古代エジプト仕草について。「お辞儀するの?」→するし、なんなら土下座もある

古代エジプト人にお辞儀させるのどうなん? マジでやんの? と人に聞かれたので、「古代エジプト人は普通に頭下げるよ」という話をしておきたい。

なんで分かるかというと、墓の壁画とか死者の書とかで、死者がえらい人(冥界の王オシリスや冥界神プタハなど)に会いに行く時は、手を体の前に寄せて頭下げているからである。
たとえば↓こんなかんじで。(手を引いているのは守護神、えらい神様に引き合わせてくれてるというシーン)

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また土下座wもあり、たとえば神官がお仕えする神様に祈る時は基本平伏、平民が王に謁見する時なんかもこれ。
頭下げるジェスチャーが尊敬・崇拝・従属などを意味するのは、古代エジプトも同じなのだ。

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似た属性のジェスチャーとしては、こちらの「ヘン」と呼ばれるポーズ。
これは忠誠や賞賛を意味するもので、王の周囲で家臣がやってたり、えらい神様の周りで精霊たちがやってる場合は「●●様、万歳!」みたいな意味になる。従者たちがえらい人を讃えるシーンで使われるポーズなので、基本このポーズは複数人(複数柱)で取る。

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単純に「讃える」とか「偉い人へのご挨拶」であれば両手を上げる、というポーズもある。
ここから平伏し土下座スタイルに移行するのが礼拝。両手を見せて「何も持っていません、敵意はありません」と示すのは、万国共通ジェスチャーでもありますね。

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あと「服従」を意味するポーズだと、この図の右の捕虜がやっている、肘をおさえながら頭を下げるポーズが有名。
「ゼチ」のポーズとも呼ばれる。戦争捕虜などがこのポーズをしている時は、「降参しました。もう逆らいません」という意味。

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古代エジプトの捕虜は肘の所を縛るのが基本スタイルだったようなので、自ら肘に手をやっているのは、縛られているのと同じ意味になるのだと思う。呪詛用の人形なども肘のところを縛ったポーズにされているので、古代世界で戦争に負けたら白旗を上げるのではなく、このポーズでいこう。

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というわけで、古代エジプト人が使っていたポピュラーなボディランゲージをいくつかまとめておいた。
現代世界においても異文化におけるジェスチャーの違いは大きな問題になりがちだが、古代エジプトはわりと現代日本人でも分かりやすいものが多いかなと思う。