ヒッタイトの首都で見つかった「カラシュマ語」粘土板の解読リザルト。天候神への祈りっぽい…?
今を去ること2年半ほど前、ヒッタイト帝国の首都・ボアズキョイの発掘現場から「カラシュマ語」で書かれた粘土板が見つかった。
カラシュマ語はヒッタイト帝国領内で話されていた地方言語の一種とされるが、今まで未発見だった新言語のため話題となった。今までに見つかっている、ルウィ語という地方言語に近そうだという話で、完全に未知の言語ではなかったため、解読が待たれていた。
幻の「カラシュマ語」、ヒッタイトの首都から発見される
https://55096962.seesaa.net/article/500922058.html
で、久しぶりに研究者のサイト見に行ったら解読終わってたみたいなので、レポートを読んでみた。
…自動翻訳で。(ヘタレ)
Eine neue Sprache im Hethiterreich
https://publications.dainst.org/journals/aa/article/view/4461
発見当初は公開されていなかった粘土板の写真もクリアに載せられていた。かなり変則的な形に作られた、厚みのある粘土板。
研究者の評によると「作りが雑で文字もやや荒れている。綴りミスもあるため修正して解読した」とのこと。あまり慣れていない書記、もしくはカラシュマ語が話されていた地方から出てきた神官などの手によるものなのかもしれない。
粘土板がこすれて文字が消えている部分もあるらしく、下半分が何もなくなってる部分は、粘土が削れたのかもしれないとのこと。

自動翻訳だが、解読された内容は↓こんな感じらしい。
おそらく、悪天候をつかさどる天候神をなだめるために供物をささげている呪文だろうとされ、この儀式はカラシュマ語の話されていた街で実施されていたのでは、と推測されている。
*********************
今はじっとしていてください!私たちの代わり(つまり、私たちの代わりに)を準備してください!
満杯の鍋/皿があります。
私たちのために、あなたの高き祭壇に近づいてください!
あなた自身のために、食べ物で満たされてください!
しかし、あなたがあなた自身のために満たされた時、
(そして)あなたが(私のために敗北した状況で)祭壇の高みで(つまり、祭壇の上で)安らぎを得た時、
わが主よ、わが神よ、慈悲深い心構えを示してください!
わが主よ!私たちに目を向けてください!
恵みと豊かさがここに訪れますように。
私からあなたへ、安らぎが届きますように。
私たちの人間としての才能を養ってください!
もう一度立ち上がってください!恵み深くありましょう!
…私たちは受け取りました/立ちました。私たちはあなたに…しました。
あなたは現れるでしょう!あなたが満腹になるまで、私たちはそれを送ります。
*********************
ルウィ語の知識でだいたい意味の通る文章になるので、カラシュマ語がルウィ語に似ているという初期の予測はおそらく当たっており、ルウィ語系統の言語の可能性は高い。ただカラシュマ語の文章がこれしか見つかっていないので、他にも見つかり、同じ文法やルールで解読できるのなら、解読方法は正しいということになるだろうとのことだ。
ルウィ語に語彙は似ているが、ルウィ語にないeの音が入っていたりするそうなので、方言レベルの違いなのかなと思う。
なお、カラシュマ語はアナトリア北西部、現在のトルコ共和国ボル県付近で話されていたと推定されているらしい。ヒッタイトが帝国化して支配地域を広げた時代に吸収合併された小国がここにあったというのが現在の仮説。ルウィ語も、ヒッタイトの支配下に置かれた先住民の言語とされている。(ヒッタイト人はあとからアナトリアに入ってきた別系統の民族なので)

ヒッタイト帝国が多民族国家だったことはだいぶわかってきているが、言語の面でもバラつきがあり、地方ごとにいろんな方言が飛び交う帝国だったのかもしれない。だとすると、ローマ帝国に近いイメージになるのかなと思う。
カラシュマ語はヒッタイト帝国領内で話されていた地方言語の一種とされるが、今まで未発見だった新言語のため話題となった。今までに見つかっている、ルウィ語という地方言語に近そうだという話で、完全に未知の言語ではなかったため、解読が待たれていた。
幻の「カラシュマ語」、ヒッタイトの首都から発見される
https://55096962.seesaa.net/article/500922058.html
で、久しぶりに研究者のサイト見に行ったら解読終わってたみたいなので、レポートを読んでみた。
…自動翻訳で。(ヘタレ)
Eine neue Sprache im Hethiterreich
https://publications.dainst.org/journals/aa/article/view/4461
発見当初は公開されていなかった粘土板の写真もクリアに載せられていた。かなり変則的な形に作られた、厚みのある粘土板。
研究者の評によると「作りが雑で文字もやや荒れている。綴りミスもあるため修正して解読した」とのこと。あまり慣れていない書記、もしくはカラシュマ語が話されていた地方から出てきた神官などの手によるものなのかもしれない。
粘土板がこすれて文字が消えている部分もあるらしく、下半分が何もなくなってる部分は、粘土が削れたのかもしれないとのこと。
自動翻訳だが、解読された内容は↓こんな感じらしい。
おそらく、悪天候をつかさどる天候神をなだめるために供物をささげている呪文だろうとされ、この儀式はカラシュマ語の話されていた街で実施されていたのでは、と推測されている。
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今はじっとしていてください!私たちの代わり(つまり、私たちの代わりに)を準備してください!
満杯の鍋/皿があります。
私たちのために、あなたの高き祭壇に近づいてください!
あなた自身のために、食べ物で満たされてください!
しかし、あなたがあなた自身のために満たされた時、
(そして)あなたが(私のために敗北した状況で)祭壇の高みで(つまり、祭壇の上で)安らぎを得た時、
わが主よ、わが神よ、慈悲深い心構えを示してください!
わが主よ!私たちに目を向けてください!
恵みと豊かさがここに訪れますように。
私からあなたへ、安らぎが届きますように。
私たちの人間としての才能を養ってください!
もう一度立ち上がってください!恵み深くありましょう!
…私たちは受け取りました/立ちました。私たちはあなたに…しました。
あなたは現れるでしょう!あなたが満腹になるまで、私たちはそれを送ります。
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ルウィ語の知識でだいたい意味の通る文章になるので、カラシュマ語がルウィ語に似ているという初期の予測はおそらく当たっており、ルウィ語系統の言語の可能性は高い。ただカラシュマ語の文章がこれしか見つかっていないので、他にも見つかり、同じ文法やルールで解読できるのなら、解読方法は正しいということになるだろうとのことだ。
ルウィ語に語彙は似ているが、ルウィ語にないeの音が入っていたりするそうなので、方言レベルの違いなのかなと思う。
なお、カラシュマ語はアナトリア北西部、現在のトルコ共和国ボル県付近で話されていたと推定されているらしい。ヒッタイトが帝国化して支配地域を広げた時代に吸収合併された小国がここにあったというのが現在の仮説。ルウィ語も、ヒッタイトの支配下に置かれた先住民の言語とされている。(ヒッタイト人はあとからアナトリアに入ってきた別系統の民族なので)
ヒッタイト帝国が多民族国家だったことはだいぶわかってきているが、言語の面でもバラつきがあり、地方ごとにいろんな方言が飛び交う帝国だったのかもしれない。だとすると、ローマ帝国に近いイメージになるのかなと思う。