ロシアでバッタが大量発生!と騒ぎになっていたが、それ、ほぼ毎年です。

えー韓国なんで南アフリカに負けてんねん…と思いながらXをのぞきにいったら、なんか「ロシアでバッタが大発生!ざまぁ!」みたいな大騒ぎしてるの見かけたんですよね。

いやあの…私バッタウォッチャーなんで言いますけど、それ、ほぼ毎年起きてますから。
そんでロシアっていうか、カルムイクのあたりってロシアとジョージアの境目あたりの地域ですからね。

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というわけで、過去記事とか貼っときます。
今回とほぼ同じ地域で大量発生した2015年の記事。

ロシア南部でイナゴが大量発生、農作物を食い尽くす
https://www.cnn.co.jp/world/35068392.html

2019年の発生場所。
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2020年のサバクトビバッタ大発生の時期にも、同時に発生してましたからね。

中央アジアの蝗害事情: 今年はモロッコトビバッタの発生が多めになる予想
https://55096962.seesaa.net/article/202004article_19.html

ちなみに去年の大量発生はウクライナでした。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/76a415bcb28af2bda65a4e1125628d92f7531c3a

この地域に発生するのは、6年前に大騒ぎになっていたサバクトビバッタではなくモロッコトビバッタで、年に一回のみの発生。2月から4月ごろに孵化、4月終盤から成虫になって繁殖開始というスケジュール。夏になると成虫は寿命で死亡。

なので局地的に大発生はするけど、爆発的に増えることはないんですね。一回卵産んだら次の年に持ち越しなんで。
サバクトビバッタみたいに、「気候条件が良ければ最大で年4回繁殖します!!」とかいうマジチキ仕様ではない。

モロッコトビバッタはアフガニスタンやトルクメニスタンなどでも、モロッコトビバッタの大量発生のニュースは頻繁に出ている。ロシア南部も「中央アジア」の括りで見れば隣接しているので、バッタの大量発生は「ロシア南部から中央アジアにかけてのどこかで毎年起こる」くらいの認識でいい。
別に特別な事象ではないし、何か意味があるかっていうと特になく、「バッタにとって過ごしやすい、今年のボーナスステージはそこでした」くらい。

まあバッタの寿命そんな長くないんで、じきに大量発生は終わります。
大量の卵が残されると、来年また同じ場所で大量発生するかもしれないので倒すのは大事なんですけど、サバクトビバッタほど凶悪ではないので…。



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日本はかなりバッタ研究者に恵まれた国なので、もっと詳しく知りたい人は↓この本を読もう! 研究内容には「素人は真似しちゃいけません」的な突き抜けたのも混じってるけど、読んで楽しい!

バッタの大発生の謎と生態 - 田中誠二 他
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