"その他"の記事一覧

陸の氷、全部抜く。およそ40万年前、グリーンランドの氷床が全部溶けていた

グリーンランドが本当に「グリーン」に覆われていた時代があった、という研究。 過去100万年の間に2回は氷がほとんど溶けており、少なくとも1回、おそらく40万年ほど前には、氷が全くない時代があったはずだ、という。 この研究は、1966年にアメリカ陸軍の工兵隊がボーリングで回収していた氷床の下に眠るサンプルが、最近になってデンマーク…

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バッタの嗅覚がガン発見に役立つ…? サイボーグ・バッタは人類の未来を変えるか

科学系のニュースを適当にザッピングしていたら見つけたこれ。「バッタの嗅覚でガン細胞が発見できるかもしれない」という話に、ん…? となった。一瞬フェイクニュースかと疑う内容だが、ガチである。 Locusts Can Smell Cancer, And It Could Give Us a Brilliant New Way to S…

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ウニの美味しさを理解(わか)らせたい。カリフォルニア海岸にウニ大量発生→アメリカ人食べられない

アメリカ西海岸でウニが増えすぎて、ケルプ(大型コンブ)の森が食い尽くされ海底が焼け野原のようになってしまうという被害が出ているらしい。 ウニを食べてたラッコを乱獲したり、海が富栄養価したり、温暖化でウニにとって良い気候になったりと条件がいくつか重なったせいだそうで、駆除が追いつかないので食べてどうにか出来ないかと試みているのだが、そも…

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ノルウェーのネットオークションで購入されたアクセサリー、ヴァイキング時代の遺物が紛れていたと判明する

ネットオークションのガレージセールみたいなとこで、まとめて古いアクセサリー類を購入したら、その中にヴァイキング時代の本物の金の指輪が紛れていた、という嘘のような本当の話。これは気づいた購入者がエライな…という感じ。 Gold Viking ring unexpectedly found in stash of 'cheap jew…

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エジプト、発電大国へ。何といっても太陽が…輝いてるから…

エジプトはかつて、ナイル川に作った巨大なダムらか得られる水力発電にかなり依存していた。 国内で産出した石油を使った火力発電を足しても需要をまかない切れず、停電が頻発していた時代もあった。しかし、もはやそれは過去のものになろうとしている。 エジプトからスーダンへ売電開始、太陽光・風力発電が増加 https://www.jetro…

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「投票」は果たして本当に民主主義の基本なのか。現代における意味合いの変化について

選挙があるたびに報道されるのが、投票率である。 かつては70%くらいだったものが、近年はだいたい50%程度で推移している。高齢者ほど投票率が高い、という統計も出ているが、投票を自然な義務と感じている世代がそこまでなのだろう。今の40代以下が、60歳以上になった時に投票場に通っているかというと、ちょっと怪しい。 つまり今後も上がる…

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サウジアラビアで2年ぶりの「ハッジ」開催、全世界からイスラム教徒が詰めかけ大混雑に。

コロナ禍も薄れ、日本でも最近では観光産業などが復活の兆しを見せ始めている。 そんな中、世界最大級の「祭典」、イスラム教徒にとって一生に一度の旅行である大巡礼(ハッジ)が、今年はニ年ぶりに開催されている。 どんなことやるの? というのは以下を参照。 ハッジ2022ガイド:期間中に巡礼者が行うこと https://www.a…

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生命の冒涜か、新たな可能性か。「三倍体」海産物の台頭

デパ地下の海産物売り場に三倍体牡蠣が並んでいて「ん?」となった。少し前まで実験段階だったはずなのだが、いつのまにか広く流通するまでに実用化されていたらしい。 【研究報告】「交配×三倍体」で作られる新しい牡蠣品種。「収益改善×環境配慮」を実現するこれからの養殖業を支援 https://prtimes.jp/main/html/rd…

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日本のバッタ研究者たちの本気。「バッタの大発生の謎と生態」

いい本が出てるんじゃーん! ということで早速読んでみた。 コロナ禍が始まった頃に話題になっていた、サバクトビバッタ大発生に関する本である。ついでに、日本で大発生を引き起こすトノサマバッタについても説明してあり、両者の違いや、日本にいるトノサマバッタの遺伝的多様性などについても解説があるので、幅広く面白い。 バッタの大発生の謎と生…

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月のカケラとゴキブリとオークション。アポロ11号の遺産、NASAが返還要求を出す

アポロ11号といえば、人類史上はじめて月面に人間を送り込んだ、歴史に残るミッションである。 映画化もされているし、書籍も沢山出ているので詳しくはそちらで調べてね、というところだが、その時に宇宙飛行士たちが持ち帰ったものに「月の石」がある。 その「月の石」を砕いた塵が、なんとどういうルートでか流出、オークションにかけられ、NASA…

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イカの持つ意外な知性と、「それでもやっぱりイカは美味しい」

イカは体に見合わない巨大な脳を持ち、社会性があり、一部の動物にしか確認されていない自己認識すら機能として持っている―― そんな内容なのに本の帯が「それでもやっぱり、イカは美味しい」になっているあたり、イカ食いまくってきた日本人ならではの胃袋の呪縛を感じてちょっと笑ってしまう。そんな本である。 イカの心を探る 知の世界に生きる海の…

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キリンの首はなぜ長い? お前の命<タマ>を狙うため。ロマンの欠片もない研究結果が発表される

キリンの首が長いのは、星のキャンディー舐めるためはなく、あの首を武器として敵をブチのめすためだったのでは、という研究が出ていた。 最初半笑いで、いやいやwみたいな感じで読んでたけど、わりとガチな内容だったので途中からスッ…て真顔になってた。え、そうなんだ。ダーウィンの言うように高いところの食べ物をとるためじゃ…無かったん… Se…

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エバーグリーン事件は布石だった…? エジプトさん、観光産業の大打撃をスエズ運河でカバーする

スエズ運河で台湾のエバーグリーンが所有するコンテナ船が座礁したのは2021年4月のこと。 その時に「損害賠償」として多額の要求があったことは記憶に新しい。 参考 https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/07/436e13cb844937c9.html "現地報道によると、スエズ運河庁は水…

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蝶の羽根の色は曜変天目に似ている。自然界の「美」と人工の「美」の違いとは

5月目前ともなれば春生まれの蝶も舞い始める頃。晴れた日に外に出ると、優雅に花々の間を舞っている蝶たちの姿が見られるようになった。 それでなんとなく眺めていて、ふと、曜変天目っぽい蝶がいるな、、、と気がついた。 ルリタテハである。 写真だけだと全然伝わらないが、この蝶は羽根に瑠璃色の筋を持ち、その部分は、光の当たる加…

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その気候は「令和ちゃん」のせいではない。~地球の気候は昔から不安定だという話

4月の半ば頃、前日まで20度まであがった気温がいきなり10度まで叩き落されるような変動があり、周りではわりと体調を崩している人がいた。「令和ちゃんは気候調整が苦手」というのがSNSの定番ネタになっているところもある。 しかし、…しかし、である。 そんなの毎年なんである。 いや、つか、みんな記憶消えてない?? もう20年も前…

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