"人文学"の記事一覧

そういや出してなかった、ってことで 2025年 考古学10大発見(ARCHAEOLOGY magazine版)

2025年版をまだ出していなかったのを思い出したので、後追いでやっておくことにした。 が、今年はなんかちょっと…編集者変わったのか方針が変わったのか、いつにも増して微妙な感じのチョイスに。 Top 10 Discoveries of 2025 https://archaeology.org/collection/top-10-…

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アルジェリア(6) 奇岩の風景と砂漠の風

ここまでは砂漠の中に人間の残した遺跡についての話だったが、今回行った場所は自然造形物も美しい土地だった。 というか、風景・景観での景勝地としても売りだされており、今回参加したツアーも半分が岩絵、もう半分が砂漠の風景を目玉とした構成にななっていたので、その残り半分についても書いておこう。 サハラは意外と緑の多い土地であり、砂の多い…

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人類の祖先種はアウストラロピテクスの中の「どれ」なのか。進化論懐疑派も入り乱れてカオスになる

年末だったので、騒動を見てはいたものの内容をまとめきれていなかった。改めてメモしておきたい。 人類の祖先種が何なのか、について、専門家・専門外の人入り乱れてなぜか謎の議論沸騰になっている。 以下のサイトでもコメント欄がなんか盛り上がってて、わけわからんことになっているのが見て取れる。 Scientists claim 'Luc…

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【ゆく年】遅い春、大量の残雪の暑い夏、いつもどおり遅い秋、一気にくる冬【くる年】

今年は季節の緩急がちょっとおかしかったっすねー。 桜が咲くのが2週間くらい遅れてて、桜まつりの会期中に満開にならなかったり、4月も遅い時期になってから咲いたり。冬の積雪が多かったんで夏は暑かったけど山は残雪がすごかったし、なかなか雪が溶け切らず、溶けたと思ったらあっというまに秋が通りすぎて一気に冬へ。 季節のスピードに…ついていくの…

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来年は午年なので、過去のウマ記事と古代エジプトのウマについてのおさらいから

来年は午年ですね! でもこのブログ、干支二周くらいしてるのでもう時事ネタは使い果たしちゃってるんですよ、あっはっは! ちなみに前回2014年のウマ年記事はこちらですね。 https://55096962.seesaa.net/article/201401article_1.html というわけで、今回は過去に書いた記事のお…

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大エジプト博物館、雨漏りで盛り上がる。エジプト政府「想定どおりだ!」

何かと話題にことかかない大エジプト博物館。今回は「中庭に雨漏りした」という話題でもちきり。 映像はインスタなどに上がっているが…まあ、うん…。なかなか豪快に降ってるなコレ。 https://www.instagram.com/925mea/reel/DSP01MnDAaI/ “No threat to artifacts”: …

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アフリカの歴史を俯瞰する本「アフリカの歴史」

タイトルそのまんまの内容の本である。 この手のタイトルをつけてる本はよくあるが、そこに最初に違和感を覚えなければならない。 たとえば「アジアの歴史」というタイトルだったら、ん? と思わないだろうか。アジアって言われても広いぞ…インドも中国も東南アジアも入るけど…? もしヨーロッパのどこかの国で「アジアの歴史」なんてタイトルの本が…

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行方不明になっていたニウセルラー王の河岸神殿(ピラミッドとセットになるナイル川沿いの神殿)が発掘される。100年以…

古王国時代随一の苦労性ファラオ、ニウセルラー王の河岸神殿が発掘されたというニュースが流れていた。この神殿、 Remains of King Nyuserre’s Valley Temple uncovered in Abusir https://english.ahram.org.eg/NewsContent/9/40/5585…

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フローレス島の小型人類は気候変動で絶滅した? 長期の気候変動記録が明らかに

インドネシアにあるフローレス島には、かつて現生人類とは別の小型化した人類が住んでいた。ホモ・フロレシエンシスと呼ばれる人類で、今のところ、現生人類との関係には定説がない。「だいぶ前からフローレス島にいて、島の環境にあわせて小型化していった」種と考えられているのだが、小型化前はホモ・エレクトゥスだったのか、別のホモ属だったのかすら分かって…

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エジプトのピラミッドは砂漠に建ってない。ぜんぶ岩盤の上! 砂の上に岩山は無理!

えー忘年会の季節ですね。他ジャンルの人との交流もこの季節ならでは。 というわけで今日は、エジプトあんまり詳しくない一般人と話してて久々に「えっ、そこからなんだ」と衝撃を受けた話を説明しとこうかなと…。 エジプトのピラミッドは、砂漠の中にありません。 すべてナイル川沿いの硬い岩盤の上にあります。 ピラミッドは! 砂…

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青森の地震で展示品の被害が出てエジプト展中止。さすがに震度6強は想定外か

12/8に起きた最大震度6強の地震で被害を受けた青森。ちょうどその青森で開催中だったエジプト展が、展示品への被害もあり会期中に中止となってしまった。どこの美術展も最終盤は混雑するので、行くかどうか迷ってた人とかは残念な結果になってしまった。 八戸市美術館(青森)が「古代エジプト美術館展」の中止を発表 地震の影響で12月15日までの…

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クリスマスといえば…。というわけで、シチメンチョウの家畜化の歴史について調べてみた

もうじきクリスマス。クリスマスといえばシチメンチョウ。というわけで今回はシチメンチョウの話。 シチメンチョウは新大陸で家畜化された数少ない動物だ。新大陸産の鳥なので、当然、ヨーロッパのもともとのクリスマスにシチメンチョウを食べる風習などない。 あれは新大陸に進出していったヨーロッパ人が現地人に振る舞われたのがきっかけで定…

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エジプトのグリフィンは早く飛ぶか。幻獣だと思ってたものがグリフィンの変形だった件について

もうかれこれ8年ほど前、コロナ禍の前に「ケルビムはスフィンクスかグリフィンか」という講義を聞きに行った。講義者の先生は、1時間枠で語りたりなさそうな顔をしていたのだが、その後、グリフィンネタだけで一冊本が出ていたことを知った。 ものすごい情報量の濃さで、そりゃ元の研究がこのボリュームだったら1時間で語り尽くせねえよ、いやむしろあの…

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モアイ像は氏族社会として作ってた? 採石場の作業パターンの分析から

太平洋のど真ん中にある火山島、イースター島全体の航空写真の分析から、モアイ像がどのように作られていたのかを分析してみたところ、どうも中央集権的な作り方をしていたようには思えず、氏族単位でてんでバラバラに動いていたように見えるよ。という研究論文が出ていた。 Megalithic statue (moai) production on…

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AIで捏造された画像が出回り、動画ですら審議判定の難しい時代に。/これまでの時代との判断の難しさとは

ディープ・フェイクという言葉がよく知られるようになったのはアメリカ大統領選挙のあたりからだったと記憶しているが、最近では一般人でも簡単に高性能なAIにアクセス出来るようになったこともあり、AIによる捏造画像・動画がSNSに広く出回るようになってきた。 見たものそのまま信じられない時代の到来である。 既に以下に書いたが、画像だけで…

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