"その他"の記事一覧

現代の大人数都市における食料供給と需要予測について & おまけで古代の話

むかし、「青ヶ島」という離島に行ったことがある。 八丈島から小型船で3時間ほどかけて向かうか、乗れる人数は少ないがヘリを使うのだが、どちらにしても日帰りは不可能なため、島民以外は、乗る前に「宿の予約はしていますよね」と聞かれる。 これは野宿させないためでもあるが、島にはコンビニのような店がなく、食料品店はあるもののインス…

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外国人旅行者(主に欧米)の言う「本物の日本」という言葉のグロさ、植民地時代の残滓について

最近たまに聞く、「外国人旅行者は都会でしかない東京や観光地化された京都を嫌い、本物の日本を探しに地方へ行きたがる」という言説。 これ、単に「もっとオリエンタリズムの強い知られざる名所が見たい」って意味だけじゃないです。  「過去」のまま止まった未開地が見たい、ってこと。 もちろん純粋に日本のことが好きで、有名どころはもう回…

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ケニアに実在した伝説の「人食いライオン」、人食いの裏事情が調査される

19世紀末、まだイギリス領だった当時のケニアで、何十人もの人間を食い殺した伝説の凶悪ライオンが二頭いた。 ケニア~ウガンダ間でイギリスが敷設していたウガンダ鉄道の作業員たちが次々と襲われ、駆除されるまでに人も家畜も大被害を被ったというもの。いわば、アフリカ版「三毛別羆事件」である。 ※概要はWikipediaとかで出てくるので適…

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2000年代初頭の就職事情覚書き。氷河期世代が新卒の頃に見ていた就活とは

氷河期世代、という言葉がある。新卒の頃に就職先がなく、新卒・第二新卒では就職出来ないまま歳を重ねてしまい、今更就職できなくなった人たちの多い世代のことだという。 年代的には1993年から2005年くらいに新卒の就職活動を行った人たち。この世代が厳しかったのは、2009年からリーマンショックによる不景気が再び襲ってきたことで、タイミング…

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現代エジプト、ピラミッドの側に集団墓地ができる。やはり王のお側に眠るのはステータスなのか…?

エジプトさんは人口過多で川沿いの町はもうパンクしてるので、最近では砂漠の中にニュータウンを作って対応している。移転中の(ということになっている)新首都も砂漠の中だ。 で、ギザのピラミッド周辺もどんどん新しい住宅街に飲み込まれつつあって、これ地下の遺構とか壊してねぇか…? と心配しながら眺めていたのだが、ふと、住宅街じゃないものが出…

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国家とインフラ:スーダン東部でダム決壊、原因は「内戦に必死でメンテしてない」

ほとんどニュースで流れなくなってしまったが、2023年に始まったスーダン内戦は絶賛継続中。 しかも反政府軍側がちょっと有利。というかダルフールの現地勢力が台頭して三つ巴になったり、追加で別の勢力もでてきたりで、今こんな状態。首都近辺は反政府組織に抑えられちゃってる。まあ、落ち着いてインフラ整備なんかやってられる状況じゃない。 Su…

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カマキリの雪予報が科学的ではない理由とカマキリの生態「カマキリに学ぶ」

前回、「カマキリは積雪量を予測して卵を生んでいない」=カマキリが雪予報をするという説は誤り、という話について書いた。 きちんと論文を出して一度は学会でも認められたものの、その後、追試などによって否定されたということだ。これは科学的な手法としては正しく、正規の手続きが踏まれている。 カマキリは積雪量を予測して卵を生んでいない。最新…

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カマキリは積雪量を予測して卵を生んでいない。最新の研究結果は果たして定着するのか

少し前、「セミの成虫の寿命は一週間ではなく一ヶ月が正しい。一週間というのは俗説」という研究が出た。 https://www.asahi.com/articles/ASQ8C67CFQ85UTFL00R.html 実際に捕まえた個体に記しをつけて確認した結果なので妥当性は高く、専門誌に論文も載った。だが、その時は話題になったものの…

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昆虫展に行ってきたついで。「昆虫はなぜ海にいないのか」

上野でやってる昆虫MANIACは当然いくでしょ。虫好きだし。 というわけで行ってきた。みっちり2時間くらい気になるコを眺め回してきた。 公式 https://www.konchuten.jp/ で、本編の部分は置いといて、会場で紹介されていた昆虫関連の論文について。 帰ってきてから調べてとりあえず読んでみたのだ…

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アルゼンチンでバッタ大量発生。※イナゴではない バッタ警察だから誤訳にはうるさいよ!

ウォッチの範疇外なのでふーん大変だねって感じで流してるバッタウォッチャーの中の人ですこんばんは。 いやエジプトにも飛来することがあるサバクトビバッタはわりとウォッチしてるんですけど、南米のバッタはその…それほどでは…。 2016年に「過去最大級の」バッタ大量発生を食らい、その後も2020年くらいまで定期的にバッタ大量発生のニュー…

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でっっっか…「巨大恐竜展」、マジでデカいやつがいた(ティタン族)

いやティタン族っていう言い方が正しいかどうかわかんないんだけど。 目玉はパタゴニアで見つかった巨大な恐竜パタゴティタン、福井県で見つかったフクイティタンとかで「xxティタン」って名前ついてるから、ギリシャ神話勢はニッコニコになるやつだと思う。ティタン(巨人族)、マジでデカい。 ちなみにティラノティタンというのもいて、名前のせいでティ…

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東京に住む都会派カワセミと仲間たち「カワセミ都市トーキョー」

人の密集した環境は読み物がないとストレスに耐えきれない中の人ですよ。移動が多い週はとにかく本がほしいのです。 というわけで本屋適当に漁って見つけた本。なかなか面白くて一気に読めた。 カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049) - 柳瀬博一 ざっくり内容をまとめると、「カワセミといえば清流の鳥のイメ…

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水不足のエジプトさん、海水淡水化施設を増設。人々はナイルを離れ新天地へ…

雨の降らない国エジプトでは、ナイルは過去五千年に渡り、唯一の確実な水源だった。古代エジプト文明はナイルのほとりに生まれ、栄えた。 だが今、エジプトは、首都を砂漠の中へ移し、上流に作られた多数のダムによって水量の減ったナイルを頼りにしない道を歩み始めている。 Egypt Ramps Up its Desalination Effo…

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知ってる人にはおさらい程度だが、主要なところは学習できる「人工知能の哲学入門」

お仕事関連で読んだ本の読書感想文はだいたい社用SNSに上げるんだけど、連休中はどうせ誰も見てないので趣味のほうに書いておく。 人工知能、いわゆるAIの最近の動向と、知能とは何か? AIを利用することによる倫理的な問題とは? みたいな話のエッセンス部分を集めた本が出ていた。 人工知能開発の歴史や最近の技術的なトレンドなどの部分は、G検…

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