メイドゥムの崩れピラミッドのすぐそばにある「マスタバNo.17」、被葬者不明だが規模からして王族なのでは。
エジプトに、盗掘者の気分が味わえるアトラクションがあるんですよ~という話を聞いて、どれのことだ…? と思ってよくよく調べてみたらメイドゥムのマスタバNo.17だった。
このマスタバ、盗掘者が空けた穴をそのまま観光用に使ってるから、確かに盗掘者の気分は味わえるんですよね…。
観光客のあまり行かない場所で、盗掘の痕跡も生々しく残っているという話。
概要など
https://www.facebook.com/groups/119457584880015/posts/3003999566425788/

調査データなど。動画あり
https://isida-project.ucoz.com/egypt_2012/medum_17.htm

場所はココ。メイドゥムのピラミッドのすぐとなりにある。
すぐ向かいにあるNo.16は、ピラミッド建造者のスネフェル王の息子とされるネフェルマアト王子と妻アテトのマスタバ墓(No.16)で、有名な「メイドゥムのガチョウ」の壁画はこのマスタバから出ている。

あれ? なんかピラミッド四角くね? と思ったあなたは鋭い。このピラミッド、外装が崩れてしまってて芯の部分にあたる四角いところがあらわになっている特異な形状なのだ。
スネフェル王はクフ王の前の代の王で、大きなピラミッドを一人で3つも作っている。最初に作ったのがこの崩れたピラミッドと考えられており、工法がイケてなかったため建造途中で崩れたものと考えられている。その後、試行錯誤のすえに最初の真正ピラミッドを完成させ、ノウハウが次代に継承されてクフ王のあの巨大なギザのピラミッドへと繋がっていくのである。


そういうわけで、マスタバNo.17のあるこの場所はスネフェル王の最初のピラミッドと、彼の息子のマスタバの間になる。ということは、この王家の誰かが被葬者ではないかと思われるのだが、根こそぎ盗掘されてしまっているので被葬者の名前も分からないらしい。
マスタバの内部にメイドゥム・ピラミッドから剥がれ落ちたと思われる石材が使われているため、ピラミッドが崩壊したあとにその石材を転用してスネフェル王の治世後半のどこかで作られた可能性が高いと考えられているのだが…。
ちなみに王妃は衛星ピラミッドが墓と考えられているようなので、候補からは除外されているようだ。もしかしたら、ネフェルマアト以外の王子がいたのかもしれないし、クフ王が皇太子だった時代に作らせた墓で、本人はギザの大ピラミッドに埋葬されたのでここを使わなかったのかもしれない。
いずれにしろ、何も手がかりがないので被葬者については想像するしかないのだが、いまも内部に入れる貴重な古王国時代のマスタバなので、盗掘者気分はともかく、考古学マニア向けアトラクションとしては楽しそうだなと思った。
…ただし…エジプトの他の遺跡と同じで…コウモリはいる…w
動画にめっちゃコウモリ出てくる…。
顔にフンが落ちてくるため、決して上を向いてはいけない遺跡。それもまた、古代から続く伝統的な墓内部体験ではあるのですが。
このマスタバ、盗掘者が空けた穴をそのまま観光用に使ってるから、確かに盗掘者の気分は味わえるんですよね…。
観光客のあまり行かない場所で、盗掘の痕跡も生々しく残っているという話。
概要など
https://www.facebook.com/groups/119457584880015/posts/3003999566425788/
調査データなど。動画あり
https://isida-project.ucoz.com/egypt_2012/medum_17.htm
場所はココ。メイドゥムのピラミッドのすぐとなりにある。
すぐ向かいにあるNo.16は、ピラミッド建造者のスネフェル王の息子とされるネフェルマアト王子と妻アテトのマスタバ墓(No.16)で、有名な「メイドゥムのガチョウ」の壁画はこのマスタバから出ている。
あれ? なんかピラミッド四角くね? と思ったあなたは鋭い。このピラミッド、外装が崩れてしまってて芯の部分にあたる四角いところがあらわになっている特異な形状なのだ。
スネフェル王はクフ王の前の代の王で、大きなピラミッドを一人で3つも作っている。最初に作ったのがこの崩れたピラミッドと考えられており、工法がイケてなかったため建造途中で崩れたものと考えられている。その後、試行錯誤のすえに最初の真正ピラミッドを完成させ、ノウハウが次代に継承されてクフ王のあの巨大なギザのピラミッドへと繋がっていくのである。
そういうわけで、マスタバNo.17のあるこの場所はスネフェル王の最初のピラミッドと、彼の息子のマスタバの間になる。ということは、この王家の誰かが被葬者ではないかと思われるのだが、根こそぎ盗掘されてしまっているので被葬者の名前も分からないらしい。
マスタバの内部にメイドゥム・ピラミッドから剥がれ落ちたと思われる石材が使われているため、ピラミッドが崩壊したあとにその石材を転用してスネフェル王の治世後半のどこかで作られた可能性が高いと考えられているのだが…。
ちなみに王妃は衛星ピラミッドが墓と考えられているようなので、候補からは除外されているようだ。もしかしたら、ネフェルマアト以外の王子がいたのかもしれないし、クフ王が皇太子だった時代に作らせた墓で、本人はギザの大ピラミッドに埋葬されたのでここを使わなかったのかもしれない。
いずれにしろ、何も手がかりがないので被葬者については想像するしかないのだが、いまも内部に入れる貴重な古王国時代のマスタバなので、盗掘者気分はともかく、考古学マニア向けアトラクションとしては楽しそうだなと思った。
…ただし…エジプトの他の遺跡と同じで…コウモリはいる…w
動画にめっちゃコウモリ出てくる…。
顔にフンが落ちてくるため、決して上を向いてはいけない遺跡。それもまた、古代から続く伝統的な墓内部体験ではあるのですが。