来年は午年なので、過去のウマ記事と古代エジプトのウマについてのおさらいから
来年は午年ですね! でもこのブログ、干支二周くらいしてるのでもう時事ネタは使い果たしちゃってるんですよ、あっはっは!
ちなみに前回2014年のウマ年記事はこちらですね。
https://55096962.seesaa.net/article/201401article_1.html
というわけで、今回は過去に書いた記事のおさらいで誤魔化しておきましょう…。

*野生種はこんな感じ
まず、古代エジプトの話から。何度も書いているとおり、古代エジプト人はウマに乗りません/乗れません。
なぜかというと、「騎乗」という技術が発達しておらず、鞍(くら)や鐙(あぶみ)といった素人に便利な道具も発明されていないからです。
「ウマの調教技術」もテクノロジーの一つですからね。人が乗れる状態まで躾けられるようになるのは、早く見積もって紀元前1,000年以降。
「王家の紋章」など昔流行ったエジプトがテーマのマンガで、ファラオ様が馬に乗って疾走するシーンが出てきたりしたために勘違いしている人が多いのですが、実際には時代錯誤の描写です。ウマに馬具つけるだけでオーパーツです。
古代人は乗馬が出来ない。それが出来たらチャリオットは要らない
https://55096962.seesaa.net/article/502077856.html
古代エジプトに騎兵はいないが、「もしも馬に乗れる人がいたら」という仮定で話をする
https://55096962.seesaa.net/article/201601article_9.html
ちなみに古代メソポタミアでは、貴人の乗り物は「牛車」。現代でも落馬事故は命に関わることのあるもので、くらやあぶみ、調教の技術などが未発達の古代世界なら尚更、偉い人が危険をおかすはずもないと考えるべきだと思います。
古代メソポタミアの貴人は牛車に乗って。ウマ利用が開始される以前の乗り物事情
https://55096962.seesaa.net/article/501106149.html
また、ウマの家畜化の歴史は最近の研究で以前より新しい時代だったことが分かってきました。
紀元前2,000年前後に黒海北東部で飼いならされたものが現在の家畜系統につながっていることが判明。つまりそれ以前の時代の遺跡から見つかってる馬の骨は、単に野生馬を狩って食べてたか、飼育の試みはしていたけど繁殖までは出来なかった。
ウマはいつ家畜化されたのか: 追加研究が出て紀元前2,200年頃でほぼ確定に。各所の専門家は修正がんばって!
https://55096962.seesaa.net/article/503592080.html
(これがエジプトに入ってくるのが紀元前1,500年ごろ。主な用途は戦車を引かせるためで騎乗用ではない)
また、馬はロバより背が高いので、戦争で斥候に使わせるなら機動力よりは「脚立」代わりに使う方法からスタートだと思われます。
乗れなくても一定の利用方法はあるってことですね。
ウマを偵察に使う利点は機動力だけではない。「背の高い生き物の上に乗ると視野が広がる」
https://55096962.seesaa.net/article/511723016.html
…というわけで、主に最近書いたものから、ウマ利用の歴史と家畜化についてでした。
なおウマ飼育については、「キックリ文書」という有名な調教手順の粘土板があります。ヒッタイトで見つかったものですが、調教担当者はミタンニの出身。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AA
なのでウマ娘に出てくる古代イメージの壁画みたいなやつ、あれ本来はエジプトじゃなくてミタンニかヒッタイトですね…。エジプト人そんなにウマ使ってないですし、外来の輸入品っていう扱いなんで。
地域が近いんで美術的の様式的には似てるんですけどね。


ちなみに前回2014年のウマ年記事はこちらですね。
https://55096962.seesaa.net/article/201401article_1.html
というわけで、今回は過去に書いた記事のおさらいで誤魔化しておきましょう…。
*野生種はこんな感じ
まず、古代エジプトの話から。何度も書いているとおり、古代エジプト人はウマに乗りません/乗れません。
なぜかというと、「騎乗」という技術が発達しておらず、鞍(くら)や鐙(あぶみ)といった素人に便利な道具も発明されていないからです。
「ウマの調教技術」もテクノロジーの一つですからね。人が乗れる状態まで躾けられるようになるのは、早く見積もって紀元前1,000年以降。
「王家の紋章」など昔流行ったエジプトがテーマのマンガで、ファラオ様が馬に乗って疾走するシーンが出てきたりしたために勘違いしている人が多いのですが、実際には時代錯誤の描写です。ウマに馬具つけるだけでオーパーツです。
古代人は乗馬が出来ない。それが出来たらチャリオットは要らない
https://55096962.seesaa.net/article/502077856.html
古代エジプトに騎兵はいないが、「もしも馬に乗れる人がいたら」という仮定で話をする
https://55096962.seesaa.net/article/201601article_9.html
ちなみに古代メソポタミアでは、貴人の乗り物は「牛車」。現代でも落馬事故は命に関わることのあるもので、くらやあぶみ、調教の技術などが未発達の古代世界なら尚更、偉い人が危険をおかすはずもないと考えるべきだと思います。
古代メソポタミアの貴人は牛車に乗って。ウマ利用が開始される以前の乗り物事情
https://55096962.seesaa.net/article/501106149.html
また、ウマの家畜化の歴史は最近の研究で以前より新しい時代だったことが分かってきました。
紀元前2,000年前後に黒海北東部で飼いならされたものが現在の家畜系統につながっていることが判明。つまりそれ以前の時代の遺跡から見つかってる馬の骨は、単に野生馬を狩って食べてたか、飼育の試みはしていたけど繁殖までは出来なかった。
ウマはいつ家畜化されたのか: 追加研究が出て紀元前2,200年頃でほぼ確定に。各所の専門家は修正がんばって!
https://55096962.seesaa.net/article/503592080.html
(これがエジプトに入ってくるのが紀元前1,500年ごろ。主な用途は戦車を引かせるためで騎乗用ではない)
また、馬はロバより背が高いので、戦争で斥候に使わせるなら機動力よりは「脚立」代わりに使う方法からスタートだと思われます。
乗れなくても一定の利用方法はあるってことですね。
ウマを偵察に使う利点は機動力だけではない。「背の高い生き物の上に乗ると視野が広がる」
https://55096962.seesaa.net/article/511723016.html
…というわけで、主に最近書いたものから、ウマ利用の歴史と家畜化についてでした。
なおウマ飼育については、「キックリ文書」という有名な調教手順の粘土板があります。ヒッタイトで見つかったものですが、調教担当者はミタンニの出身。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AA
なのでウマ娘に出てくる古代イメージの壁画みたいなやつ、あれ本来はエジプトじゃなくてミタンニかヒッタイトですね…。エジプト人そんなにウマ使ってないですし、外来の輸入品っていう扱いなんで。
地域が近いんで美術的の様式的には似てるんですけどね。