"未整理"の記事一覧

書きたいことは判るが味は淡白「コーヒーの世界史」

読みながら、何でこんなに面白くないのかな? と思っていた。 いや、書きたいことは判るし、タイトルや章立てのやり方はいいのだが… 文章として… 無難すぎて全く面白くない。教科書でも読まされているような、というか教科書でももうちょっとは面白いだろう的な本であった。 珈琲の世界史 (講談社現代新書)講談社 旦部 幸博 Amazonアソ…
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インダス文字は、実は文字ではなく記号かもしれない。という説がある

インダス文字は、実は文字か記号か判ってない。 というと「えっ」みたいな顔されることがあるけど、最近ではわりとこの説が盛り上がっている。文字に見えるけど文字じゃない? どういうことなのか。 例えば、〒という記号は郵便という意味だけど、それ自体に読み方があるわけではないし、文字では無いことが判ると思う。 同じようにインダス文字も、…
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エジプト/ワディ・エル・ヒタン(クジラ谷)の博物館、いつの間にか開館してた

いつのまにか開館してたぞ、イタリア支援のクジラ谷の博物館。 ピラミッドとか神殿とか、古代エジプトの遺産に目がいきがちなエジプトだけど、世界遺産はほかにもあるんだ。エジプトの砂漠がかつて海だった太古の昔の時代の、クジラの祖先の化石が露出している「クジラ谷」。 長らく化石が転がってるだけの殺風景な谷だった場所に、近代的な博物館ができ…
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キリスト教史がまた1ページ…ウクライナ正教会、モスクワ総主教庁管轄から離脱。

昨年10月から言われていたウクライナ正教会の離脱をコンスタンティノープル総主教が承認。 ほかの正教組織がどう反応するかは分からないけど、たぶんほとんどは追従でしょうかね。これでロシア正教会は信者の1/4くらい失うことに。 ●昨年10月時点の記事 ウクライナ正教会、ロシア正教会から独立へ https://natge…
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【やらかし】大英博物館、雨漏りでギリシャの彫刻を濡らしかける

去年末の話ですが多分これから何か来るだろうなということで。 大英博物館がガラス天井のメンテを怠って雨漏りをおこし、真下にあった大理石像から「ほんの数センチ」のとこに雨漏りして濡らしそうになった、というお話。 Roof leak causes concern for the Parthenon Marbles in the Bri…
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意外と知らなかった、正教の国エチオピアの「多宗教事情」

なんか濃ゆい感じの本を見つけたので読んでみた。こういうニッチな本もあるのが日本の出版社のすごいとこなんやで。 せめぎあう宗教と国家―エチオピア神々の相克と共生風響社 Amazonアソシエイト この本は複数人で執筆されている。エチオピアの少数民族や、エチオピア正教いがいの宗教事情を研究している人がこんなにいたとは思わなかった。…
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エチオピアの神話時代と歴史の境目。歴史の流れをまとめてみた

エチオピアの歴史を眺めていて、神話的な出来事と歴史的な出来事が混じっててよくわからんなぁと思ったので、ザックリと年表にまとめてみた。その結果、5世紀頃までの話はだいたい神話で、事実かどうかよくわからん。ということが判った。巨大石柱で有名なアクスム王国の建国も1世紀~3世紀頃と幅があり、はっきりしていないらしい。本によって書かれてることが…
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古代エジプト高級神官の服・その毛皮はヒョウかチーターか。

古代エジプトの高級神官が着るものに、ヒョウの毛皮というものがある。 セシャト女神が着ているアレである。 が、アレ、「実はチーターも混じってるんじゃないか」と言う説があるらしい。 ちなみにチーターとヒョウの違いは、こんなかんじである。 ●ヒョウ 模様は、ぶちが5つ集まった形。 顔の黒いラインははっきりしない …
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今年は亥年なので、猪の飼育化とブタの話でも

タイトルどおり、今年も干支の話でも調べてみようかと思ったのだが、このジャンルぶっちゃけそんなに盛り上がっていないようで、あまり面白そうなネタがない。 何でかというと、 ・イノシシの家畜化は比較的容易であり、現在も飼育種が逃亡→野生化→再飼育化、といったプロセスが再現されているため飼育化の過程に謎が少ない ・ブタ(家畜種)と…
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専門家がガチで作った本格同人誌「古代エジプトの動物要語の語源つれづれ」

初心者向けと称することで内容の薄いのを誤魔化したエジプト本ばかり出版されて、しばらく邦語のエジプト本から遠ざかっていたのだが、久し振りにパンチの効いた本が出ていた。考古学者というより語学寄りの人が出した本で、「つれづれ」のタイトルどおり内容はメモ書きを集めたような構成になっている。そして読み手のレベルをあまり想定せずに最初からアクセル踏…
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石器作りの技法・押圧剥離(おうあつはくり)の資料。

押圧剥離とは、その名のとおり石器の元となる石に硬い道具を「押し当て」て、小さな剥片を剥がしとる石器作りの技術である。「押圧」によって「剥離」させることをさすのだから技術としては「押圧法」と呼ぶのが正しい、という意見もある。 この手法だと、石どうしを打ち当てて作る石器に比べると、細かくて精度の高い石器が作れる。さらに、石器の材料とな…
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再推し~エジプト/ピラミッドの建造方法の描写が変わるかも。ハトヌブの採石場で見つかった傾斜路

以前記事にしたコレ。今年のエジプト関連の発見で一番インパクトトが大きかったのは、やはりコレだと思うんですよ。 今はまだ「可能性」であっても、その先の期待はとても大きい。 大ピラミッド建造に不可欠な傾斜路の秘密が解決されるか。ハトヌブの採石場で見つかった傾斜路の可能性 https://55096962.seesaa.net/ar…
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地質学×考古学 ペルーで起きた1450年の大地震の痕跡か、インカの建造物に残る

インカ帝国がマチュピチュを築こうとしていた頃の1450年、推定マグニチュード6.5の大地震がペルーを襲い、それが石積みに痕跡として残っているという研究結果。ペルーは今でも大地震の多い地域で、有名な複雑怪奇な石積みは耐震性を高めるための建築とも言われている。その石組みをもってしても耐え切れず、石がズレている箇所があるのだという。 英…
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いつでもどこでもエジプト神話が読める…謎アプリを見つけてしまった

タブレットに入れてオフラインで使える地図をダウンロードしようとして探していたら、なにやらオススメに謎めいたアプリが出てきたのですよ… なんだこれ 無料アプリ「エジプト神話」…だと…? なんだかよく分からないがエジプトなのでとりあえず入れてみる。 マジでエジプト神話。 神名を引けば、すごく…
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エジプトおっぱいと聖アガタの話/おっぱい菓子の聖人伝説

色々さまよっている間に見つけてしまったのですよ… おっぱい聖人、聖アガタ。 別名シチリアのアガタ。 この人は3世紀にシチリアに生きた、とされ、侵略者ローマに抵抗して拷問で乳房を切り落とされ、それでも信仰を貫いて昇天した、とつたえられている聖女。そのため、切り落とされた自らのおっぱいを手に、悲しげな顔をしている女性として描かれる。…
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