アルジェリア(1) 砂漠の岩絵を見に行こう
今回の行き先はサハラ砂漠である。

砂漠って何があるの? …遺跡です。
というか、砂漠の中にある遺跡が見たかったんですね。タッシリ・ナジェール、と言えばピンとくる人も多いかと思う。
行こうと思って最初に調べたのが2015年。それから、かれこれ10年ほど経ちました…。
サハラ、砂漠の画廊 ―タッシリ・ナジェール遺跡について調べる。
https://55096962.seesaa.net/article/201502article_12.html
サハラの岩絵、タッシリ・ナジェールとへンリ・ロートの探検による問題について
https://55096962.seesaa.net/article/500113552.html
この岩絵のあるタッシリ・ナジェールがあるのは、アルジェリア。しかしこの国、元社会主義国であり、いまでも個人ではビザが取りづらい。コロナ明けからは、南部の観光地に行く人向けの観光ビザも取れるようになったのだが、取り方や行った人の話を調べると、どうも個人ではかなりハードルが高く、最低でもフランス語が出来ないと厳しそうだった。
おまけに政情不安で、外務省の安全情報ではずっとコレ。
見たい岩絵が集中しているのが青○のあたり。

なのであと10年は行けないと思っていたのだが、ふとした弾みで、去年からツアー再開しているところがあるという情報を見つけてしまった。
…行ける?
今なら一瞬だけ行ける…??!
完 全 に 自 己 責 任 。
エジプト行くつもりだったのに、一瞬で切り替わりましたね、ええ。
エジプトは今の政権が続く限り、たぶんしばらく安定してるはずなので。他の周辺国は政権交代とか民主化の波とか不景気とかで一瞬で崩れる可能性あるので…。隣のリビアなんて未だに安全度情報で真っ赤ですしね…。
ちなみにタッシリ・ナジェール(台地)はこのへん。危険領域に接続している。標高1,500m以上ある台地部分に登山して徒歩で回る。
有名な「セファールの白い巨人」は台地上にある。
下の地図の、タファルレット峠あたりから徒歩で山に登ってセファールを目指し、最後また峠から山を降りてジャネットに戻ってくるコースが一般的。
タッシリに接続するタダラート(砂漠と平原)。外務省情報でオレンジ色になってる領域。
なだらかな場所なので車で回れる。サハラといえばこれ! みたいな大砂丘はここにある。
ジャネットから南下して大砂丘ティン・メルズーカを目指すコースが一般的。

どっちにしても、外務省からは眉をしかめられそうな場所である。(まあ、観光業で食ってる地域なので、地元ガイドさん雇えばいけるんだろうなとは思っていたが)
台地の上の徒歩コースと、下の砂漠の車コースにするかだいぶ悩んだが、前者の日数の長いコースだと首都アルジェの観光をする時間がないのと、イザというとき逃げられるのは車のほうかな…という日和りから、今回は後者のコースで岩絵を巡ることにした。岩絵のクオリティが高いのは台地に登るコースなのだが、車で回るコースはザ・サハラな砂丘なども見られる砂漠ツアーなので砂漠を味わうには良い。
何より、自分が知りたかったのは、絵そのものというより岩絵のある場所の風景や地理条件なのである。
過去の人たちは一体、どういう場所に絵を描いてきたのか。どういう場所に絵が残っているのか。これは写真集で岩絵の写真だけ見てても良くわからない。自分で行って見てみたほうが理解しやすい。
――というわけで! 今回はアルジェリア(の南の果て)に岩絵を見に行く旅である。
…なお、観光で入国する人のアライバル・ビザの取得はカオスを極め、大行列のうえタコ部屋に詰め込まれるどころか外にも溢れ、延々3時間半。
・入国窓口で行き先や泊まるホテルなどを示してアライバル・ビザくれと言う
・ビザ窓口に回される。このときパスポートは取り上げられる
・別室で長時間待ち。硬いベンチが少しあるだけのガラス張りのお部屋で、お世辞にも快適とは言えない。いちおうトイレが近くにあるのだけが救い
・事務手続きが終わると窓口に呼ばれてビザ代135ユーロを支払う。領収書くれてパスポート返却
・出口でパスポートのスタンプ(それがビザ)を見せて荷物を取りに行く
・この時点で数時間経過しているので、荷物はレーンから床に放り出されて積まれている…。放置された荷物から自分のものを探し出す
・空港を出る
<ここまでで半日>
イスラム教国なんだからクリスマス関係ないだろうに、事務手続きやる人は一人だけ。当然、長蛇の列。
ブチきれてるスペイン人団体、諦めモードで寝てるイタリア人、時間の余裕なんて無く、ようやく入国出来たと思ったらそのまま乗継便で南部の街・ジャネットへ。
すべてが慌ただしく、手続きは煩わしく、観光でメシ食いたいけど制度も仕組みも全然整ってないヘタクソ国家のグダグタを久しぶりに味わった…w

そもそも日本から航空券の手配する時点で、最終目的地がアルジェだと分かるとビザ取得の見込みとかホテル手配してあるかとかを聞かれるんですよね。それに加えて入国審査前にパスポート取り上げられてタコ部屋送りなんで、聞いてたとおり入国は厳しい部類。ていうか、入管の人がフランス語オンリーというハードルもあるので、個人で行くのはまだまだ厳しい国だなと思います…。
****
まとめ読みはこちら
砂漠って何があるの? …遺跡です。
というか、砂漠の中にある遺跡が見たかったんですね。タッシリ・ナジェール、と言えばピンとくる人も多いかと思う。
行こうと思って最初に調べたのが2015年。それから、かれこれ10年ほど経ちました…。
サハラ、砂漠の画廊 ―タッシリ・ナジェール遺跡について調べる。
https://55096962.seesaa.net/article/201502article_12.html
サハラの岩絵、タッシリ・ナジェールとへンリ・ロートの探検による問題について
https://55096962.seesaa.net/article/500113552.html
この岩絵のあるタッシリ・ナジェールがあるのは、アルジェリア。しかしこの国、元社会主義国であり、いまでも個人ではビザが取りづらい。コロナ明けからは、南部の観光地に行く人向けの観光ビザも取れるようになったのだが、取り方や行った人の話を調べると、どうも個人ではかなりハードルが高く、最低でもフランス語が出来ないと厳しそうだった。
おまけに政情不安で、外務省の安全情報ではずっとコレ。
見たい岩絵が集中しているのが青○のあたり。
なのであと10年は行けないと思っていたのだが、ふとした弾みで、去年からツアー再開しているところがあるという情報を見つけてしまった。
…行ける?
今なら一瞬だけ行ける…??!
完 全 に 自 己 責 任 。
エジプト行くつもりだったのに、一瞬で切り替わりましたね、ええ。
エジプトは今の政権が続く限り、たぶんしばらく安定してるはずなので。他の周辺国は政権交代とか民主化の波とか不景気とかで一瞬で崩れる可能性あるので…。隣のリビアなんて未だに安全度情報で真っ赤ですしね…。
ちなみにタッシリ・ナジェール(台地)はこのへん。危険領域に接続している。標高1,500m以上ある台地部分に登山して徒歩で回る。
有名な「セファールの白い巨人」は台地上にある。
下の地図の、タファルレット峠あたりから徒歩で山に登ってセファールを目指し、最後また峠から山を降りてジャネットに戻ってくるコースが一般的。
タッシリに接続するタダラート(砂漠と平原)。外務省情報でオレンジ色になってる領域。
なだらかな場所なので車で回れる。サハラといえばこれ! みたいな大砂丘はここにある。
ジャネットから南下して大砂丘ティン・メルズーカを目指すコースが一般的。
どっちにしても、外務省からは眉をしかめられそうな場所である。(まあ、観光業で食ってる地域なので、地元ガイドさん雇えばいけるんだろうなとは思っていたが)
台地の上の徒歩コースと、下の砂漠の車コースにするかだいぶ悩んだが、前者の日数の長いコースだと首都アルジェの観光をする時間がないのと、イザというとき逃げられるのは車のほうかな…という日和りから、今回は後者のコースで岩絵を巡ることにした。岩絵のクオリティが高いのは台地に登るコースなのだが、車で回るコースはザ・サハラな砂丘なども見られる砂漠ツアーなので砂漠を味わうには良い。
何より、自分が知りたかったのは、絵そのものというより岩絵のある場所の風景や地理条件なのである。
過去の人たちは一体、どういう場所に絵を描いてきたのか。どういう場所に絵が残っているのか。これは写真集で岩絵の写真だけ見てても良くわからない。自分で行って見てみたほうが理解しやすい。
――というわけで! 今回はアルジェリア(の南の果て)に岩絵を見に行く旅である。
…なお、観光で入国する人のアライバル・ビザの取得はカオスを極め、大行列のうえタコ部屋に詰め込まれるどころか外にも溢れ、延々3時間半。
・入国窓口で行き先や泊まるホテルなどを示してアライバル・ビザくれと言う
・ビザ窓口に回される。このときパスポートは取り上げられる
・別室で長時間待ち。硬いベンチが少しあるだけのガラス張りのお部屋で、お世辞にも快適とは言えない。いちおうトイレが近くにあるのだけが救い
・事務手続きが終わると窓口に呼ばれてビザ代135ユーロを支払う。領収書くれてパスポート返却
・出口でパスポートのスタンプ(それがビザ)を見せて荷物を取りに行く
・この時点で数時間経過しているので、荷物はレーンから床に放り出されて積まれている…。放置された荷物から自分のものを探し出す
・空港を出る
<ここまでで半日>
イスラム教国なんだからクリスマス関係ないだろうに、事務手続きやる人は一人だけ。当然、長蛇の列。
ブチきれてるスペイン人団体、諦めモードで寝てるイタリア人、時間の余裕なんて無く、ようやく入国出来たと思ったらそのまま乗継便で南部の街・ジャネットへ。
すべてが慌ただしく、手続きは煩わしく、観光でメシ食いたいけど制度も仕組みも全然整ってないヘタクソ国家のグダグタを久しぶりに味わった…w
そもそも日本から航空券の手配する時点で、最終目的地がアルジェだと分かるとビザ取得の見込みとかホテル手配してあるかとかを聞かれるんですよね。それに加えて入国審査前にパスポート取り上げられてタコ部屋送りなんで、聞いてたとおり入国は厳しい部類。ていうか、入管の人がフランス語オンリーというハードルもあるので、個人で行くのはまだまだ厳しい国だなと思います…。
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