文庫で復刻されたお手軽入門書「ジャイナ教入門」。不殺の宗教でも、やっぱり派閥争いってあるんだぁ

移動中になにか読むもんないかなーと適当に探していたらよさげな本があったので、いつものごとく適当に手に取り、適当に読んでみた。 日本語の資料がそこそこあるので、日本ではわりと知ってる人の多そうなイメージのある「ジャイナ教」についての概要入門書である。昔出たものの文庫化再販らしい。 ジャイナ教 (講談社学術文庫 2921) - 渡辺…

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アルメニアで古い壁画が発見される。時代的にウラルトゥ滅亡と時期が被るかも

アルメニアのエレバンで発掘していたアルメニア・フランスの合同隊が、紀元前6世紀頃まで遡る古い壁画を発見したらしい。 見た目からしても古代風で、「もしかしたらウラルトゥに遡るかも」という情報があったので、今後が気になるからメモしておくことにする。 French-Armenian archaeological team discov…

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科学の体裁を借りて明後日の方角に行ってしまった謎論文「月神トートの神聖動物に狒々がいるのは体毛の反射光が理由!」

古代エジプトの神々には、神聖動物と呼ばれる動物の化身がある。有名どころだと猫の姿をとるバステト女神。頭がネコの女性形態の時もあれば、完全な猫型の時もある。 同じように、知恵の神、月神トート(トト、より古い時代にはジェフウティとも)には、神聖動物として黒トキとヒヒの二種類の姿が設定されている。 トキについては、ピラミッド・テキストの中…

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マケドニア兵あんま泳げないけど、エジプト兵は泳げる。水泳出来ないと暮らせない地域について

プトレマイオス朝創設期についての本を読んでいたら、「ペルディッカス率いるマケドニア軍の兵たちは泳げなかったので、ナイル川に阻まれてかなりの数が溺死した」という話しが出てきて、あーまあ、彼ら川で暮らしてたわけじゃないからなあ…と思った。 マケドニア兵がそもそも重装備過ぎたのもあるだろうが、内陸で海に面しているわけではなく、大河も無い…

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ヌビア王朝の王位継承は母系か父系か。解釈は色々あるが、見つけた資料を貼っておく

古代エジプトの王位継承は、基本的に「父から息子」である。 しかしヌビアの王朝は母系であるという説が昔から根強くあり、戦略シミュレーションゲームCivでもヌビアは「女王の国」として登場する。 だが、エジプトに倣って設定したファラオ位は常に男性。どっちだよ…と思って、ちょっと資料探しに行ってきた。 日本語の論文でいいのあったので紹…

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古代エジプトの王位継承は父から息子の男系だが、「姉妹と結婚する」風習がいつからなのかを調べてみた

かつて、古代エジプトの王位継承が女系ではないかと言われていた時代があった。近親婚の多さから、正妃の娘である王女との結婚によって王位継承権を得ているのでは、と考えられたのだ。 しかし、その後の研究によって、姉妹と結婚しているケースは意外と少ないこと、姉妹と結婚しなくとも確固たる王位を継承出来ていること、皇太子という王位継承者の称号は…

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古代エジプト・中王国時代の王女たちは弓術を嗜んでいた? 物議を醸した論文、論文本体は普通なのに最後の「考察」だけ思…

今年のはじめまで豊洲で開催されて開催されていた「ラムセス大王展」。そのイベントの会場中ほどに展示されていた目玉展示の一つが「イタ王女の短剣」だった。 ※写真などはイベントで撮影した写真入りの記事を参照 そのイタ王女を含む同年代の王族たちの遺骨、いままでちゃんと調べてなかったから調べてみたよ! という論文が出ていたのだが、なんだか…

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いま、歴史もの創作が熱い。が、古代エジプトがテーマの商用創作はないので過去に自分が書いたやつ再掲しときますねー

今季はなんだか歴史もの創作のアニメ化がアツいですね。「ワールド・イズ・ダンシング」「逃げ上手の若君(二期)」「天幕のジャードゥーガル」、そして来年はさらに「ヒストリエ」も来る…! でも古代エジプトのアニメはありません… そもそも、いまアニメ化されてきている他文化圏・時代の作品のように、歴史考証頑張って、史実と創作の隙間をいい感じ…

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日本古来の宗教では山はご神体。だが古代エジプトにも「山がご神体」の女神様がいるぞ

エジプト神話詳しい人なら、タイトルだけで「あーあの女神様ね」と分かったかもしれないが、少々の前口上にお付き合い願いたい。 日本では、山そのものがご神体の女神様が何柱もいる。有名どころでは富士山をコノハナサクヤヒメの象徴とする信仰。 山がちな国で、特徴的な美しい山容の山も多いだけに、山岳信仰の歴史は古く、数や種類が豊富なのは当然と…

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古代エジプトの墓、造られた直後は「いい匂い」だった可能性が高いよ。匂いにこだわる埋葬について

古代エジプトの墓、というと、なんか薄暗い地下、かび臭い空間、というイメージが強いと思う。実際、いま観光に行くと、そのイメージどおりの空間が広がっている。 だが、それは造られてから何千年も経っているいまだから、であり、造られた当時はおそらく「いい匂い」もしくは、「清浄な香り」とでも言うべきものが付与されていた。 意外と忘れられ…

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登山者なら一読の価値あり、写真入りなのがわかりやすい「山の観天望気」

買い物ついでにちょっと涼んでいくべか。と図書館の寄り、なんとなく手に取った本。 登山する時、スマホの天気予報だけではなく空模様や雲の動きを確認するのは必須なのだが、その「雲の眺め方」、どの山域でどこを見ればいいか、というのを書いてくれている、登山者むけ特化の本である。 知ってる内容がほとんどだったのだが、けっこう面白かった。雲の…

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新王国時代のエジプトと「エジプト属州」、帝国のあり方について

「陛下の奴隷リブ・アダッドは、我が主、我が太陽、王へ申し上げる。我が主の足元に七度を七倍してひれ伏します。」 これは、古代エジプト第18王朝の時代にやりとりされた外交文書、「アマルナ文章」の、ある一つの手紙の書き出し部分である。送り元はグブラ(ビュロス)の王。街が敵に攻められているため援軍を送ってほしい、という嘆願書だ。 ア…

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一見地味だがやってる内容が手間かかりまくり、チチカカ湖の水中考古学

なんとなく流し見していた論文リストの中に、「チチカカ湖の水中からティワナク文化の遺物を拾ったよ」というものを見つけた。 ふーんと思いながら通り過ぎようとして気がついた、…ちょっと待て、…チチカカ湖って標高3,000m越えてる場所なんだが? そこで水中に潜って調査した?? え、どうやって? というわけで、じっくり読んでみた。 ま…

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モンゴル、ヨモギアレルギーが増加中らしい。草原の花粉事情について

モンゴルの奥テレルジに行くと高原植物がたくさん見られる、というので、ほー夏に行くとよさそうだなーと思って調べていたのだが、モンゴル語のサイトを自動翻訳でザッピングしていたところ「8月以降はヨモギとブタクサの花粉症シーズンに入るんで気をつけろ」みたいなことが書かれていた。 ブタクサはまぁ、オーストラリアとかでも聞いたことはあったのだ…

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ヒッタイト人のサンダルはエジプト人のサンダルと材料違う。靴の素材についての覚書き

夏用サンダル買いたいな~と思って通販サイト見てた時に、ふと思いついて調べてみたヒッタイト人の履物の話。 古代エジプト人のサンダルは、各時代の実物が残っているうえによく研究されているので、検索すればいくらでも資料は出てくる。庶民はヤシの葉、パピルスなどを編んだサンダルを使い、王や貴族の埋葬用のサンダルには貴金属で作られたものもある。…

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