど真ん中湿気マシマシエリア」。水位が上がっても水没しないよう対価堤防を築き、かつ水はけのための水路も巡らせて何とかいけるか…? という感じ。中洲地域なので面積もそれほど広くなく、建物がぎゅう詰めになっていて手狭でもある。
アジア方面への出兵や、国境の防衛を考えるなら、ここに軍事基地を作るのはアリだと思う。でも王宮とか首都機能にはどう考えても向いていないと思う…。
ちなみに、このペル・ラメセスのすぐ近くには、かつてヒクソスが首都にしていたアヴァリスの街があった。
なので、ラメセス2世がここにわざわざ都を作ったのは祖先とのつながりを示すためではないか、という説もある。(ラメセス2世の一族はヒクソスをルーツとする可能性がある)
新参者のヒクソスがここに街を作ったのは、元々のエジプト人政権があまり使っていない土地で、周囲が水のため防衛もしやすかったからだろう。小規模な都市で軍事基地と併用するなら悪くないロケーションだと思う。大きな神殿とか建てようとしたとたん、手狭な上に水没しやすいといてデメリットを思い切り食らうことになるが。
というわけで、ビジュアル的にはカッコいい都なのだが、いかんせん実用で考えるとなあ…。というお話。
ナイルの流れが変わったとかの問題が発生していなくても、ペル・ラメセスの首都としての寿命はそんなに長くなかったんじゃないかな。増築の余地がないし水没リスク高すぎるんで。