"未整理"の記事一覧

開国まもない時代の日本人パイオニアたち/南の島を開拓した人々

なにやら古めかしい文体の本を見つけたのでちょっと読んでみた。元々の本は1967年に刊行されていて、その再刊行らしい。著者の略歴を見ると1907年となっていて、今から100年以上前! 「お、おう…」と思ってしまった。そりゃ古いわ。 南の島を開拓した人々河出書房新社 宮本 常一 Amazonアソシエイト この本は、開国間もない明…
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サッカラでスカラベのミイラ(大量)発見 & なぜかコガネムシになっている記事

サッカラで、猫と人間の棺が見つかり、同時にスカラベ(フンコロガシ、古代エジプトでは聖なる虫とされた)のミイラも大量に出てきたらしいのです。 猫のミイラが数十体、珍しいスカラベのミイラも エジプトで発掘 https://www.cnn.co.jp/fringe/35128459.html 猫のミイラはまぁ何十万体のレベルで見…
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キリスト教の誕生から世界への布教をダイジェストで。「世界の中のキリスト教」

「世界の中のリキスト教」、この本はキリスト教がいかに世界に広がっていったかという歴史を時系列でダイジェストしている本だ。キリスト教というとどうしてもヨーロッパ中心の世界観のように思われがちだが、アジアやアフリカ、ラテンアメリカなど世界中を同列に扱っていて、ヨーロッパに関する記述はむしろ少ない、というところが非常にユニークになっている。 …
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アサシンクリード・オデッセイ ゲーム設計としての失敗点【ネタバレあり】

古代ギリシャを舞台に作られたゲーム、「アサシンクリード・オデッセイ」。 同じようにつくられた古代エジプトが舞台の「アサシンクリード・オリジンズ」は面白かったのに、こっちは何かいまいち面白くない。自由度がとても低く、世界が窮屈に感じる。  最初は海が広くて陸地が狭いマップ構造のせいかと思っていたのだが、どうもそうじゃない… …
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【クエスト報告】アマゾンでAMAZONを通販してみた。

お疲れ様です。中の人です。 アマゾンに行く前に知人から「アマゾンでAmazonって買えるのか検証してこい」的なことを言われてたのですがまぁアマゾンはマジアマゾンのほうなのでさすがにタブレットやパソコンを持ち込むわけにもいかず。 今回はとちゅうベネズエラも通過するし結構歩く日程だったりもしたので、電子機器は最低限にしたかったのです。 …
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大ピラミッド建造に不可欠な傾斜路の秘密が解決されるか。ハトヌブの採石場で見つかった傾斜路の可能性

エジプト中部、ミニヤ県にあるハトヌブ(Hatnoub)の古い採石場で見つかった、石材を運ぶための傾斜路の跡が、もしかしたら大ピラミッド建造に必要不可欠な「石材運搬方法の謎」をとく鍵となるかもしれないという話。 Ancient ramp used to transport massive stone blocks by Egypt'…
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「魔女狩りは中世ではなく近世である」との主張の微妙な誤解

なぜだか「中世魔女狩り」というキーワードにやたら反応して、「魔女狩りは中世ではない!」という主張をしてくる人を、最近ちょいちょい見かけるようになったのだが、その意見の出所がどこなのかはよくわからない。分からないが、とりあえず自分の知識で書いておくことにした。 まず最初に結論を書いておく。  「魔女狩り」と呼ばれる社会現象…
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「南極の氷が減った、ペンギンやばい…」まさかのジェンツーペンギン大勝利

11月号のナショジオで、南極の氷が溶けているという話が載っていた。 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/gallery/101800390/index.html?P=2 氷が溶け、ペンギンやホッキョクグななどさまざまな生き物に影響が出ているという話はよく目にする。そんないつもの悲観的な話だったら…
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針葉樹は広葉樹に比べて保水力が低い! →実は逆でした。

なんでだか良く判らないけど昔から、「針葉樹は広葉樹に比べて保水力が低い。水を豊かにするのは広葉樹なので山には広葉樹を植えたほうがいい」というような論調の話をよく見かけていたのだが、山を歩いてる感覚としてはなんか違和感があった。「ブナは緑のダム」なんて言われているけど、べつにブナの森が特別豊かだと思ったことはないな、とか。 そこでち…
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航海術に優れたオセアニア住民でも海で遭難することは結構あった。

いかに航海術に優れていようとも海は海、荒れることもあれば予測不可能な出来事に出会って遭難することはある。 オセアニア住人が、既に確立された定期航路を辿る場合でもそれなりの確立で遭難はしていた、という話をしたい。 "1696年末にサマール島の東海岸に2隻の奇妙な形をした船がたどりついた。サマール島のはるか東、1700kmにあるファ…
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世界有数の火山大国で火山と同居していくには。「火山噴火 予知と減災を考える」

減災ってなんだよ、というところでタイトルにホイホイされて読んでみた。2007年に出た本なので最近の噴火の話は出てこないが、ごく最近に起きた御嶽山の噴火などについて考える場合も参考になる本だと思う。 火山噴火―予知と減災を考える (岩波新書)岩波書店 鎌田 浩毅 Amazonアソシエイト 構成として、前半で火山の基礎知識、後半…
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古代エジプトで最古の20面ダイス見つかる、闇のゲームか?! →それギリシャの遺物だから

なんかそれ今更かよっていう感じで、古代エジプトの20面ダイスなるものの話が出回ってたので、まともな紹介ページ作っておこうかと。 まず、これが有名になった大元の記事はこれだと思われる。 Ancient d20 die emerges from the ashes of time https://www.cnet.com/ne…
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コミカルに書かれた悲劇の物語たち「ペルーの異端審問」

図書館のすみっこの本棚を漁ってたら奥の方から出てきた。ペルーって異端審問やってたんだ?! みたいな気分で手にとってみた。さらっと読めるんだけど実は結構重たい話ばかりだし、ちょいちょい真顔になるポイントがあってとても面白かった。 ペルーの異端審問新評論 フェルナンド イワサキ Amazonアソシエイト この本は、16-17世紀…
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