古王国時代からローマ支配時代まで。時代を越えて使われ続けたベニ・ハッサンの墓所 EESがエジプトでやってる発掘調査がなかなか面白そうだったんでメモり。 ベニ・ハッサンはエジプト中部にある地域で、中王国時代の墓地の壁画が有名なとこなんですが、古王国時代からローマ支配時代まで、実に3,000年もの幅のある様々な墓所が見つかるらしい。 https://www.ees.ac.uk/beni-hasan-al-shu… トラックバック:02018年08月07日 エジプト 続きを読むread more
人間は個人差の大きい動物である…ならばその「個人差」はいつから? 人間は個人差がとても大きい生き物である。 元々持っていた能力がーという意味ではなく、今現在の自分を考えてみてほしい。 あなたは絵を描くのが得意だろうか。では、同時に北極圏に冒険する冒険者が出来るだろうか。 家事が得意で料理が出来る人なら、同時に仕事で一千万稼ぎながらエロゲを極めることは可能? 数学の博士が歴史… トラックバック:02018年08月06日 自分好事 続きを読むread more
言い訳の美術史~「神の姿は刻んではならない(キリッ」からのイコン崇拝への道 「神の像はつくっちゃダメ。偶像崇拝は悪。」キリスト教の母体となるユダヤ教はこれを厳格に守っているのだが、何故か(?)キリスト教では、キリストの肖像が絵画にも像にも、多数見られる。これらを作るにあたり「どのような」言い訳がされてきたのか。また、キリストの生きた時代に描かれた・刻まれた肖像は一つもないにも関わらず、「どのようにして」姿を決め… トラックバック:02018年08月04日 その他の神話・叙事詩 続きを読むread more
19世紀~20世紀に南北アメリカに移住した人口がえげつない。 こないだ、新世界に最初に持ち込まれた犬の遺伝子が現代ではほぼ残っておらず、ヨーロッパからの移住者たちが連れ込んだ犬の遺伝子で上書きされてる…的なニュースがあった。 新世界、失われた最初の「イヌ」の遺伝子。~海を渡った幻の犬たちの物語 https://55096962.seesaa.net/article/201807articl… トラックバック:02018年08月03日 自分好事 続きを読むread more
運動は危険って言われてる猛暑日に登山をするとどうなるの? 山は涼しい? 中の人です今年もモリモリ登ってます。ハイシーズンだからね!! 夏山は今だけのお楽しみだぜヒャッハー (8月後半からは秋になる) 山は上に行くほど気温が下がり、夏山でも3,000m級だと朝の気温が一桁とか珍しくありません。今までの山登りだと、2,000m越えればどんな晴れの日でもだいたい肌寒い感じがしたんですけど今年はちょ… トラックバック:02018年08月02日 自分好事 続きを読むread more
「台風来るしちょっと田んぼ見てくる」が無くなる…? 農業×IoT 台風や大雨の時の定番フラグ、「ちょっと田んぼ/川見てくる」が将来は無くせるかもしれない。 ITの力を駆使して自動で給水状態を確認するなどの試みが始まっているという。農業も高齢化して手間がかけられないとか、後継者不足とかの問題があるので、これは良い試み。というか、こういう新しい発想で需要掘り起こしていく試みは楽しい。(もちろん実現す… トラックバック:02018年08月01日 自分好事 続きを読むread more
極北の糸紡ぎの常識が変わる…パレオ・エスキモーはヴァイキングに教わったのでは無かった 「赤毛のエイリークルのサガ」や、「グリーンランド人のサガ」に書かれた冒険譚――ヴァイキングが北米に到達したのは1,000年ごろのこととされる。その際に彼らが接触したのが「スクレーリング」と呼ばれる先住民。彼らの正体は、ドーセット文化の担い手であったパレオ(古)・エスキモー、あるいはチューニットと呼ばれる極北の民族だったと考えられている。… トラックバック:02018年07月30日 その他の神話・叙事詩 続きを読むread more
やっぱり航海実験が余計だった。「人類誕生」第三集、海を渡るホモ・サピエンス NHKスペシャルでやってた「人類誕生」、最後の第三集をようやく見た。 うんまぁ、第二集までのときに予測したとおり、科博がやってるプロジェクトを無理やりねじ込んできてて、そこの部分めっちゃ要らないやつだった…。 公式ページ https://www.nhk.or.jp/special/jinrui/archive.html#ona… トラックバック:02018年07月29日 自分好事 続きを読むread more
アイルランドで新たにストーンサークルの痕跡が見つかる。 巨石の輪、といえばイギリスにあるストーンヘンジが有名だが、同じようなものはスコットランドにも、アイルランドにも大小様々に沢山ある。そして、それらはみな、鉄器が使われだす以前の、石器時代~青銅器時代の遺跡である。 そんなストーンサークルの一つが、つい最近、畑の中にわずかに残っていた痕跡から発見された。 畑の中なので、表面に使われて… トラックバック:02018年07月28日 その他の神話・叙事詩 続きを読むread more
トリノ聖骸布の真贋論争を新たな視点から…「流れる血の跡の妥当性」 トリノにある「聖骸布」とは、十字架にかけられて死んだイエスの体を、十字架から下ろしたあとに包んだ布―― と言われているものである。包んだ布にイエスの姿が映りこんだといわれているもので、表面に死んだ男の姿が浮かび上がっている。 本でもネットでも情報はいくらでも出てくるものなので細かい説明はおいとくとして、その布には他の多くの聖遺物と… トラックバック:02018年07月26日 その他の神話・叙事詩 続きを読むread more
先住民族の定義でモメる理由が悲しい…アメリカの事例 オーストラリアやアメリカなどで「先住民」と言った場合、イメージするのに苦労する人はあまりいないと思う。また「先住民」と「あとからきた人」も判りやすくて、迷うことなんてないと思うだろう。後から来たヨーロッパの植民者と、元から住んでいた人々の間には、外見上も文化上も大きな違いがあり、区別はつくはずだと。 私がそうだった。 しかし、調べて… トラックバック:02018年07月25日 自分好事 続きを読むread more
使い捨てプラスチック無くそうぜ! の裏側/誰が何のために始めたのかということ 何やら最近になって突然降って湧いたように見える「使い捨てプラスチックはもう廃止しよう」という話。前段となる話に言及するメディアが少ないせいで、なぜか突然、複数の国がこれに賛同して環境に配慮しだしたみたいに見えてるけど、きちんと前段にある「大人の事情」と繋げてみれば、何も不思議な話ではないのだ…。 使い捨てプラスチックが規制されるよ… トラックバック:02018年07月24日 自分好事 続きを読むread more
エジプト・アレキサンドリアで発見の棺が「ミステリー」と呼ばれることのミステリー エジプト・アレキサンドリアで、大きな未開封の石棺が見つかった、というニュースが、ちょっと前に流れていた。 どういうわけか「未開封の棺ミステリー!」とか「アレキサンダー大王の棺かも?!」などと言い出す人がいたが、ちょうど繁忙期に当たっていたのと最初からオチが判ってたので特に言及する気も起きなかった…。 案の定、数日後には中身が開封… トラックバック:02018年07月23日 エジプト 続きを読むread more
フランス「モンブラン登山者多すぎ! 登山規制するで」←妥当 フランスとイタリアの間にある山、モンブラン。 欧州最高峰 4,810m。 富士山より標高が高いあたりからも察することが出来るだろうが、夏でも上の方はそれなりに残雪があり、「ブラン(白)」の名に相応しい容姿をしている山である。そのモンブラン、登山者多すぎ&死者続出で、フランスさんが登山規制を始めたようなんある。 欧州最高峰モ… トラックバック:02018年07月22日 自分好事 続きを読むread more
サイス王朝のミイラづくり施設、サッカラ・ウナス王のピラミッド近くで発見される エジプトとドイツの合同プロジェクト(エジプト側の発表だと「元々エジプトのプロジェクトでドイツやアメリカから専門家を招いた」)で、第五王朝ウナス王のピラミッド近くからミイラづくりの作業場が見つかったというニュースが流れていた。第二十六王朝(サイス王朝)~ペルシア支配ごろのものだとのこと。つまり二千年近く経ってからも、エジプト人はピラミッド… トラックバック:02018年07月21日 エジプト 続きを読むread more