"その他"の記事一覧

食虫植物「いいこと思いついた。お前、俺の中で糞をしろ」※学術的な話です

食虫植物であり、観葉植物としても売られているネペンテス。 ウツボカズラとも呼ばれる。こういう感じのツボの中に溜めた液体で、足を滑らせて落ちてきたハエやアリなどを溶かしてしまうというやつだ。 これらの植物は、栄養素の乏しい土地でなんとか生き延びるために肉食になったのだと考えられている。だが最近では、なんと「虫をとらえて栄養…

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レーザーで害虫を撃ち落とせ。マンガみたいな技術が実用化されようとしている件

ここ最近、農業従事者の人口減で手間の掛からない農業が求められるようになってきている。 そんな中で害虫駆除はけっこう大きな問題で、特に夜に出現するガは農薬でも駆除しづらくてなかなか厳しいという話を聞いていた。だがなんと、低出力のビームで撃ち落とせる技術が開発されているというのだ。 ビームで! ガを撃ち落とす! なんかあれで…

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ネアンデルタール人のDNAが現代人の免疫を左右する。新たな知見が開く「現生人類生存の理由」

まず、ここまでの流れを自分の把握できている範囲でおさらいしたい。 ●ここ15年くらいでDNAの分析技術が発達し、現生人類とネアンデルタール人、デニソワ人が混血していたことが明らかに  ⇨人類の祖先とネアンデルタール人、多くの子孫残していた ●デニソワ人の骨はチベット~ロシアあたりから多く発見されており、混血が起きたのもユー…

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ナミブ砂漠のフェアリー・サークル、シロアリ説も否定。最後に残ったのは「植物界の水利権」

ナミブ砂漠には、植物が生えてこない丸い地面が点在しており、半世紀も前から色んな学説が出ては消えている状態で、どうやって出来るのかが謎のままとなっている。 そんな中、近年、一つずつ仮説が否定されていっている まずはこれ、「有毒な植物が他の植物の成長を阻害している」説の否定。 妖精は砂漠に踊る。ナミブ砂漠に出来る謎の「フェアリ…

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【マジか】北海道の天然記念物「ヒブナ」、実は100年ほど前に新たに誕生した種だったことが判明

鮮やかな体色を持つ「ヒブナ」、色合いからして「金魚との交雑」説があったものの決定打もなく、「突然変異では?」と言われてきたのが、やっぱり金魚との交雑で、しかも100年ほど前に新たに誕生した種だったことがDNAの解析から判明。 種ってそんな簡単に発生するものなんだ? っていうのと、従来言われてきた「フナと金魚は交雑出来ない」っていうのは…

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トンガ噴火で気候変動? その理由は火山性ガスではなくまさかの「水蒸気」

今年1月に起きたトンガの大噴火。 火山噴火は大量の火山性ガスを噴出するものだし、今回は成層圏まで到達するような大噴火だったので、寒冷化など気候変動に結びつく可能性はあるのでは…。と思っていた。 その研究で興味深い論文が出ていた。 今回の噴火は火山性ガスとしてはあまり出ていない。(おそらく海水に吸収されて放出されなかった) た…

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2022年夏、北半球の渇水まとめ。いろんな遺物が出てきましたよね

今年の夏は世界各地で渇水が発生、各地で「水没していた遺跡が出てきた」「川底の恐竜の足跡が出てきた」「川の中にあった昔の碑文や仏像が出てきた」のようなニュースがたくさん流れていた。 だが、結局どこが渇水だったのかのニュースを探していくと、なかなか面白い結果になっていた。 ほとんどの渇水地域は、普段より雨が降らなかった地域と、降った…

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エジプトさん、環境NGO団体の活動を締め付ける →実は今まで色々あったからです

こんな記事が流れてたんだけど、あーこれ書いた人は今までの経緯知らんのやなあ…ってちょっと思ったので代わりに書いておく。 エジプト、環境団体の活動困難に 政府が締め付け―国際人権団体 https://www.jiji.com/jc/article?k=2022091300636&g=int まずエジプトさんが厳しく扱…

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スパコン的な敵は排熱口を塞げば倒せる。リアルで考える近未来SF

最近はAIに絵を描かせるのが流行ったり、スパコンで演算処理された災害予測が日常生活でも触れられるようになってきたりと、何かとコンピュータの高性能化が取り沙汰されるようになってきている。 もっとSFや現代が部隊のファンタジー作品では、だいぶ前から「人間を越える知能を持つ人工知能」という存在が活躍していた。指示を出していたボスの正体がデカ…

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荒ぶるナイル川、スーダンは今年も洪水被害に

ナイルの増水は、毎年雨季から秋にかけて発生する現象だ。古代エジプトのイメージから「ナイルの恵み」と思われがちだが、それは自然を利用する側に灌漑などの準備ができていて、人間の予測範囲内で水位が上昇するから言えることであって、想定外の水位は深刻な被害をもたらす災いとなる。 ここのところ、ほぼ毎年のように異常な水位の上昇が発生しているスーダ…

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現代エジプトの地下水資源と、水争奪戦の行方とか

エジプトは国土の90%以上が砂漠で、ほぼナイル川沿いにしか人が住んでいない国だ。なにしろ水がないので人は住めない。 川沿い以外で水があるのは西方砂漠のオアシスくらい、――なのだが、実はエジプトの地下には巨大な帯水層が眠っている。 ヌビア砂岩帯水層(Nubian Sandstone Aquifer System)と呼ばれる、約3万…

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陸の氷、全部抜く。およそ40万年前、グリーンランドの氷床が全部溶けていた

グリーンランドが本当に「グリーン」に覆われていた時代があった、という研究。 過去100万年の間に2回は氷がほとんど溶けており、少なくとも1回、おそらく40万年ほど前には、氷が全くない時代があったはずだ、という。 この研究は、1966年にアメリカ陸軍の工兵隊がボーリングで回収していた氷床の下に眠るサンプルが、最近になってデンマーク…

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バッタの嗅覚がガン発見に役立つ…? サイボーグ・バッタは人類の未来を変えるか

科学系のニュースを適当にザッピングしていたら見つけたこれ。「バッタの嗅覚でガン細胞が発見できるかもしれない」という話に、ん…? となった。一瞬フェイクニュースかと疑う内容だが、ガチである。 Locusts Can Smell Cancer, And It Could Give Us a Brilliant New Way to S…

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ウニの美味しさを理解(わか)らせたい。カリフォルニア海岸にウニ大量発生→アメリカ人食べられない

アメリカ西海岸でウニが増えすぎて、ケルプ(大型コンブ)の森が食い尽くされ海底が焼け野原のようになってしまうという被害が出ているらしい。 ウニを食べてたラッコを乱獲したり、海が富栄養価したり、温暖化でウニにとって良い気候になったりと条件がいくつか重なったせいだそうで、駆除が追いつかないので食べてどうにか出来ないかと試みているのだが、そも…

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