アレキサンダー大王の墓について: 発見されたとしてもミイラは残っていない可能性大
アレキサンダー大王の墓探しプロジェクト、まだやってんのかなーと思ってちょっと覗きに行ったら、まだやってはいるっぽい。
まあ場所はだいたい判っていて、かつてのアレキサンドリアの街の中心部に近い場所にあっただろうことは分かっているのと、アレキサンドリアは「どこでも、掘ればだいたい何か出てくる」土地なので、目的の墓が見つかればラッキー、見つからなくても何か成果は出せるよ! くらいのノリなのだと思う。
ただ私は昔から、墓は見つけないほうがいいと思っている。
なぜかというと、墓の残骸の中に入っているだろうミイラは、失われているか、原型を留めない状態になっていることがほぼ確実だからだ。
そう断言できる理由は、アレキサンドリアが海沿いで湿度めっちゃ高い からだ。
そもそもミイラとか保管していい場所ではない。ツタンカーメンはじめ古代の王家のミイラが現代まで残されていたのは、乾燥しきった上エジプトの王家の谷だからであって、冬期にふつうに雨の降るナイルデルタより下流では、どんなに頑張ってもミイラが腐る。
参考:アレキサンドリアの気候
https://ja.weatherspark.com/y/95917/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%80%81%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%B9%B4%E9%96%93%E3%81%AE%E5%B9%B3%E5%9D%87%E7%9A%84%E3%81%AA%E6%B0%97%E5%80%99#google_vignette
これが今のアレキサンドリアの天気。
夏のアレキサンドリアは湿度70%が基本。雨がふらないだけで、日本と大差ない。

そしてこちらが、ミイラが現存する王たちの墓が作られていた「王家の谷」に近いルクソールの天気予報。
夏のルクソールは湿度10%台が基本。全く条件が違うことが分かると思う。

しかも王家の谷は街から離れた谷間の日陰なので、カラッとしてずっと涼しい。ミイラの保管にはもってこいの天然冷蔵である。
それに引き換え、アレキサンドリアの街は地面の舗装された大都会の真ん中の建物の中で、高温多湿。かつ人の出入りも激しく、ちょいちょい棺空けて観光客や偉い人に見せているのだから、保管コンディションは最悪である。
どんなに頑張って防腐処理をしてたとしても、アレキサンダー大王の遺体が良い状態だったとは思えない。
ローマ属州になった直後くらいはまだミイラを見た記録があるのだが、それ以降まったく無いのは、プトレマイオス朝の王家が断絶したあとは墓所のミイラのメンテをする人もいなくなり、朽ちるに任されてしまったからなのではないかと思っている。
なので、もし墓の痕跡が見つかることがあったとしても、そこにアレキサンダー大王の残滓を見いだせるとは期待しないほうがいい。残ってても誰のものかわからん骨の欠片くらいだと思う。もしくは、以前アレキサンドリアで見つかった「ミイラスープ」みたいな地下水と混じり合った腐敗した液体になっているか。(※グロイので画像は載せない)
それならまだ見つからないほうがマシなんじゃあ…とも思うのだ。
まあ場所はだいたい判っていて、かつてのアレキサンドリアの街の中心部に近い場所にあっただろうことは分かっているのと、アレキサンドリアは「どこでも、掘ればだいたい何か出てくる」土地なので、目的の墓が見つかればラッキー、見つからなくても何か成果は出せるよ! くらいのノリなのだと思う。
ただ私は昔から、墓は見つけないほうがいいと思っている。
なぜかというと、墓の残骸の中に入っているだろうミイラは、失われているか、原型を留めない状態になっていることがほぼ確実だからだ。
そう断言できる理由は、アレキサンドリアが海沿いで湿度めっちゃ高い からだ。
そもそもミイラとか保管していい場所ではない。ツタンカーメンはじめ古代の王家のミイラが現代まで残されていたのは、乾燥しきった上エジプトの王家の谷だからであって、冬期にふつうに雨の降るナイルデルタより下流では、どんなに頑張ってもミイラが腐る。
参考:アレキサンドリアの気候
https://ja.weatherspark.com/y/95917/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%80%81%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%B9%B4%E9%96%93%E3%81%AE%E5%B9%B3%E5%9D%87%E7%9A%84%E3%81%AA%E6%B0%97%E5%80%99#google_vignette
これが今のアレキサンドリアの天気。
夏のアレキサンドリアは湿度70%が基本。雨がふらないだけで、日本と大差ない。
そしてこちらが、ミイラが現存する王たちの墓が作られていた「王家の谷」に近いルクソールの天気予報。
夏のルクソールは湿度10%台が基本。全く条件が違うことが分かると思う。
しかも王家の谷は街から離れた谷間の日陰なので、カラッとしてずっと涼しい。ミイラの保管にはもってこいの天然冷蔵である。
それに引き換え、アレキサンドリアの街は地面の舗装された大都会の真ん中の建物の中で、高温多湿。かつ人の出入りも激しく、ちょいちょい棺空けて観光客や偉い人に見せているのだから、保管コンディションは最悪である。
どんなに頑張って防腐処理をしてたとしても、アレキサンダー大王の遺体が良い状態だったとは思えない。
ローマ属州になった直後くらいはまだミイラを見た記録があるのだが、それ以降まったく無いのは、プトレマイオス朝の王家が断絶したあとは墓所のミイラのメンテをする人もいなくなり、朽ちるに任されてしまったからなのではないかと思っている。
なので、もし墓の痕跡が見つかることがあったとしても、そこにアレキサンダー大王の残滓を見いだせるとは期待しないほうがいい。残ってても誰のものかわからん骨の欠片くらいだと思う。もしくは、以前アレキサンドリアで見つかった「ミイラスープ」みたいな地下水と混じり合った腐敗した液体になっているか。(※グロイので画像は載せない)
それならまだ見つからないほうがマシなんじゃあ…とも思うのだ。