世に沈没船マニアは尽きまじ。冬の嵐で姿を現した沈没船、速攻で特定される

激しい冬の嵐のあと、アイランドビーチの砂浜から姿を表した古い木材の山が、136年前に沈没したローレンス・N・マッケンジー号(Lawrence N. McKenzie)と特定された。特定できるのも凄いが早い…! 沈没船マニア界早い。

Beach Erosion Reveals Fragments of a 136-Year-Old Shipwreck That Sank in New Jersey’s ‘Graveyard of the Atlantic’
https://www.smithsonianmag.com/smart-news/beach-erosion-reveals-fragments-of-a-136-year-old-shipwreck-that-sank-in-new-jerseys-graveyard-of-the-atlantic-180988079/

というのも、この海域は昔は海の難所として知られており、年間40隻近くが遭難していたらしいのだ。
記事の後ろのほうに沈没船データベースがついているが、興味本位でクリックしたらあまりの大容量にものすごい時間かかってしまった。膨大なリストになっており、Googleスプレッドシートとして見られるので、興味のある人は眺めてみるといいかと。

で、今回みつかったのはスクーナー船、エルトリコからニューヨーク市へオレンジを積んで輸送中に1890年3月21日にニュージャージー州沖で難破して浸水、船員は救助されたが船はそのまま嵐に呑まれて消えてしまった。保険会社の記録では全損扱いになったと残っているらしい。

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場所がバミューダ海域に近い、と言うと、あーね…と納得してもらえるかもしれない。
昔なつかしバミューダ・トライアングルの正体は、結局は「この海域の気候が不安定で船が難破しやすい」で結論づけられてしまって、最近はミステリー扱いされてるのもあみり見かけなくなったのだが、ミステリー抜きにしても沈没船というロマンは残る。まあ今回は積荷がオレンジなんで腐ってしまって何も残ってはないようだけれども。

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消えた船は、こんな感じであちこちの海岸や海底にいまも眠っているのだろうなあ。


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過去にまとめた、沈没船関連の記事

「絵に描いたモチ」ならぬ「深海の財宝」。サン・ホセ号の財宝とその行方
https://55096962.seesaa.net/article/489101148.html

沈没船がないのに沈没船の気配が見える…北アメリカ/ニューイングランドで発見された銀のコイン
https://55096962.seesaa.net/article/202104article_24.html

水中遺物: テクシン号からの陶磁器に纏わる嫌疑
https://55096962.seesaa.net/article/201709article_11.html