初版時はなかった章を付け足して完全体に…「エリザベス女王 増補版」
エリザベス女王のストーカー…いやイギリス王室の熱心な研究者である著者によるエリザベス女王の生涯を書いた本、初版時には女王がまだ存命だったので途中までで終わっていたものが、最終章に人生の締めくくりを付け足して、ある意味で完全体になって出版され直していた。
ので、改めて通しで読んでみた。

エリザベス女王 増補版 史上最長・最強のイギリス君主 (中公新書) - 君塚直隆
なお、同じ著者の本で「現代世界の陛下たち」というのもあり、内容は共通している。→読んだ時の感想

「エリザベス女王」のほうも共通したテーマ・物の見方を貫いているのだが、女王の長い治世には、動乱の20世紀があり、「国王」「君主」のあり方が大きく変わった時代でもあった。
序盤に「ラジオ時代の女王」という言葉が出てくるが、時代はラジオから白黒テレビ、カーテレビ、そしてインターネットへと移り変わっていった。その時代ごとに王室は発信の媒体変え、発信方法も、発信のスタンスも変える必要があった。
歴史的事件でいうなら、第二次世界大戦後の混乱、イギリスの不況、世界恐慌、EC/EUの誕生、アフリカ諸国の独立、ベルリンの壁崩壊やソ連の解体。アメリカ同時多発テロもあった。
そして自分にとっては歴史上の人物でしかないウィンストン・チャーチルや「鉄の女」サッチャーも、女王の治世の中の一部であり、同時代の人物だった。
通しで読むと、ほんとにエリザベス女王の人生っては波乱万丈だし、めちゃくちゃ時代が変化してて、この時代を70年も君主やってられたのすごすぎるな…って素直に思う。
そして、この役目は、ほかの誰かではむりだろうなと思った。
彼女は女王として生き、女王としてこの世を去った。順番を待っていたチャールズ国王には申し訳ないが、命ある限り玉座を降りることは絶対に出来なかったのだろうなと思う。
そして、果たしてその偉大な玉座を、息子の代、孫の代は守りきれるのだろうかとも心配になる。
時代の変化とともに、もはや王室は国民の支持なくして存在できなくなった。貴族に対して無条件に下々が従ってくれるような時代でもなくなった。
「現代世界の陛下たち」でも触れられていたとおり、国王が国王として生き残るために、方法を模索しなければならない時代になったのだ。
もしも国民が「王室など必要ない」「豪華な宮殿などお金の無駄」などと判断してNOを突きつけた場合、民主主義国家としては伝統を廃止しなければならなくなるだろう。
ハリー王子という爆弾を抱え、エプスタイン文書関連でも王室が揺れているこの時代、チャールズ国王はどう乗り切っていくのか。
次はチャールズ国王についての本も読んでみたいな…(いつか出版されれば…)と思うのだ。
ので、改めて通しで読んでみた。

エリザベス女王 増補版 史上最長・最強のイギリス君主 (中公新書) - 君塚直隆
なお、同じ著者の本で「現代世界の陛下たち」というのもあり、内容は共通している。→読んだ時の感想

「エリザベス女王」のほうも共通したテーマ・物の見方を貫いているのだが、女王の長い治世には、動乱の20世紀があり、「国王」「君主」のあり方が大きく変わった時代でもあった。
序盤に「ラジオ時代の女王」という言葉が出てくるが、時代はラジオから白黒テレビ、カーテレビ、そしてインターネットへと移り変わっていった。その時代ごとに王室は発信の媒体変え、発信方法も、発信のスタンスも変える必要があった。
歴史的事件でいうなら、第二次世界大戦後の混乱、イギリスの不況、世界恐慌、EC/EUの誕生、アフリカ諸国の独立、ベルリンの壁崩壊やソ連の解体。アメリカ同時多発テロもあった。
そして自分にとっては歴史上の人物でしかないウィンストン・チャーチルや「鉄の女」サッチャーも、女王の治世の中の一部であり、同時代の人物だった。
通しで読むと、ほんとにエリザベス女王の人生っては波乱万丈だし、めちゃくちゃ時代が変化してて、この時代を70年も君主やってられたのすごすぎるな…って素直に思う。
そして、この役目は、ほかの誰かではむりだろうなと思った。
彼女は女王として生き、女王としてこの世を去った。順番を待っていたチャールズ国王には申し訳ないが、命ある限り玉座を降りることは絶対に出来なかったのだろうなと思う。
そして、果たしてその偉大な玉座を、息子の代、孫の代は守りきれるのだろうかとも心配になる。
時代の変化とともに、もはや王室は国民の支持なくして存在できなくなった。貴族に対して無条件に下々が従ってくれるような時代でもなくなった。
「現代世界の陛下たち」でも触れられていたとおり、国王が国王として生き残るために、方法を模索しなければならない時代になったのだ。
もしも国民が「王室など必要ない」「豪華な宮殿などお金の無駄」などと判断してNOを突きつけた場合、民主主義国家としては伝統を廃止しなければならなくなるだろう。
ハリー王子という爆弾を抱え、エプスタイン文書関連でも王室が揺れているこの時代、チャールズ国王はどう乗り切っていくのか。
次はチャールズ国王についての本も読んでみたいな…(いつか出版されれば…)と思うのだ。