"人文学"の記事一覧

ガチな全史やろうとするとまあこうなるわな、という本「アフリカ全史」

少し前に「アフリカの歴史」という本について、「このサイズでアフリカ全部の歴史を網羅的に書くのは最初からムリ」という話を書いた。(なので、その本では裏的に書くのではなく俯瞰的な内容を書いていた) が、「アフリカ」という括りで、その内実をほぼ余すところなく書いた本が最近出ている。 図鑑 アフリカ全史 - DK社, 松田 素二 …

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かつてサハラが湿潤だった時代に存在した大河と、ナイル川との意外な関係について

サハラ砂漠がかつて緑だった時代、そこには大河があった。という話がある。 調べてみたら、どうもナイル川と比較しての研究もあるようで、意外なところが繋がっていた。 African humid periods triggered the reactivation of a large river system in Western S…

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エジプト神話で猫は月の女神?→それはギリシャ神話と混じって以降の話。基本的に猫は太陽属性

猫の目の瞳孔が開いたり細くなったりすることから月と結びつけられた、エジプト神話では猫は月の女神である…という言説を見かけて、「え、そんな神話見たことないんスけど」となった。 ソースどこよ。と思って調べてみたのだが、どうも昔放映された「世界ふしぎ発見」だったらしく、あー…じゃあまあ間違えててもしょうがないね…という感じ。 世界ふし…

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内容が偏っているからこそチョイスの項目が面白い「メソポタミア文明入門」

移動の時間つぶしに、なんでもいいから適当に読むべ。と適当にポチって読み始めた本。 タイトルと著者名からして無難な内容だろうとは思っていたが、まあ無難。というか他の本で読んだことある内容をコンパクトにまとめたもので、初心者向けならいいだろうが、もう少しディープな内容が読みたい人には物足りないだろうなあという感じではあった。 メソポ…

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微妙に消化不良だが問題提起としてはど真ん中「ケルトとは何か」

新刊コーナーにあったので読んでみた。 タイトルのとおり、「ケルトとは何か」がテーマの本で、前半は、これまで「ケルト」の名のもとに語られてきた音楽、芸術、服装、ハロウィンなどの祭り、伝承などの起源は古代まで遡れるようなものではなく近代のもの、古くても中世後期くらいまでしか遡れないという話。つまり、それらは古代の「ケルト人」のものではない…

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古代エジプトで神と崇められたワニ、実は「ナイルワニ」と「西アフリカワニ(セベクワニ)」の二種類存在した:最近判明し…

ここまでの経緯: アルジェリア南方のサハラ砂漠に岩絵を見に行ったら、途中立ち寄ったオアシスの村になぜかワニの干物が展示されていた →なんだこれ? →帰国して調べたら、サハラが砂漠化する過程で取り残されて、最近まで近くに生き残っていたワニらしい →DNAが解析され、10年くらい前に新種として成立していた →エジプトミイラを調べた…

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インドネシア・スラウェシ島の岩絵は6万7千年前のものと発表、世界最古だというのだが…?

インドネシア・スラウェシ島の洞窟のステンシル岩絵の年代測定が行われ、最古のものは6万7千年前のものと判明したそうだ。 世界最古の岩絵はこれになる、とのことだが、元論文見ると年代のバラつきがちょっと気になった。あとで年代修正来るかもしれんなと思ったのでメモしておく。 Rock art from at least 67,800 ye…

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アルジェリアで見た謎のワニ干物の正体。サハラ砂漠が乾燥化したあとも生き残っていた西アフリカワニがいたらしい

アルジェリアの南、ジャネットの街にある小さな博物館に展示されていた、謎のワニの干物についてちょっと調べてみた。 ラベルはついているものの他になんの説明もなく、下にムフロンのツノみたいなのがあることから、かつてサハラが緑だった時代に生きていた動物かな? と思っていた。でもそれにしちゃあ妙に新しい…。 あれこれググってみたと…

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そういや出してなかった、ってことで 2025年 考古学10大発見(ARCHAEOLOGY magazine版)

2025年版をまだ出していなかったのを思い出したので、後追いでやっておくことにした。 が、今年はなんかちょっと…編集者変わったのか方針が変わったのか、いつにも増して微妙な感じのチョイスに。 Top 10 Discoveries of 2025 https://archaeology.org/collection/top-10-…

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アルジェリア(6) 奇岩の風景と砂漠の風

ここまでは砂漠の中に人間の残した遺跡についての話だったが、今回行った場所は自然造形物も美しい土地だった。 というか、風景・景観での景勝地としても売りだされており、今回参加したツアーも半分が岩絵、もう半分が砂漠の風景を目玉とした構成にななっていたので、その残り半分についても書いておこう。 サハラは意外と緑の多い土地であり、砂の多い…

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人類の祖先種はアウストラロピテクスの中の「どれ」なのか。進化論懐疑派も入り乱れてカオスになる

年末だったので、騒動を見てはいたものの内容をまとめきれていなかった。改めてメモしておきたい。 人類の祖先種が何なのか、について、専門家・専門外の人入り乱れてなぜか謎の議論沸騰になっている。 以下のサイトでもコメント欄がなんか盛り上がってて、わけわからんことになっているのが見て取れる。 Scientists claim 'Luc…

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【ゆく年】遅い春、大量の残雪の暑い夏、いつもどおり遅い秋、一気にくる冬【くる年】

今年は季節の緩急がちょっとおかしかったっすねー。 桜が咲くのが2週間くらい遅れてて、桜まつりの会期中に満開にならなかったり、4月も遅い時期になってから咲いたり。冬の積雪が多かったんで夏は暑かったけど山は残雪がすごかったし、なかなか雪が溶け切らず、溶けたと思ったらあっというまに秋が通りすぎて一気に冬へ。 季節のスピードに…ついていくの…

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来年は午年なので、過去のウマ記事と古代エジプトのウマについてのおさらいから

来年は午年ですね! でもこのブログ、干支二周くらいしてるのでもう時事ネタは使い果たしちゃってるんですよ、あっはっは! ちなみに前回2014年のウマ年記事はこちらですね。 https://55096962.seesaa.net/article/201401article_1.html というわけで、今回は過去に書いた記事のお…

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大エジプト博物館、雨漏りで盛り上がる。エジプト政府「想定どおりだ、問題ない!」

何かと話題にことかかない大エジプト博物館。今回は「中庭に雨漏りした」という話題でもちきり。 映像はインスタなどに上がっているが…まあ、うん…。なかなか豪快に降ってるなコレ。 https://www.instagram.com/925mea/reel/DSP01MnDAaI/ “No threat to artifacts”: …

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アフリカの歴史を俯瞰する本「アフリカの歴史」

タイトルそのまんまの内容の本である。 この手のタイトルをつけてる本はよくあるが、そこに最初に違和感を覚えなければならない。 たとえば「アジアの歴史」というタイトルだったら、ん? と思わないだろうか。アジアって言われても広いぞ…インドも中国も東南アジアも入るけど…? もしヨーロッパのどこかの国で「アジアの歴史」なんてタイトルの本が…

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